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『エコシステムで学ぶ』のと『過保護な速成』は異なります。

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/


本コラムでは、弊社Facebookページに公開した記事(2016年3月31
日投稿)の一部を改変してシェア差し上げます。 今回のタイトル
に興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てください。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、システム上、本コラムでご紹介できない『画像』などを含
 めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
 もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>

============================================================

■『エコシステムで学ぶ』のと『過保護な速成』は異なります。

前回の投稿では『速く行きたければ一人で行きなさい。 遠くまで
行きたければ一緒に行きなさい。』という「アフリカのことわざ」
をご紹介していました。

そして、『ダイバーシティ』(多様性)に富んだグループほど、お
互いの違いを『内部分裂』(派閥争いなど)ではなく『創造的摩擦』
(ブレイクスルーの種)に導く、『密なコミュニケーション』が求
められるのではないか?という考え方をお示ししていました。

上述のように、『他者に働きかけることを通して、価値を生み出す
力』を『社会的能力』と呼ぶ場合があります。

『社会的能力』を発揮するという場合、「自分が何かに取り組む」
ことで『直接的』に価値を生むのと異なり、他者への働きかけを通
して『間接的』に価値を生み出すわけですので、『時間遅れ』が生
じたり、『コントロールが困難』であったりという特徴を示すこと
があります。

こうした『社会的能力』を活用した学習や成長、そしてそれらの結
果としての目的達成(業績向上や問題解決など)を狙うのであれば、
「速く行く」のに適した人財育成のアプローチと「遠くまで行く」
のに適した人財育成のアプローチを区別する必要があることがおわ
かりいただけるのではないでしょうか?

(この辺りの内容について詳述したのが、ニューズレター第184号
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/184 [ブログ版]
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no184.pdf [PDF版]
でご紹介した『認知能力』と『非認知能力』の話になります。)

「数分程度の動画を見て、簡単なクイズに答える」といった学習が
普及してきている現在では、スマートフォンやタブレットなどを活
用したeラーニングは、『細切れ時間を活用して認知能力を高める、
効率的で手軽な学習』とは言えるかもしれませんが、『実務の行わ
れている現場で求められる、社会的能力を活用した学習』とは別物
です。

もし、「OJL(On the Job Learning、日常業務を通じた学習)
が大事だ!」というのであれば、学習者本人のみならず、学習者の
関係者全員が『社会的能力』を高めておく必要があるのではないで
しょうか?

こういった考え方を後押ししてくれる話が、先日の『教養醸成の会』
で扱った書籍『ロジカルな田んぼ』にありましたので、2箇所だけ
ご紹介しておきます。

●慣行田の苗は、田植えした直後からどんどん大きくなります。 
即効性の高いエサが簡単に手に入るから、必死に根をはらなくてい
い。 いきなり茎を伸ばす。 背は高いものの、細くてヒョロヒョ
ロのひ弱そうな稲です。 一方、うちの田んぼの苗は、田植えして
1~2週間は見た目にほとんど変化がない。 でも、地下では一所
懸命に根を伸ばしている。 深さ5センチしか耕していないので、
稲は自分で硬い土を割る。 非常に強い根っこになります。 全重
量に占める根っこの割合でいうと、慣行田の稲の倍はあるでしょう。
 人間が介入しなくても、自分の力でエサをとってくる稲に育つわ
けです。[p.131-132]

●環境が変われば、農法も変わる。 技術というのは、それぐらい
千差万別です。 だから、技術そのものではなく、考え方を教えて
くれたのだと思います。 いまの私も、見学者に対しすべてをオー
プンにしている。 肥料の配合から、田んぼ整備の秘決まで、何ひ
とつ隠しませんが、それをカスタマイズしないかぎり役にはたたな
い。 結局は本人が「考える」かどうかなのです。[p.39-40]


コーチングやコンサルティングにも携わらせていただいている私は、
『人財育成』の視点からも、非常に示唆的な内容だと思って読みま
した。

また、ビジネスの場面では、生産・物流・販売など特定の活動で連
携する『アライアンス』や、1つの製品を共同開発・製造する『コ
ラボレーション』などとは異なり、

系列の違う複数の企業、時には競合関係にある企業とも互恵関係を
結んで、多数の立場の利害関係者(消費者なども含む)や社会を巻
き込み、さまざまな境界(業界、国境、時間帯など)を超えて広く
共存共栄していく仕組みとしての『エコシステム』(ecosystem:
生態系、収益活動協調体制)が重要視されてきています。

これからの私たちには、自組織の人間との間だけで、あるいは、同
業種や同世代の人間との間だけで『社会的能力』を発揮することが
求められているのではなく、『異業種、異分野、異なる価値観や文
化、異見』の持ち主が共存する『エコシステム』(場合によっては、
エコシステムどうしの間)で、『社会的能力』を発揮することが求
められているのではないでしょうか?

あなたが所属される組織では、(『学習する組織』の先にある)
『エコシステムでの学び』を加速する『社会的能力』の向上につい
て、どんな取り組みをされていますか?

(後略)

============================================================

冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●弊社Facebookページ投稿記事(2016年3月31日投稿)
『エコシステムで学ぶ』のと『過保護な速成』は異なります。
 → http://ow.ly/107PMq


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1
●4月9日(土)~10日(日)
『フレームワーク質問力(R)』
(『コーチング学習プログラム』のモジュール1)
http://www.5w1h.co.jp/training/i/im.html
…クリエイティブで粘り強い『協創対話』の根幹を成す、「対人ス
キル」と「クリティカル・シンキング」の両方が同時に学べるセミ
ナーです。

●4つのモジュールを分割して受講可能です!
合同会社5W1H流コーチング学習プログラム』
http://www.5w1h.co.jp/training/i/clp.html
…弊社が考える『協創対話』を学んでいきます。

●4月13日(水)スタート
リーダー、コーチ、コンサルタント向け『変化促進研究会』
http://www.5w1h.co.jp/learning/CLV.html
…第18期のテキストは「No-Drama Leadership: How
Enlightened Leaders Transform Culture in the Workplace」です。

●4月17日(日)【 読書会 】教養醸成の会
http://www.5w1h.co.jp/learning/CGG.html
…『初参加割引』や、5回、10回の『セット割引』もあります。
単発参加が可能ですので、お氣軽にご参加ください♪
次回は『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』がテキストです。

●5月3日(火・祝)~4日(水・祝)
『ディスエンタングルメント入門』
http://www.5w1h.co.jp/training/i/disentanglement.html

●その他、イベント一覧↓ です。
http://www.5w1h.co.jp/event.html

P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

●無料ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
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  『期間限定公開のレポート』などが入手可能です♪)

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 「自律共栄の納得人世」の実現に向け、
 「人財と組織の育成を支援」する 合同会社5W1H

         代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

合同会社5W1Hウェブサイト 】 http://www.5W1H.co.jp/

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