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シリーズ「カイゼン活動で仕事のできる人の集団を作る!」
<第423回>[(第14話)「カイゼンマンを育成して現場と一体活動を展開する!」]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の
必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「カイゼン
活動で仕事のできる人の集団を作る!」と題して様々な角度から鋭く分析し
た良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企
業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきた
いと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】クボタはカイゼンマン育成道場を持つ!
【3】現場を巻き込み、その気にさせる!
【4】カイゼンマンを協力工場にも派遣する!
【5】編集後記
===========================
経営者の多くはいろいろな会合に出席する機会がある。危機感を持っている
経営者はセミナーなどにも積極的に参加し、経営者同士の横のつながりもあ
る。
従って他社情報を収集するする機会も多いわけだ。「最新鋭のITシステム
を導入した」と言う自慢話も耳にする。「TQM
(Total Quality Management)活動」をやっているとか「QCサークル活
動」をやっているとか、あるいは「提案制度」をやっていると言った情報
にも多く触れる。他社ではかなりの成果が出ているらしいことを知るわけ
だ。しかし、多くの場合、成果はかなりオーバー伝えられ、実態はブラッ
クボックスになっている。
そこで今回は実効性のある「カイゼン活動」について採り上げることにする。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
今必要なことは仕事量が減っても儲かる方法と言うものを絶えず考えておか
なければならんと言うことです。
大野耐一
***********************************************************************
【2】クボタはカイゼンマン育成道場を持つ!
大野耐一氏は「トヨタ式生産システム」の生みの親であることはよく知られ
ている。副社長にまでのぼりつめた「カイゼンの鬼」だった。「カイゼン」
は「kaizen」として英語の辞書にまで載っている話は有名だ。
「カイゼン、カイゼンでやっとここまできた。まだほんの一里塚だ」と言う
からトヨタはどこまでも謙虚だ。それを支えてきたのがトヨタの「カイゼン
マン」だ。単細胞のアメーバーが分裂するかのように次々「カイゼンマン」
が育つ。いや、育てているのだ。
クボタで「カイゼンマン育成道場」を設けたのは10年ほど前と記憶している。
カイゼン活動をしなければならないことは誰でも分かっている。だが、無手
勝流にやってもたいしたカイゼンはできない。成果も薄い。そこでカイゼン
のための手法やスキルを徹底的に磨き上げた「カイゼンマン」を多数生み出
すことが手っ取り早いと考えた。
IE手法、QC手法、5Sなどの基礎知識もさることながら人間関係を良好
にする「EQ(Emotional Quotient:人格面、メンタル面の能力)」も磨か
なければならない。当然外部から専門家を呼んで訓練する必要もあるわけだ。
クボタの「カイゼンマン育成道場」から卒業生が次々輩出されていく。彼ら
をそれぞれの現場に配置していくのだ。
【3】現場を巻き込み、その気にさせる!
現場に派遣されたカイゼンマンは早速壁にぶつかることになる。現場は保守
的な人たちが多い。カイゼンマンに職場に乗り込んでこられて引っ掻き回さ
れることを嫌うのだ。「オレたちは日々の仕事に追われているんだ。カイゼ
ンならこれまでもずっとやってきているし、今もやっている。もう乾いた雑
巾をこれ以上絞っても一滴も出ないよ」などと言う。
このような現場の声に対してカイゼンマンが否定して切り返すと多勢に無勢
でやられてしまう。そこで威力を発揮するのが前述の「EQ」だ。人格面、
メンタル面の能力が「現場の巻き込み力」に大いに貢献してくれる。
現場の実情を把握するため、現場の人たちにいろいろ教えを乞うことだ。
「あなたたちは、そんなことも知らないのか」と言った高飛車な態度をとっ
てはいけない。現場の人の話に相槌を打ちながら聞き入り、そして質問をし、
聞き役に回るのだ。彼らは「自分の話を聞いてくれた」と言うことで「アイ
ツを信用してもいいかな」と思うようになる。友達になりかけた瞬間だ。
ころあいを見て、職場のリーダーやリーダー格に「カイゼンの計画を立てた
いんだけど相談に乗ってほしい」と持ちかけることだ。決して「計画を作成
したので見てほしい」などと言ってはならない。「オレたちを無視して勝手
に計画なんか作りやがって」と敵視されてしまうからだ。あくまでも計画作
りから参画してもらったストーリーにすることだ。
現場の人たちを巻き込んで作成したカイゼン計画書は意義がある。自分たち
の意見が随所に入っている計画書だから率先してやらないわけには行かない。
これが大事なのである。
計画を実践していく中で、現場の人たちの中からもカイゼンマンが育ってく
る。益々カイゼン活動が軌道に乗っていく。カイゼン効果として生産性が向
上し、品質が向上し、残業も激減していく。きっと給料や
賞与にも反映され
ることだろう。
【4】カイゼンマンを協力工場にも派遣する!
多くの企業では協力工場を活用している。どこも苦しいから「コストを下げ
ろ」、「短納期でやってくれ」、「不良は出すな」と文句ばかり言う。
文句を言う暇があったら協力工場にカイゼンの支援をしたらどうかと申し上
げたい。協力工場もギリギリの人数でやっているだろう。これまで親会社の
横暴さやわがままには目をつぶり、協力してきたはずだ。親会社が協力工場
に協力しないのはおかしい。
例えば、協力工場の社員教育に講師役を派遣してあげたらいい。クボタのよ
うにカイゼンマンを派遣してカイゼン活動を側面から支援してあげれば喜ば
れる。つまり協力工場を巻き込んでカイゼン活動をやり、成果の2分の1ほ
どをコストダウンとして還元してもらうという提案なら受け入れられだろう。
文句ばかり言う親会社は逆に切られる時代でもある。協力会社を使う立場に
ある人はそのことをしっかり心に刻んでおくことだ。
【5】編集後記
コマツは協力工場に対して
資本参加は一切やらないようだ。
資本参加はしな
いが協力工場が困っていれば一時的にお金の用立てもすると言う。協力工場
との絆を深める協力会が組織されていて意思の疎通が図られている。協力会
社はコマツに対して全面協力なのは当然ではないかと思う。
このようなよい関係は「搾取」一辺倒からは生まれない。「協力工場はパー
トナー」と考えるべきだ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
次回に続く。
***********************************************************************
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
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必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「カイゼン
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た良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企
業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきた
いと思います。
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【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】クボタはカイゼンマン育成道場を持つ!
【3】現場を巻き込み、その気にさせる!
【4】カイゼンマンを協力工場にも派遣する!
【5】編集後記
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経営者の多くはいろいろな会合に出席する機会がある。危機感を持っている
経営者はセミナーなどにも積極的に参加し、経営者同士の横のつながりもあ
る。
従って他社情報を収集するする機会も多いわけだ。「最新鋭のITシステム
を導入した」と言う自慢話も耳にする。「TQM
(Total Quality Management)活動」をやっているとか「QCサークル活
動」をやっているとか、あるいは「提案制度」をやっていると言った情報
にも多く触れる。他社ではかなりの成果が出ているらしいことを知るわけ
だ。しかし、多くの場合、成果はかなりオーバー伝えられ、実態はブラッ
クボックスになっている。
そこで今回は実効性のある「カイゼン活動」について採り上げることにする。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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今必要なことは仕事量が減っても儲かる方法と言うものを絶えず考えておか
なければならんと言うことです。
大野耐一
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【2】クボタはカイゼンマン育成道場を持つ!
大野耐一氏は「トヨタ式生産システム」の生みの親であることはよく知られ
ている。副社長にまでのぼりつめた「カイゼンの鬼」だった。「カイゼン」
は「kaizen」として英語の辞書にまで載っている話は有名だ。
「カイゼン、カイゼンでやっとここまできた。まだほんの一里塚だ」と言う
からトヨタはどこまでも謙虚だ。それを支えてきたのがトヨタの「カイゼン
マン」だ。単細胞のアメーバーが分裂するかのように次々「カイゼンマン」
が育つ。いや、育てているのだ。
クボタで「カイゼンマン育成道場」を設けたのは10年ほど前と記憶している。
カイゼン活動をしなければならないことは誰でも分かっている。だが、無手
勝流にやってもたいしたカイゼンはできない。成果も薄い。そこでカイゼン
のための手法やスキルを徹底的に磨き上げた「カイゼンマン」を多数生み出
すことが手っ取り早いと考えた。
IE手法、QC手法、5Sなどの基礎知識もさることながら人間関係を良好
にする「EQ(Emotional Quotient:人格面、メンタル面の能力)」も磨か
なければならない。当然外部から専門家を呼んで訓練する必要もあるわけだ。
クボタの「カイゼンマン育成道場」から卒業生が次々輩出されていく。彼ら
をそれぞれの現場に配置していくのだ。
【3】現場を巻き込み、その気にさせる!
現場に派遣されたカイゼンマンは早速壁にぶつかることになる。現場は保守
的な人たちが多い。カイゼンマンに職場に乗り込んでこられて引っ掻き回さ
れることを嫌うのだ。「オレたちは日々の仕事に追われているんだ。カイゼ
ンならこれまでもずっとやってきているし、今もやっている。もう乾いた雑
巾をこれ以上絞っても一滴も出ないよ」などと言う。
このような現場の声に対してカイゼンマンが否定して切り返すと多勢に無勢
でやられてしまう。そこで威力を発揮するのが前述の「EQ」だ。人格面、
メンタル面の能力が「現場の巻き込み力」に大いに貢献してくれる。
現場の実情を把握するため、現場の人たちにいろいろ教えを乞うことだ。
「あなたたちは、そんなことも知らないのか」と言った高飛車な態度をとっ
てはいけない。現場の人の話に相槌を打ちながら聞き入り、そして質問をし、
聞き役に回るのだ。彼らは「自分の話を聞いてくれた」と言うことで「アイ
ツを信用してもいいかな」と思うようになる。友達になりかけた瞬間だ。
ころあいを見て、職場のリーダーやリーダー格に「カイゼンの計画を立てた
いんだけど相談に乗ってほしい」と持ちかけることだ。決して「計画を作成
したので見てほしい」などと言ってはならない。「オレたちを無視して勝手
に計画なんか作りやがって」と敵視されてしまうからだ。あくまでも計画作
りから参画してもらったストーリーにすることだ。
現場の人たちを巻き込んで作成したカイゼン計画書は意義がある。自分たち
の意見が随所に入っている計画書だから率先してやらないわけには行かない。
これが大事なのである。
計画を実践していく中で、現場の人たちの中からもカイゼンマンが育ってく
る。益々カイゼン活動が軌道に乗っていく。カイゼン効果として生産性が向
上し、品質が向上し、残業も激減していく。きっと給料や賞与にも反映され
ることだろう。
【4】カイゼンマンを協力工場にも派遣する!
多くの企業では協力工場を活用している。どこも苦しいから「コストを下げ
ろ」、「短納期でやってくれ」、「不良は出すな」と文句ばかり言う。
文句を言う暇があったら協力工場にカイゼンの支援をしたらどうかと申し上
げたい。協力工場もギリギリの人数でやっているだろう。これまで親会社の
横暴さやわがままには目をつぶり、協力してきたはずだ。親会社が協力工場
に協力しないのはおかしい。
例えば、協力工場の社員教育に講師役を派遣してあげたらいい。クボタのよ
うにカイゼンマンを派遣してカイゼン活動を側面から支援してあげれば喜ば
れる。つまり協力工場を巻き込んでカイゼン活動をやり、成果の2分の1ほ
どをコストダウンとして還元してもらうという提案なら受け入れられだろう。
文句ばかり言う親会社は逆に切られる時代でもある。協力会社を使う立場に
ある人はそのことをしっかり心に刻んでおくことだ。
【5】編集後記
コマツは協力工場に対して資本参加は一切やらないようだ。資本参加はしな
いが協力工場が困っていれば一時的にお金の用立てもすると言う。協力工場
との絆を深める協力会が組織されていて意思の疎通が図られている。協力会
社はコマツに対して全面協力なのは当然ではないかと思う。
このようなよい関係は「搾取」一辺倒からは生まれない。「協力工場はパー
トナー」と考えるべきだ。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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