• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

<第226回>民間出身校長がゴーン流改革で石頭職員を激変さす

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

         シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」

<第226回>[(第32話)民間出身校長がゴーン流改革で石頭職員を激変させる!]

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

===========================

今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「民間出身校長がゴーン流改革で石頭職員を激変させる!」
1.小堀道和校長の経歴!
2.学校給食費が残高不足で引き落とせません!
3.コスト意識はまるでなし!
4.いい食材が安く買えるのに!
5.前例主義で反対する教職員を人財に激変させる!
【3】今日のポイント
【4】編集後記

===========================


今、民間出身者を校長として迎える試みが広がりを見せています。そのほとんど
で大きなカイゼンや改革が進んでいます。

ワタミを運営する渡邉美樹社長は「郁文館夢学園」という中高一貫校の理事長も
努めています。理事長に就任早々大ナタを振るいました。反発は大きく学校を去
った教員も少なくありませんでした。

「郁文館夢学園」では、1,600人いる生徒のうち500~600人は遅刻常習者でした。
遅刻の理由を作文にするなど生徒の意識改革を進めた結果、現在遅刻者はほぼゼ
ロになっています。

子供たちの学力低下や非行の増大と教職員のレベルの低さに因果関係がないわけ
はないでしょう。


【1】心に刻んでおきたい言葉

***********************************************************************

学校ではできない理由ばかり考えているから、前例主義に陥りがち。だが、うま
くいけば褒められるし、工夫するのは楽しいはず。

         小堀道和

***********************************************************************


【2】メルマガ本論
[(第32話)民間出身校長がゴーン流改革で石頭職員を激変させる!]

1.小堀道和校長の経歴!

小堀道和校長は現在56歳で、日産自動車横浜工場で工務部長として活躍してい
た人です。

カルロス・ゴーン社長の下で赤字の日産をV字回復させることに貢献した一人で
した。

カイゼンや改革にはサラリーマン時代の考え方や手法が大いに活用できるのです。


2.学校給食費が残高不足で引き落とせません!

宇都宮市のある公立小学校に赴任して4ケ月が過ぎたころ、野菜の納入業者から
「銀行の残高が足りなくて引き落としができない」と電話があり、小堀校長はび
っくりしました。

このとき初めて学校給食会計が赤字であることを知ったのです。2004年8月のこ
とでした。

調べてみると野菜や果物の値段がスーパーの価格よりも高く、中には3倍近いも
のもありました。“言い値”で買っているため業者に食い物にされていたのでし
た。


3.コスト意識はまるでなし!

発注する給食調理員は値段など気にしていないのです。自分の財布から支払う金
ではないわけですから・・・。

人は誰でも自腹を切って買い物をするときは同じものを買うなら少しでも安くと
考えるでしょう。安いお店を探すでしょう。お店の人と交渉をすることだってあ
るでしょう。

コスト意識はまるでないのです。残念ながらこれが実態なのです。


4.いい食材が安く買えるのに!

小堀校長は早速動きました。

業者には少しでも安いものをと要請しました。給食調理員には注文するときに価
格を交渉するように要請しました。

さらに地元農家が有機栽培した野菜を直接買い付ける道を拓きました。値段は市
価の3分の1です。市の教育委員会が提示するメニューを基本にデザートも旬の
ものに切り替えました。安くてうまいことは当然です。

たちどころに給食会計は黒地浮上しました。初年度は約2割節減でき、約200万
円も余ったのです。

普通なら余剰金が出る場合、高価なデザートや食材を増やして収支を合わせるの
ですが、小堀校長は保護者に返還しました。この考えも民間流です。

2005年度も一人当たり2,000円余りました。今、徴収金額の引き下げを検討して
いるそうです。小学校の平均月額の給食費の徴収額は3,900円ですから大きいです
ね。

この活動では副産物もあります。地元農家が朝収穫した野菜を納品してくれるよ
うになり、この農家に自らインタビューした会話を校内放送しました。農家が野
菜をどんな気持ちで生産しているかを分かりやすく子供たちに説きました。

その結果でしょうか。「ニンジンが嫌いだったのに食べるようになった」という
保護者からのうれしい連絡もきました。


5.前例主義で反対する教職員を人財に激変させる!

小堀校長は各持ち場、持ち場で創意工夫して仕事をすることの大切さを持ち込み
ました。

例えば夏休みに子供たちが自由に登校して自由研究や勉強ができるように「わく
わく教室」を5日間開催したいと教職員に提案しました。

ところが教職員からは「自由参加の場合は、集団登校は無理だ。児童の安全はど
う確保するのか」という意見が返ってきました。要するに前例のないことを、リ
スクを犯してまでやる必要はないと暗に反対しているのです。

小堀校長は保護者が送迎することを条件に押し切りました。結果は盛況でした。
保護者の要望を受け、今年の夏は7日に増やしたそうです。

今、給食調理員の女性は業者との価格交渉のため、新聞の市況欄を切り抜くのが
日課になったと言います。以前は機械的に注文して調理していましたが、仕事の
幅が増え、やりがいを感じるようになったそうです。自分の仕事のミッション
(使命)が少し分かってきたのです。

民間なら常識が公務員の世界では非常識なのです。

民間企業の血を入れることが教職員をカイゼンや改革のできる人財に激変させる
のです。

(今回の参考文献:読売新聞2006年5月3日号、他)


【3】今日のまとめ

1.民間企業での常識は、公務員の世界では非常識になっている例が多いという
  こと。

2.業者の言い値で買っていては業者に足元を見られ、ひどい場合は食い物にさ
  れること。

3.公務員はできない理由ばかり考え、前例主義に陥っている例が多いこと。

4.民間企業は出身者をトップに据えることにより、教職員の意識が改革され、
  カイゼンや改革が大幅に進むこと。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp

【4】編集後記

今回の事例は公立学校の例ですが、学校にも似た前例主義の体質を温存した会社
がまだまだ多くあります。官僚的な会社が代表例です。

読者の皆様の会社はいかがでしょうか。

予算が余れば無駄遣いして使い切る風潮はないでしょうか。コスト意識は醸成さ
れているでしょうか。

マインドイノベーション(意識改革)から大ナタを振るう必要があるように思い
ます。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
 

次回に続く



***********************************************************************

発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com

***********************************************************************

絞り込み検索!

現在23,174コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP