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男女が1on1をしている様子

チームのパフォーマンス向上に不可欠な1on1ミーティング、理想の環境とは?1on1ブースのすすめ

2024.08.06

仕事をするうえで、「前も伝えたはずなのに伝わっていない」「メンバーのモチベーションがなかなか上がらない」と感じることはありませんか?コミュニケーションが円滑に取れないことは、マネジメントにおける大きな悩みの一つです。

本記事では、シリコンバレーで生まれたとされる「1on1ミーティング(以下1on1)」が企業内でどのように活用され、チームマネジメントに貢献しているかを解説します。また、制度導入に向けて1on1ブースを活用する環境づくりについてもご紹介するので、参考にしてください。

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シリコンバレーで始まった「1on1」

1on1とは、一般的には上司と部下による1対1の対話の時間を指します。通常の面談との違いは、原則として「部下のための時間」だという点です。互いに話をする点では面談と同じですが、1on1では上司は部下の状況や課題、関心事に目を向けます。部下は自分の話を聴いてもらうことで不安を軽減し、本来取り組むべき業務に集中することができるでしょう。

先進的なベンチャー企業が集まる米国のシリコンバレーでは、上司と部下のコミュニケーション手段として1on1を行う文化が根づいています。シリコンバレーのベンチャー企業では、日々驚異的なスピードで変化と成長を求められますが、同時に人的資源の重要性も深く認識しています。健全な事業の成長を実現するためにも1on1を行い、人間関係を築くための時間を確保しているのです。適切な1on1は、迅速な対応力やどんな困難な状況でも前進する力を養うでしょう。

日本でもフリーランスやパラレルワークなど働き方が多様化し、人それぞれで仕事に対する価値観も大きく変化しています。多くの企業がリモートワークを導入している中、上司と部下のコミュニケーションのミスマッチが、「優秀な人材」の突然の退職につながる要因の一つとなりえます。そこで取り入れたいのが、1on1なのです。

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部下の成長を促す1on1とは

1on1を導入してみたものの「以前と状況が変わらない」「なかなか時間が取れず後回しになってしまう」といった理由で、日常の業務を優先するあまり形骸化するケースも少なくありません。そんなときは、1on1の目的を見直してみましょう。

1on1は「相手のための時間」であり、相手の関心事に耳を傾ける時間です。コミュニケーションは双方向でありながら「聴く」ということを念頭に置いた、会話の場となります。「聴いている」はずが、いつのまにか上司の話ばかりになっていたり、相手の関心事に目を向けるはずが、具体的な業務の話ばかりになっていたりしませんか。

1on1を通して得られることは「相手の信頼」です。人が相手を信頼するプロセスには、自己を受容してもらったという経験が必要になります。部下の「できないこと」に対する改善策にフォーカスするのではなく、相手がどんな気持ちでいるのかにフォーカスしましょう。人は相手が自分のことを理解しようと努める姿勢を感じて初めて信頼し、自己開示できます。まずはシンプルに「聴いてみる」というプロセスを重ねることで、部下にとって1on1が「安心安全の場」となり、抱えている悩みや不安を打ち明けてくれやすくなるでしょう。

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打ち解けやすい環境づくりに役立つ「1on1ブース」

対話を通したコミュニケーションは、正解がないからこそどのように進めていくべきか悩むことも多いですよね。1on1をうまく活用している企業では、対話方法と同じくらいに環境づくりを大切にしています。人に自分の内面を開示するためには、相手と集中して会話ができる環境が必要です。仕切りがないようなオープンスペースだと、会話を聞かれてしまうのではと気になって、安心して開示できません。外部からの視線を軽減できる気密性・遮音性があり、ほどよくクローズな環境であることで、互いに打ち解けやすい空間となるでしょう。

これから1on1の導入を検討している場合だけでなく、すでに導入していて運用方法を改善したいと考えている場合、1on1ブースを設置することがおすすめです。

いずれも、今までのオフィスレイアウトを大きく変えることなく設置できます。安心安全の空間づくりができれば相手の表情がよく見え、相互理解も深まるでしょう。また、1on1はいつも同じ場所で行う必要がありません。コクヨの1on1ブースを活用し、目的に合わせて居心地のよい空間を演出してみてください。コミュニケーションの取りやすい席配置づくりを楽しんで、1on1を継続していきたいですね。

まとめ

1on1の目的は、他者との信頼関係の構築にあります。不安の解消や情報交換に活用することで、チーム全体のパフォーマンス向上にもつながるでしょう。忙しくてチームとして余裕が見られないときこそ、前に進むためにも1on1を活用してみてください。一呼吸を置いて、以前よりも伸びやかに前に進んでもらえるかもしれないですね。

*fizkes, Andrey_Popov / shutterstock

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