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日本とベトナムをまたに架け、社会貢献するさすらいの眼科医!

      <第388回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その81>

   =■「日本とベトナムをまたに架け、社会貢献するさすらいの眼科医!」■=

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に
結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員
の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと
思います。

===================================

■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深
 まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】眼科医不足の現状について!
【2】4浪してまで眼科医になったわけは!
【3】なぜさすらいの眼科医の道を選んだのか!
【4】お金はそこそこで生活できればそれでいい!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記

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賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすばらし
い仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマークしない手は
ないのだ。



【1】眼科医不足の現状について!

新興国、例えばベトナムでは眼科医が著しく不足しているそうだ。しかし、日本においても眼科
医は不足していると言う。人口10万人あたりの眼科医数を見てみよう。

1.東京・・・17.99人
2.大阪・・・14.53人
・・・・・・・・・・・・
37.長野・・・8.14人
45.茨城・・・6.99人
46.青森・・・6.71人
47.埼玉・・・6.16人

今回採り挙げるのは「さすらいの眼科医 服部匡志医師(52歳)」だ。ある日、服部医師は長野
県の松代総合病院にいた。白内障の患者がさすらいの眼科医を待っていた。ほとんどが白内障の
患者だ。白内障とは目のレンズである水晶体が濁って見えにくくなる病気で、高齢になればなる
ほど患者数は増える。手術しなければ失明する恐れもあるのだ。

松代総合病院は非常勤眼科医の外来と週3日の検査・健診のみを行っていたのだ。今回、服部医
師は2日間で22人の手術を行って次の病院に移動した。



【2】4浪してまで眼科医になったわけは!

服部匡志氏が医師を目指したきっかけは何か。それは父をめぐる悲しい出来事である。父は市役
所に勤める公務員だったが服部匡志氏が中学3年のとき、末期の胃がんと宣告され、入院してい
た。父を見舞いに行ったとき医師と看護士の会話を偶然聞いてしまった。「あの患者はうるさい
ヤツだ。助かる見込みもないのに・・・」と。腹立たしく、そして悔しい思いをした。

病床で父は「人のために生きろ」と言ってくれた。4浪の末、京都府立医大へ進む。卒業後病院
の勤務医として働き、大いに腕を磨く。だが2001年のある日、ベトナム人医師の一言が服部医師
を突き動かした。



【3】なぜさすらいの眼科医の道を選んだのか!

学会で出会ったベトナム人医師から「ベトナムでは貧しい人々が目の手術を受けられず、失明し
ています。何とか助けてほしい」と懇願されたのだ。服部医師は勤務医を辞め、さすらいの眼科
医をやると決めた。奥さんは反対だったが、最終的には了承してくれた。

一ケ月のうち平均すると2週間は国内をさすらい、後の2週間はベトナムで過ごす。国内ではお金
をもらって手術をするが、ベトナムでは逆にお金を払って手術をしてあげているようなものだ。
なぜならベトナムでは無給だからだ。

現在はアジア失明予防の会に浄財を寄付してくれる人がいて渡航費をサポートしてもらえるよう
になったから少しは楽になったが、やはり持ち出しだと言う。



【4】お金はそこそこで生活できればそれでいい!

開業医なら年間1億円以上も稼げるかもしれないのに、さすらいの眼科医はせいぜい月200万円
だから高々年間2400万円程度だ。でも服部医師はお金に執着心はなかったそうだ。お金はそこそ
こで生活できればいい。「人のために生きろ」と言う父の言葉が骨身に染みているのだろう。

首都ホーチミンから車で60分のところにチョンタン病院がある。この病院に眼科はないが半月
ぶりに行ってみると120人もの患者が待っていた。みんな白内障だ。現地での白内障の手術はお
およそ5万円だがもちろん手術は無償だ。もう14年も続けている。

眼帯が取れて晴れ晴れと見えるようになった患者たちは口々に感謝の言葉を述べながら服部医
師に握手を求める。その姿には涙を誘われてしまう。



【5】賢人から学ぶべきこと!

患者たちから「神の手」と言われる。だが服部医師はそれを否定する。「神の手ではなく人間
の手だよ」と。決して偉ぶらないし、自慢もしない。なぜなら全ての患者を助けられるわけで
はないからだ。

国内でのさすらい人生はほとんどホテル暮らしだ。食事はコンビニ弁当だったり駅弁だ。たま
には奥さんの手料理を食べたいだろうに・・・。奥さんに寂しい思いをさせていることに少し
は負い目を感じている様子が、奥さんは「亭主、元気で留守がいい」と思っているかのような
口ぶりだ。

お金を稼ぎたいのなら開業医。だが収入の少ないさすらいの眼科医として頑張る。カンブリア
宮殿の2週間の取材で全国の9病院で手術を行った。長野県、静岡県、佐賀県、・・・と言うよ
うに。さすらいの眼科医は、「清貧の眼科医」でもあるかのようだ。



【6】編集後記

白内障の平均手術時間は15分から20分程度のようだ。だがたった3分で手術を完了してしまう医
師もいる。赤星孝幸医師(59歳)だ。赤星医師が開発した手術方法では手術後眼帯をすること
もなく、直ぐに晴れ晴れと見えるようになり、そのままお帰り頂けるそうだ。上には上がいる
ものだ。医学はまさに日進月歩なのだ。


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次回に続く


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