『
総務の森』コラムをご覧のみなさま
こんにちは!
合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。
プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
→
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/
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■コミュニケーション関連「用語集」(改訂版)を公開しました!
●
合同会社5W1H用語集
http://www.5w1h.co.jp/glossary.html
※本用語集の情報は著作物ですので、別の場所に転載される際には、
「
合同会社5W1Hの高野潤一郎によれば....」と明記してくだ
さい。
是非、みなさまの学習・お仕事にお役立てください♪
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HR総研様の『
人事白書2014』の2箇所(育成関連および
人事
戦略関連)で、弊社サービスをご紹介いただきました。
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https://www.hrpro.co.jp/hks_kyosan.php
併せてご覧いただければ幸いです。
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本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第109号(2011年12
月20日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。
<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>
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(前略)
先日、某企業にて「『組織学習の種類』と『コーチングの種類』の
関係」についてお話させていただく機会がありました。
そこで、今回は、「学習する組織」というコンセプトに詳しい聴衆
の方に受けが良かった「シングル・ループ学習、ダブル・ループ学
習、トリプル・ループ学習」の解説図をご紹介しています。
ご興味をお持ちいただけましたら、この先も目を通してみてくださ
い。
■シングル・ループ学習、ダブル・ループ学習、
トリプル・ループ学習
早速ですが、冒頭で触れた解説図についてご紹介いたします。
図表1: 組織学習の種類
図表2: 3種類のループ学習
図表1は、「『組織学習の種類』と『コーチングの種類』の関係」
についてお話させていただいた時に「『学習を妨げる認識』や『知
ったかぶり』を見つけて修正する組織学習のプロセス」の説明図と
してホワイトボードに描いたものです。
(中略)
図表1に登場する、「シングル・ループ学習」「ダブル・ループ学
習」という用語については、第49号や第99号などでも登場しました
が、本ニューズレターでは「トリプル・ループ学習」という用語は
初めてかもしれませんね。
「学習する組織」という概念を生み出す基になったことでも知られ
る、これらの概念は、組織行動論などで知られるハーバード大学名
誉教授のクリス・アージリス(Chris Argyris)さんらによって、
30年以上前から提唱されているものです。
それぞれの詳細については多くの方が情報発信されているので、ご
興味をお持ちの方はそれらをご確認いただくこととして、
下記では、これまでにニューズレターでご紹介していた表現・上記
ファシリテーションの際に指摘していたポイントについて、コーチ
ングや
ファシリテーションと関係が深い内容を選んで列挙していま
す。
●シングル・ループ学習(single-loop learning)
・「問題症状を生み出している、明白で直接的な原因」や「どんな
解決策が効果を発揮しそうか」について探求する
→大切だが、注意しないと、対症療法を繰り返しがち
・問題認識を変えずに、現在のモノの見方のままで、(時には、不
満を抱えていても無理してでも)言動や環境といった「現実を変
えること」(第1次変化)に焦点を当てる
・現在の延長線上にある解決策の追求を主とし、改善を図る・効率
を高めるなど現状認識を変えないままで、現実を変えようとする
・シングル・ループ学習を基礎とするコミュニケーションでは、指
示・命令・指導が多くなり、当事者たちが受け身になりやすい
・特定領域(コンテンツ)に依存しているので、さまざまな要素が
影響を及ぼし合う複雑な対象を扱うには適さないことがある
→例:スポーツ・コーチング(という名のイメージ・トレーニン
グや、当該スポーツ経験者によるメンタリングなど)は可能だ
が、ビジネス・コーチングには不適など
など
●ダブル・ループ学習(double-loop learning)
・「問題症状を生み出している、内在的で根本的な真因」や「どん
な解決策が効果を発揮しうるか」について探求する
・これまでとは異なるモノの見方を手に入れ「認識を変えること」
(第2次変化)に焦点を当てる
…当事者の
認知や思考のプロセスを変える
・問題認識の土台や前提を問い直し、関係者だけでは思いつかなか
った認識や戦略へのジャンプを導く
・心理抵抗や葛藤なども含めて、状況を整理し、本当に取り組むべ
き問題が何なのかを設定(再定義)するなど、「現状認識を変え
た上で、現実を変えよう」とする
・ダブル・ループ学習を基礎とするコミュニケーションでは、質問
が多くなり、当事者たちが主体的に考えて行動するようになって
いきやすい
・社会的な制約(ソーシャル・ブロック)や心理学的制約(メンタ
ル・ブロック)についても扱う
・自分の思考のクセを知り、より正確に現実を直視するように努め
ることで、意思決定の質が向上する
→特定領域(コンテンツ)に依存しない、領域横断的な能力(メ
タ・スキル)が向上する
など
●トリプル・ループ学習(triple-loop learning)
・「原因や真因を生み出している、心構え・組織文化」や「解決に
向けて影響力を発揮しうる対策」について探求する
…場づくり;組織の再編成;問題の発生を未然に防ぐのに有効な、
質問をし合う風土の醸成など
・関係者それぞれが、これまでの自分たちの学び方について振り返
ることなどによって、「学び方について学ぶ」ことも、トリプル・
ループ学習の範疇に入る …こういった側面もあるため、「トリ
プル・ループ学習は、ダブル・ループ学習についてのダブル・ル
ープ学習に相当する」と解釈される場合もある
・どのルールを変えるべきかといった話にとどまらず、組織の判断
基準やルール自体についても熟考を重ね、自組織の在り方・取引
先との関係などに関する認識や信念についても再考・
再評価する
など
(中略)
現在、あなたやあなたが所属される組織では、どんな種類の学習を
されているでしょうか?
また、図表1・図表2をご覧になって、どんなことをお感じになっ
たでしょうか。さらに、「ダブル・ループ学習が進むと、シングル・
ループ学習にも望ましい影響が及ぶ」可能性について、どのように
お考えになるでしょうか?
■ロジカル・シンキングとクリティカル・シンキング
学習の種類について触れたところで、今度は、「ロジカル・シンキ
ング」(論理的思考法)と「クリティカル・シンキング」(批判的
思考法)の違いについても、現在の私の考えを紹介してみようと思
います。もう一度、図表2をご覧ください。
「シングル・ループ学習」では、「物事に『適切に取り組んで』い
るか?」すなわち「方法の適切さ」を重視しています。「思考法」
という切り口から言えば、「論理の展開に、矛盾や飛躍などが無い
かどうかの確認」「命題の繋がり方(…部分)」を重視しており、
これは「ロジカル・シンキング」に相当しそうだと考えています。
一方、「ダブル・ループ学習」では、「『適切な物事』に取り組ん
でいるか?」すなわち「目的・目標の適切さ」を重視しています。
そして「トリプル・ループ学習」では、「何が適切で、何が適切で
ないかについて、『どのように判断している』のか?」すなわち
「目的・目標選びの哲学・信念・価値観など」を重視しています。
これらは、「思考法」という切り口から言えば、「仮説の妥当性に
ついての批判的な検証」「どのような切り口(フレーム)で、対象
について解釈・検討するのが適切かを考えること(…全体)」を重
視しており、これは「クリティカル・シンキング」に相当しそうだ
と考えています。
…別の会社では、「クリティカル・シンキングには『客観的妥当性
の確認』という側面があり、これがロジカル・シンキングとの違
いとなっている」と解説されたりもしているそうですが、上記の
通り、弊社では、異なる見解を選択しています。
(例:企業理念や経営者の意思決定などは、客観的・科学的な正し
さよりも、主観的・哲学的な適切さなどが基盤となる場合が多い
ことなどを思い出してみてください。)
あなたは、「ロジカル・シンキング、クリティカル・シンキング」
と「シングル・ループ学習、ダブル・ループ学習、トリプル・ルー
プ学習」の関連付け案について、どのようにお考えになるでしょう
か?
こういった視点を得ることで、あなたやあなたの組織における学習
をより効果的・効率的なものにしていくのに、どのように役立てる
ことができるでしょうか?
■正解がない時代に適した「学習の種類」
「思考法」と「
ファシリテーション」「コーチング」
2010年10月29日配信のニューズレターでは、
・コーチングの定義の違い
・すべての事柄に対して、いつも先生が生徒にモノを教えるという
教育スタイルは通用せず、先生が生徒と一緒に(例えば、身近な
環境問題に関する解決策などを)考えるスタイルが台頭してきて
おり~(中略)~教育現場で『先生』がいなくなり、『ファシリ
テーター(変化・成長・学習の促進者)』に置き換わっていくよ
うな時代
などについても書いておりました。
今回お伝えしている内容と併せて考えると、次の2つの表現も可能
なように思います。
・唯一絶対解がある場合に有効な、「ロジカル・シンキング」「シ
ングル・ループ学習」の有効性は変わらないけれど、唯一絶対解
が無く、仮説と検証の繰り返しによって、変化・成長・学習の
「
ファシリテーション」が重要性を増してきている情勢では、
「クリティカル・シンキング」と「ダブル・ループ学習とトリプ
ル・ループ学習」の有用性がますます高まっている。
(中略)
・「パフォーマンス・コーチング」では、「ロジカル・シンキング」
「シングル・ループ学習」や「臨場感覚の想起・想像(イメージ・
トレーニング)」;
「自己開発コーチング」では、「クリティカル・シンキング」
「ダブル・ループ学習」や「ダイアローグ」(弊社定義:話の内
容のみならず、関係者の思考プロセスや感情に意識を払い、特定
の立場や手段に固執せず、率直な意見交換を行うことによって、
目的を達成しようとするコミュニケーションの方法);
「意識改革コーチング」では、「クリティカル・シンキング」
「トリプル・ループ学習」に加えて「ダイアローグ」「組織のヴ
ィジョン・ミッション・信念・価値観の明確化とそれらの共有・
浸透」「組織の再編成」などが主要な役割を果たす。
(中略)
主に、前者が「
ファシリテーション」についての表現、後者が「コ
ーチング」についての表現となっています。
(中略)
あなたは、「正解がない時代に適した『学習の種類』『思考法』と
『
ファシリテーション』『コーチング』」という切り口について、
どのような印象をお持ちになり、どんな行動に反映されるのでしょ
うか?
(後略)
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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●ニューズレター第109号
「学習を妨げる認識」や「知ったかぶり」を修正するプロセス?
→
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/109(ブログ版)
→
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no109.pdf(PDF版)
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出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
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以上、何か少しでも、『
総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@
合同会社5W1H
P.S.1
● 【 早割:7月18日(金)まで 】 9月13日(土)スタート
合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html
~「自らを制約から解放し、
境界を超えていく能力」
「自ら適切な課題を設定する能力」を高めるのに有効!~
「参加者の声」は、こちら↓からご確認いただけます。
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html#comments
P.S.2
●7月13日(日)ほか: 月に一度、日曜朝の「教養醸成の会」
http://www.5w1h.co.jp/pl/CGG.html
●7月24日(木)~25日(金)
「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html
●8月9日(土)~10日(日)
2日間「コーチング漬け」体験
http://www.5w1h.co.jp/pl/two_days_coaching.html
P.S.3
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。
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「自律共栄の納得人世」の実現に向け、
「人財と組織の育成を支援」する
合同会社5W1H
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(前略)
先日、某企業にて「『組織学習の種類』と『コーチングの種類』の
関係」についてお話させていただく機会がありました。
そこで、今回は、「学習する組織」というコンセプトに詳しい聴衆
の方に受けが良かった「シングル・ループ学習、ダブル・ループ学
習、トリプル・ループ学習」の解説図をご紹介しています。
ご興味をお持ちいただけましたら、この先も目を通してみてくださ
い。
■シングル・ループ学習、ダブル・ループ学習、
トリプル・ループ学習
早速ですが、冒頭で触れた解説図についてご紹介いたします。
図表1: 組織学習の種類
図表2: 3種類のループ学習
図表1は、「『組織学習の種類』と『コーチングの種類』の関係」
についてお話させていただいた時に「『学習を妨げる認識』や『知
ったかぶり』を見つけて修正する組織学習のプロセス」の説明図と
してホワイトボードに描いたものです。
(中略)
図表1に登場する、「シングル・ループ学習」「ダブル・ループ学
習」という用語については、第49号や第99号などでも登場しました
が、本ニューズレターでは「トリプル・ループ学習」という用語は
初めてかもしれませんね。
「学習する組織」という概念を生み出す基になったことでも知られ
る、これらの概念は、組織行動論などで知られるハーバード大学名
誉教授のクリス・アージリス(Chris Argyris)さんらによって、
30年以上前から提唱されているものです。
それぞれの詳細については多くの方が情報発信されているので、ご
興味をお持ちの方はそれらをご確認いただくこととして、
下記では、これまでにニューズレターでご紹介していた表現・上記
ファシリテーションの際に指摘していたポイントについて、コーチ
ングやファシリテーションと関係が深い内容を選んで列挙していま
す。
●シングル・ループ学習(single-loop learning)
・「問題症状を生み出している、明白で直接的な原因」や「どんな
解決策が効果を発揮しそうか」について探求する
→大切だが、注意しないと、対症療法を繰り返しがち
・問題認識を変えずに、現在のモノの見方のままで、(時には、不
満を抱えていても無理してでも)言動や環境といった「現実を変
えること」(第1次変化)に焦点を当てる
・現在の延長線上にある解決策の追求を主とし、改善を図る・効率
を高めるなど現状認識を変えないままで、現実を変えようとする
・シングル・ループ学習を基礎とするコミュニケーションでは、指
示・命令・指導が多くなり、当事者たちが受け身になりやすい
・特定領域(コンテンツ)に依存しているので、さまざまな要素が
影響を及ぼし合う複雑な対象を扱うには適さないことがある
→例:スポーツ・コーチング(という名のイメージ・トレーニン
グや、当該スポーツ経験者によるメンタリングなど)は可能だ
が、ビジネス・コーチングには不適など
など
●ダブル・ループ学習(double-loop learning)
・「問題症状を生み出している、内在的で根本的な真因」や「どん
な解決策が効果を発揮しうるか」について探求する
・これまでとは異なるモノの見方を手に入れ「認識を変えること」
(第2次変化)に焦点を当てる
…当事者の認知や思考のプロセスを変える
・問題認識の土台や前提を問い直し、関係者だけでは思いつかなか
った認識や戦略へのジャンプを導く
・心理抵抗や葛藤なども含めて、状況を整理し、本当に取り組むべ
き問題が何なのかを設定(再定義)するなど、「現状認識を変え
た上で、現実を変えよう」とする
・ダブル・ループ学習を基礎とするコミュニケーションでは、質問
が多くなり、当事者たちが主体的に考えて行動するようになって
いきやすい
・社会的な制約(ソーシャル・ブロック)や心理学的制約(メンタ
ル・ブロック)についても扱う
・自分の思考のクセを知り、より正確に現実を直視するように努め
ることで、意思決定の質が向上する
→特定領域(コンテンツ)に依存しない、領域横断的な能力(メ
タ・スキル)が向上する
など
●トリプル・ループ学習(triple-loop learning)
・「原因や真因を生み出している、心構え・組織文化」や「解決に
向けて影響力を発揮しうる対策」について探求する
…場づくり;組織の再編成;問題の発生を未然に防ぐのに有効な、
質問をし合う風土の醸成など
・関係者それぞれが、これまでの自分たちの学び方について振り返
ることなどによって、「学び方について学ぶ」ことも、トリプル・
ループ学習の範疇に入る …こういった側面もあるため、「トリ
プル・ループ学習は、ダブル・ループ学習についてのダブル・ル
ープ学習に相当する」と解釈される場合もある
・どのルールを変えるべきかといった話にとどまらず、組織の判断
基準やルール自体についても熟考を重ね、自組織の在り方・取引
先との関係などに関する認識や信念についても再考・再評価する
など
(中略)
現在、あなたやあなたが所属される組織では、どんな種類の学習を
されているでしょうか?
また、図表1・図表2をご覧になって、どんなことをお感じになっ
たでしょうか。さらに、「ダブル・ループ学習が進むと、シングル・
ループ学習にも望ましい影響が及ぶ」可能性について、どのように
お考えになるでしょうか?
■ロジカル・シンキングとクリティカル・シンキング
学習の種類について触れたところで、今度は、「ロジカル・シンキ
ング」(論理的思考法)と「クリティカル・シンキング」(批判的
思考法)の違いについても、現在の私の考えを紹介してみようと思
います。もう一度、図表2をご覧ください。
「シングル・ループ学習」では、「物事に『適切に取り組んで』い
るか?」すなわち「方法の適切さ」を重視しています。「思考法」
という切り口から言えば、「論理の展開に、矛盾や飛躍などが無い
かどうかの確認」「命題の繋がり方(…部分)」を重視しており、
これは「ロジカル・シンキング」に相当しそうだと考えています。
一方、「ダブル・ループ学習」では、「『適切な物事』に取り組ん
でいるか?」すなわち「目的・目標の適切さ」を重視しています。
そして「トリプル・ループ学習」では、「何が適切で、何が適切で
ないかについて、『どのように判断している』のか?」すなわち
「目的・目標選びの哲学・信念・価値観など」を重視しています。
これらは、「思考法」という切り口から言えば、「仮説の妥当性に
ついての批判的な検証」「どのような切り口(フレーム)で、対象
について解釈・検討するのが適切かを考えること(…全体)」を重
視しており、これは「クリティカル・シンキング」に相当しそうだ
と考えています。
…別の会社では、「クリティカル・シンキングには『客観的妥当性
の確認』という側面があり、これがロジカル・シンキングとの違
いとなっている」と解説されたりもしているそうですが、上記の
通り、弊社では、異なる見解を選択しています。
(例:企業理念や経営者の意思決定などは、客観的・科学的な正し
さよりも、主観的・哲学的な適切さなどが基盤となる場合が多い
ことなどを思い出してみてください。)
あなたは、「ロジカル・シンキング、クリティカル・シンキング」
と「シングル・ループ学習、ダブル・ループ学習、トリプル・ルー
プ学習」の関連付け案について、どのようにお考えになるでしょう
か?
こういった視点を得ることで、あなたやあなたの組織における学習
をより効果的・効率的なものにしていくのに、どのように役立てる
ことができるでしょうか?
■正解がない時代に適した「学習の種類」
「思考法」と「ファシリテーション」「コーチング」
2010年10月29日配信のニューズレターでは、
・コーチングの定義の違い
・すべての事柄に対して、いつも先生が生徒にモノを教えるという
教育スタイルは通用せず、先生が生徒と一緒に(例えば、身近な
環境問題に関する解決策などを)考えるスタイルが台頭してきて
おり~(中略)~教育現場で『先生』がいなくなり、『ファシリ
テーター(変化・成長・学習の促進者)』に置き換わっていくよ
うな時代
などについても書いておりました。
今回お伝えしている内容と併せて考えると、次の2つの表現も可能
なように思います。
・唯一絶対解がある場合に有効な、「ロジカル・シンキング」「シ
ングル・ループ学習」の有効性は変わらないけれど、唯一絶対解
が無く、仮説と検証の繰り返しによって、変化・成長・学習の
「ファシリテーション」が重要性を増してきている情勢では、
「クリティカル・シンキング」と「ダブル・ループ学習とトリプ
ル・ループ学習」の有用性がますます高まっている。
(中略)
・「パフォーマンス・コーチング」では、「ロジカル・シンキング」
「シングル・ループ学習」や「臨場感覚の想起・想像(イメージ・
トレーニング)」;
「自己開発コーチング」では、「クリティカル・シンキング」
「ダブル・ループ学習」や「ダイアローグ」(弊社定義:話の内
容のみならず、関係者の思考プロセスや感情に意識を払い、特定
の立場や手段に固執せず、率直な意見交換を行うことによって、
目的を達成しようとするコミュニケーションの方法);
「意識改革コーチング」では、「クリティカル・シンキング」
「トリプル・ループ学習」に加えて「ダイアローグ」「組織のヴ
ィジョン・ミッション・信念・価値観の明確化とそれらの共有・
浸透」「組織の再編成」などが主要な役割を果たす。
(中略)
主に、前者が「ファシリテーション」についての表現、後者が「コ
ーチング」についての表現となっています。
(中略)
あなたは、「正解がない時代に適した『学習の種類』『思考法』と
『ファシリテーション』『コーチング』」という切り口について、
どのような印象をお持ちになり、どんな行動に反映されるのでしょ
うか?
(後略)
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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
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についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●ニューズレター第109号
「学習を妨げる認識」や「知ったかぶり」を修正するプロセス?
→
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/109(ブログ版)
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高野潤一郎@合同会社5W1H
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「自ら適切な課題を設定する能力」を高めるのに有効!~
「参加者の声」は、こちら↓からご確認いただけます。
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P.S.2
●7月13日(日)ほか: 月に一度、日曜朝の「教養醸成の会」
http://www.5w1h.co.jp/pl/CGG.html
●7月24日(木)~25日(金)
「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
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●8月9日(土)~10日(日)
2日間「コーチング漬け」体験
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