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コロナ対策下での弔事①通常の葬儀との違い・公益社の3つの工夫

新型コロナウイルス感染症の拡大を阻止すべく、個人も企業も行政も様々な努力を続けていますが、まだ収束の目途はたっていません。このような状況の中でもお葬式は行われています。自粛要請下のお葬式はどのように行われているのか、企業の弔事対応はどうすればよいのかについて、3回に分けてご案内します。
1回目は、『平常時の葬儀との違い・公益社の3つの工夫』についてご説明します。


◆◆◆◆コロナ対策とお別れのかたち◆◆◆◆
昨今の葬儀では、参列者の数は減少傾向でした。緊急事態宣言が継続している今は、さらに人数を制限して葬儀を行うことが増えています。
しかしながら、葬儀はその方との最期のお別れの機会です。その機会を奪われてしまうことは、参列できない方にとっては非常に辛いことですし、また遺族からは故人も寂しいのではないか、お別れの場も寂しくなる、という声もあがります。公益社では、今まで通りとはいかないものの、様々な工夫をしながらよりよいお別れの形を模索しています。

【工夫その1】ゆったり配置でソーシャルディスタンス

式場を検討する際に、「身内だけなので自宅で」「外は感染しそうで心配」とおっしゃる方がいらっしゃいます。しかし広い空間でソーシャルディスタンスを保てる場所として、葬儀式場は最適です。座席が固定されている式場であれば数席空けて座る、自由に配置できる場所であれば椅子を離して配置するなどしてゆったりと利用すれば、通常の式とはずいぶん異なった様子にはなりますが、ご自宅よりも密の状態を防ぐことができます。公益社会館では不特定多数の方が触る場所の消毒、式中・式前後の換気、消毒液の設置など、様々な対策を行っており、スタッフは毎日検温し、手洗い・うがいやマスク着用を徹底しています。
ご安置の際にも、会館に併設の安置室の利用をおすすめしています。自宅で弔問を受けるよりも、家にウイルスを持ち込むリスクは低いといえます。
もちろん、これで100%の安全を保障できるわけではありません。多くの方が移動して長い時間を一緒に過ごすというのはリスクが高まりますので、参列者ご自身それぞれが高い意識をもって予防をすることも大切です。

【工夫その2】弔いのお花、御礼品などで気持ちを伝える

参列者が少なく、宗教者も遠方のため、葬儀を行わずに直接火葬場へ向かう形式を選択されるケースもあります。そのようなお別れでは祭壇は設えませんが、お棺に手向けるお花を準備する、供花を受けるなどすると最後のお別れが寂しくなりません。供花を受けることは、参列できなかった方にとっては弔意を伝える機会を得ることになります。
またご参列頂いても、コロナ対策の一環として、通夜料理や精進落としの会席はできない場合が多いです。そのままお帰り頂くのが忍びないという場合には、お食事をご準備しない代わりとしてお弁当やお持ち帰りいただいたり、御礼品を工夫したりすることで感謝の気持ちを伝えることができます。

【工夫その3】参列できない方もお別れを 写真や動画の活用

故人と近しい方であっても、遠方にお住まいで移動できない場合や、高齢のため万が一の事を考え今は参列を見合わせる、というケースもあるでしょう。従来、葬儀の写真を撮ったり動画を流したりするのは、マナー違反ととらえられる傾向がありました。しかし、近年徐々に写真や動画を利用する事例が増えてきています。その場にいなくてもお別れの場を共有できるというメリットは大きなものです。とくに参列者数が制限されているコロナ対策下の葬儀では、ますます利用が増えていくのではないかと思われます。
実際、僧侶が遠方で来られないため、お経を唱える様子を式場にライブで流してお葬式をしたケースや、ご遺族が式の様子をスマートフォンで撮影し、参列できない友人に共有して一緒にお別れをしたケースがありました。いずれも参列者の方は大変満足されており、スタッフもさらに良いご提案ができないかと奮闘しております。まだ会館の通信環境が整っていないところも多く、デバイスやアプリケーションのご提供には至っていませんが、よりよいお別れのための新しい取り組みを行ってまいります。


公益社がコロナ対策下でお手伝いしているお葬式の実態と、その工夫についてご紹介してまいりました。普段の弔事でもわからないことが多いうえに、この時期はどうすればよいのか、悩まれることも多いと思います。どうぞお気軽にお問合せください。
次回は、コロナ対策下の企業の弔事対応についてご説明いたします。

(2020.5.11)
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弔事・お別れの会の「公益社」
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