• HOME
  • 労働実務事例

労働実務事例

提供:労働新聞社

このエントリーをはてなブックマークに追加

時間外労働6カ月の上限枠は?

「労働新聞」「安全スタッフ」(2009年1月~12月掲載文)
法改正等で現在の正確な内容と異なる場合があります。

[ 質問 ]

 当社は、時間外労働の上限を1カ月45時間、1年360時間と定めています。
 協定の始期から6カ月で定年退職する人は何時間の上限が適用されるのでしょうか。3カ月の限度120時間の2倍で240時間まで可能なのでしょうか。

愛知・A社

[ お答え ]

 時間外協定では、「1日および1日を超える一定期間」の時間外労働時間数を定めます(労基則第16条)。一定期間には、「1日を超え3カ月以内の期間および1年間」の2種類があります(時間外の上限基準、平10・労働省告示第154号)。
 貴社では、一定期間として1カ月を選択しています。この場合、1カ月と1年の総枠(貴社は、上限基準いっぱいの45時間と360時間と規定)を守れば、十分です。上限基準では、3カ月の上限(1年変形労働時間制を除く)を120時間と規定していますが、仮に業務スケジュールが逼迫したため、3カ月連続で45時間の残業が発生し、合計135時間となっても違法ではありません。
 6カ月で退職予定の人がいても、特別の基準は存在せず、原則どおりの協定が適用されます。240時間枠(120時間×2)を気にする必要はありません。



労働新聞社について

閲覧数(4,792)

キーワード毎に情報を集約!

絞り込み検索!

現在636事例

カテゴリ

表示順

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP