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パテントプール

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       わかっちゃう! 知的財産用語    No.140

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こんにちは!  わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。


 ☆ 本日の知的財産用語


パテントプール


 複数の特許権者が一種のグループを構成し、自分たちが所有している特許
をそのグループが定めた特定の組織に持ち寄って、その組織を通じてグループ
の構成者等に必要な特許権をライセンスする仕組みのことです。



(1) これにより構成員がお互い持ち寄った特許を使用し合うことができます。


 パテントプールの使い方として注目されるのは、標準化された技術のライセ
ンスについてです。

 技術が規格などにより標準化されると、その標準に対応した製品を作ろうと
すると、標準化された技術を使う必要が出てきます。


 そのような標準化技術には特許があることが多いのですが、近年では1つの
標準化技術の中に多数の特許が存在する場合も増えてきました。


 多数の特許権者と個別にライセンス契約をすると、個々の実施料は安くても、
たくさんのライセンスをしなくてはならないので実施料は積み上げられて最終
的には高額になってしまいます。また、たくさんの特許権者と個別に交渉する
手間も大変です。


 そうなると、新製品を作りたい考える企業が、高額の実施料や面倒な手間に
躊躇し、結果として市場の立ち上げや需要の拡大が遅れてしまうことが考えら
れます。


 そこで、標準化技術に関する特許について、パテントプールを利用すること
により、窓口を1つにして一括してライセンス契約できることが望ましいとさ
れています。そうすれば、比較的安価に、しかもスムーズにライセンスを受け
ることができるからです。



(2) パテントプールは、使い方によっては独占活動となるので、その形成や運
 用については独占禁止法で規制されることがあります。


 例えば、合理的な理由がないのに、特定の実施権者(ライセンシー)に対し
てのみ,ライセンス料を極端に高く設定するようなことは独占禁止法で認めら
れません。


 独占禁止法との関係は他にも色々考慮しなくてはならない事項があります。
詳細について興味のある方は、下記の「関連事項と経験談」で示す公正取引委
員会の資料や、書籍を読んで勉強されると良いと思います。



       ☆              ☆


[関連事項と経験談]

(1) 「パテント」プールという呼び名ですが、特許権だけでなく、実用新案権
 や意匠権パテントプールで利用されることもあると思います。



(2) 独占禁止法とパテントプールとの関係については公正取引委員会が公開し
 ている下記の資料をご覧になると良いと思います。


「規格の標準化に伴うパテントプールの形成等に関する独占禁止法上の考え方
 (案)の公表について」
   http://tinyurl.com/yjl3bt


「標準化に伴うパテントプールの形成等に関する独占禁止法上の考え方の公表
 について」
   http://tinyurl.com/yewu7w



(3)パテントプールについて参考になる本としては

 「パテントプール概説」 発明協会 
  http://tinyurl.com/ybtq5c

 が あります。


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 「わかっちゃう! 知的財産用語」

  発行   西川特許事務所 ( http://www.jpat.net/
       兵庫県西宮市東山台3丁目9-17  
       電話 0797-61-1841、 FAX 0797-61-1821 
  発行人  弁理士 西川 幸慶  pat@jpat.net
   
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  (C) 2007 Nishikawa Yukiyoshi 
 『まぐまぐ』 を 使ってお届けしています。
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[編集後記]

 上記で紹介した本 「いい明日が来る夜の習慣」 に

「週末は電気を付けず真っ暗にしてキャンドルライトだけで入浴すると良い」

というようなことが書かれていました。


 私も やってみました。

 せっかくなので、キャンドルを使うアロマポッドを風呂に持ち込んで、ラベ
ンダーのエッセンシャルオイルを使ってみました。

 窓を少し開けると、風が入ってきてキャンドルの炎が揺れて幻想的です。
丁度 雨が降っていたのですが、窓の隙間から 雨音がよく聞こえます。暗く
てよく見えないので、その分 音には敏感になっているのでしょう。


 ラベンダーの香り。雨の音。キャンドルの揺らぎ。身体を包むお湯の浮力。
気分が「ふわーっ」としてきて、手足からストレスがお湯に溶けだしているよ
うな感じがし、とてもリラックスできました。 これはクセになりそうです。

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