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『ビジネスパーソン最強化プロジェクト通信』 vol.309発行部数:20774部
【今回のテーマ】:制約理論(TOC)
【分野】:オペレーションマネジメント【難易度】:★★★
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■■ ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座
■
■■ 発行:MBA Solution, Inc.
http://www.mbasolution.com/
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こんにちは。『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。
いよいよ8月ですね。
今月はお盆など夏休みを取る方も多いとは思いますが、原油価格の高騰で今年
の夏休みは“安・近・短”でレジャーを楽しむ人が大幅に増えているそうです。
ちなみに夏休みの予定で最も多いのは帰省だとか・・・
親も喜ぶし、宿泊代もかからないので一石二鳥ということですね。(^^)
私も今月末には九州の実家に帰省する予定です。故郷で気分をリフレッシュ
して、更に仕事に精を出していきたいと思います。
ということで、9月のMBA講座も本日より募集を開始しましたのでご興味が
ある方は是非ともどうぞ!
9月の前半はオペレーションマネジメント講座をお届けします。
詳しくはこちらで⇒
http://www.mbajp.org/i/s/20x.html
それでは今回も『ビジプロ通信』張り切ってお届けしますので
最後までお付き合いをよろしくお願いします!
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【オールアバウトでも記事を連載しています!】
夏本番の暑い日が続く中、ビール業界でも熱い戦いが繰り広げられています。
最近ではなんとサントリーが万年4位を抜け出してマーケットシェア3位に
浮上たことが話題となりました。果たしてサントリーはどのような戦略で
マーケットシェアを拡大したのか?そのマーケティング戦略に迫ります!
『サントリーを3位に導いた囚人のジレンマ』
http://allabout.co.jp/career/marketing/
また、オールアバウトではサイトに関するアンケートにお答えいただくと
商品券1万円分が抽選で当たるキャンペーンを実施しています。
1分ほどあれば簡単に終了するアンケートですのでよろしかったら
ご協力下さい!ご応募はこちらからどうぞ↓
http://allabout.co.jp/enq/gsprof/2008.htm?gs=marketing
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【今号のコンテンツ】
1.タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座
2.MBA Solution Business Collegeからのお知らせ
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*このメルマガは曜日によって下記の内容を配信しています。
(週初版)
『ビジネス輝きのひとこと』(ビジネス名言の紹介)and
『最強ビジネスパーソン本棚』(ビジネス書紹介)
(週末版)
『タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座』(MBA講座)or
『<音声版>1日3分MBA講座』(MBA講座)
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それでは今回は『タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座』をお届け
します。
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【登場人物の紹介】
源達哉(タツヤ):
入社10年目の中堅社員。
五月女玲奈(レイナ):
今春短大を卒業。入社したばかりの新入社員。
+*----------------------------------------------------------------*+
それではMBA講座のはじまり、はじまり・・・
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【1.1日3分で身につけるMBA講座】
第158回:アウトプットを決定付ける制約理論とは?
レイナ:「タツヤ先輩、この前会社の総力を挙げて改善を図ったプロジェクト
なんですけど、最新鋭の生産設備を整えて意気揚々と開始したのはいいんです
けど、ほとんど売上に影響がなかったそうですね。高い機械を導入して、生産
効率を高めたのに売上に全く影響がなかったって部長が嘆いていましたよ。」
タツヤ:「そうみたいだね。事前に制約理論に基づいて販売プロセスを分析し
ていれば、いくら最新鋭の設備をしても、売上には全く影響がないって気付い
たかもしれないんだけどなぁ。」
レイナ:「でも、最新の機械で生産能力が飛躍的に高まってるのに売上には
影響ないってどういうことですか?その制約理論とやらが重要な鍵を握るん
ですね。」
タツヤ:「そう。制約理論ていうのはイスラエル人物理学者であるエリヤフ・
ゴールドラット博士が提唱した比較的新しい理論なんだけど、“結果というの
はその結果に至るまでのプロセスを分解して最もアウトプット能力の低いプロ
セスに制約される”ということなんだ。」
レイナ:「結果は最もアウトプット能力の低いプロセスに制約される?」
タツヤ:「そういうこと。たとえば、製品を販売するプロセスは簡単に言えば、
部品調達→購買物流→生産→出荷物流→販売というように分類することができ
て、これら全てのプロセスが売上を生み出しているということができるんだ。
そして、今回のプロジェクト改善の目玉は、最新の生産設備の導入したって
ことだったよね。」
レイナ:「そうですね。今回のプロジェクトの
リニューアルの目的は生産設備
の改善ですから、最新鋭の設備を導入しただけで、他は全く変えていないよう
ですね。」
タツヤ:「とすると、制約理論に基づけば、生産プロセスが全体プロセスの中
で最も足を引っ張っているプロセスでない限りはいくら生産プロセスの効率を
向上させても、結果は全く変わらないということになるんだ。」
レイナ:「制約理論というのは最もアウトプット能力の低いプロセスが結果を
決定するということでしたよね。だから、製品を販売するプロセスの中で生産
プロセスが最も能力の低いプロセスであれば、全体としての結果の向上に繋が
るけど、生産プロセスが最も能力の低いプロセスでなければ、結果は変わらな
いということなんですね。」
タツヤ:「そうだね。制約理論をもっとわかりやすくするために、簡単な事例
で説明していこうか。たとえば、今ある工場でパソコンを製造しているとしよ
う。パソコンが製品になるまでにはA、B、Cという3つの工程があって、それ
ぞれ1時間に80台、60台、100台という生産能力だと仮定するとこの工場では
1時間に何台のパソコンが生産できると思う?」
レイナ:「えーと、制約理論では最も能力の低いプロセスが結果を決定すると
いうことでしたから、工程A、B、Cの中ではBの60台というのが最も生産能力が
低いですね。だから、この工場では1時間に60台が限界なんじゃないですか?」
タツヤ:「その通り。最もアウトプット能力が低いプロセスは制約理論では
ボトルネックと呼ばれて、生産量を決定づけることになるんだけど、この場合
は工程Bの60台になるよね。それじゃあ、ここで、工程Aの設備に関して1時間
に120台が生産可能な最新の機械を導入したらどうなる?」
レイナ:「ボトルネックの工程Bが改善されない限り、いくら他の工程で最新
設備を導入して生産効率を高めても結果は60台で変わらないと思いますけど。」
タツヤ:「そうだね。じゃあ、工程Bを改善して、1時間に120台の生産能力の
ある設備を導入したら?」
レイナ:「工程Bが120台生産できるようになれば、もはや工程Bはボトル
ネックじゃなくなりますね。そうすると今度は工程Aがボトルネックになって
80台の生産ということになるんじゃないですか。」
タツヤ:「そういうこと。このように数多くあるプロセスの中で、一つのプロ
セスの改善を目指す活動は“部分最適”と呼ばれて、その改善が全く意味を
なさない可能性があるから注意が必要なんだ。制約理論の下では、プロセスの
一部だけを改善を図る部分最適を目指すのではなく、プロセスの全体を見据え
てボトルネックになっているプロセスを特定し、そのプロセスの改善を通して
全体のアウトプットの最大化を図る“全体最適”を目指していくんだよ。」
レイナ:「ということは今回のプロジェクトの失敗は部分最適を行って無駄な
プロセスの改善を図ったところに原因があるんですね。製品を販売するプロセ
スは、部品調達→購買物流→生産→出荷物流→販売ということでしたから、
生産プロセスの他にボトルネックがあったってことなんですね。」
タツヤ:「そうだね。結果を改善したければ、まずは結果に至るプロセスを細
分化して、どのプロセスがボトルネックかを特定した上でボトルネックのアウ
トプット能力を改善していく全体最適を図ることが重要ってことになるね。」
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【MBA講座:今回のTake Away】
◆制約理論とは?
→イスラエル人物理学者であるエリヤフ・ゴールドラット博士が提唱した理論。
結果は最もアウトプット能力の低いプロセスに制約されるということ。TOC
(Theory of Constraints)とも呼ばれる。博士の著書『ザ・ゴール』の
ヒットで一躍世界的に脚光を浴びる理論となった。
◆制約理論の事例
→パソコンがA(50台/1時間)、B(30台/1時間)、C(80台/1時間)という3つ
の工程を経て製造されるとすると、最も生産能力の低い工程Bに制約され、
この工場では1時間に30台のパソコンしか製造できない。
◆ボトルネックとは?
→結果に至るプロセスの中で制約条件となるプロセス。ボトルネックによって、
結果が左右される。
◆部分最適とは?
→結果に至るプロセスの中で一部のプロセスのみの改善を行うこと。
◆全体最適とは?
→結果に至るプロセスの中で、どのプロセスがボトルネックになっているのか
を特定し、全体的に成果を上げる改善を行っていくこと。
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このメルマガのバックナンバーは『MBA Media Online』で公開しています。
通常のMBA講座に加え、音声や動画による講座も全て無料でご利用いただけ
ますので是非ともご訪問下さい!
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http://www.mbasn.com
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続きましてMBA Solution Business College 主催のMBA講座のお知らせです。
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【2.MBA Solution Business College からのお知らせ】
■ 8月後半はパーソナルスキルを向上させる講座を開催します!
8月後半のMBA講座はMBAコースとしても人気を博すパーソナルスキルに焦点を
当てた講座をお届けしていきます。次世代ビジネスリーダーを目指す方には
必要不可欠なリーダーシップとコーチングが学べるMBA講座です。
この2講座は教室の関係で通常よりも少人数限定の講座になりますので、
ご興味がございましたらお早めのお申し込みをお薦めします。
<パーソナルMBA講座リーダーシップ>
開講日程: 2008年8月24日(日) PM 1:10~PM 2:40
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス塔 会議室 G601
詳細はこちらから⇒
http://www.mbajp.org/i/s/20q.html
↑残り2席となりました。
<パーソナルMBA講座コーチング>
開講日程: 2008年8月24日(日) PM 3:00~PM 4:30
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス塔 会議室 G601
詳細はこちらから⇒
http://www.mbajp.org/i/s/20a.html
↑残り2席となりました。
■ 9月の講座も募集を開始しました!
9月のMBA講座はビジネスの効率向上に欠かせないオペレーションマネジメント
をお届けします。ビジネス書のベストセラー『ザ・ゴール』で一躍脚光を浴び
た“制約理論(TOC)”やプロジェクトを滞りなく展開するために重要な
プロジェクトマネジメントなどを学んでいきます。
<できる!MBAベーシック講座オペレーションマネジメント>
開講日程: 2008年9月6日(土) PM 1:10~PM 4:30(
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス塔 会議室 G401
詳細はこちらから⇒
http://www.mbajp.org/i/s/20x.html
↑今なら受講料が50%オフになる超割実施中!
※MBA Solution Business Collegeの講座には全てご安心して受講いただける
安心受講制度が付いています。急な都合で欠席される場合も振替受講が可能に
なっていますので、受講料を無駄にすることなくご安心してお申込みいただ
けます。
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忙しくてMBA講座に参加できないという方はモバイルMBA講座をどうぞ!
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【編集後記】
最近大変多くの方からMBA講座の講師やインターンとして協力したいという
お話をいただきます。
プロフィールを拝見すると、非常に素晴らしい方々ばかりなので、とりあえず
はいろいろとメールでやり取りを行うのですが、やはり経歴通りすごい実力
だなぁと感じるところが多々あります。
これまではほとんど私一人でビジネスを展開してきましたが、一人でやれる
ことは限られてきますので、今後は優秀な方々の力を借りて更に多くの人に
役立つものを提供していけたらなぁと思っています。(一応、目標は
資本金
1円からいかに会社を上場させるかですから・・・)
数ヶ月の内には形になると思いますので、みなさんも是非とも期待していて
下さいね。
それではみなさん楽しい週末をお過ごし下さい!
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
メルマガと合わせて発行者の著書もよろしくお願いしますm(_ _)m
ビジネスに役立つ知識が満載です!
☆『トップMBA直伝!7日でできる目標達成』
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☆『ファイナンスがスラスラわかる本』
http://www.mbajp.org/i/s/w9.html
↑今やビジネスパーソンに必須のファイナンス理論をわかりやすく!
それではまた次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
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発行責任者: 安部 徹也
発行元:MBA Solution, Inc.
- The Best Solution for Your Business
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して、更に仕事に精を出していきたいと思います。
ということで、9月のMBA講座も本日より募集を開始しましたのでご興味が
ある方は是非ともどうぞ!
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それでは今回も『ビジプロ通信』張り切ってお届けしますので
最後までお付き合いをよろしくお願いします!
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夏本番の暑い日が続く中、ビール業界でも熱い戦いが繰り広げられています。
最近ではなんとサントリーが万年4位を抜け出してマーケットシェア3位に
浮上たことが話題となりました。果たしてサントリーはどのような戦略で
マーケットシェアを拡大したのか?そのマーケティング戦略に迫ります!
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【今号のコンテンツ】
1.タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座
2.MBA Solution Business Collegeからのお知らせ
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それでは今回は『タツヤとレイナの1日3分で身につけるMBA講座』をお届け
します。
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【登場人物の紹介】
源達哉(タツヤ):
入社10年目の中堅社員。
五月女玲奈(レイナ):
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それではMBA講座のはじまり、はじまり・・・
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【1.1日3分で身につけるMBA講座】
第158回:アウトプットを決定付ける制約理論とは?
レイナ:「タツヤ先輩、この前会社の総力を挙げて改善を図ったプロジェクト
なんですけど、最新鋭の生産設備を整えて意気揚々と開始したのはいいんです
けど、ほとんど売上に影響がなかったそうですね。高い機械を導入して、生産
効率を高めたのに売上に全く影響がなかったって部長が嘆いていましたよ。」
タツヤ:「そうみたいだね。事前に制約理論に基づいて販売プロセスを分析し
ていれば、いくら最新鋭の設備をしても、売上には全く影響がないって気付い
たかもしれないんだけどなぁ。」
レイナ:「でも、最新の機械で生産能力が飛躍的に高まってるのに売上には
影響ないってどういうことですか?その制約理論とやらが重要な鍵を握るん
ですね。」
タツヤ:「そう。制約理論ていうのはイスラエル人物理学者であるエリヤフ・
ゴールドラット博士が提唱した比較的新しい理論なんだけど、“結果というの
はその結果に至るまでのプロセスを分解して最もアウトプット能力の低いプロ
セスに制約される”ということなんだ。」
レイナ:「結果は最もアウトプット能力の低いプロセスに制約される?」
タツヤ:「そういうこと。たとえば、製品を販売するプロセスは簡単に言えば、
部品調達→購買物流→生産→出荷物流→販売というように分類することができ
て、これら全てのプロセスが売上を生み出しているということができるんだ。
そして、今回のプロジェクト改善の目玉は、最新の生産設備の導入したって
ことだったよね。」
レイナ:「そうですね。今回のプロジェクトのリニューアルの目的は生産設備
の改善ですから、最新鋭の設備を導入しただけで、他は全く変えていないよう
ですね。」
タツヤ:「とすると、制約理論に基づけば、生産プロセスが全体プロセスの中
で最も足を引っ張っているプロセスでない限りはいくら生産プロセスの効率を
向上させても、結果は全く変わらないということになるんだ。」
レイナ:「制約理論というのは最もアウトプット能力の低いプロセスが結果を
決定するということでしたよね。だから、製品を販売するプロセスの中で生産
プロセスが最も能力の低いプロセスであれば、全体としての結果の向上に繋が
るけど、生産プロセスが最も能力の低いプロセスでなければ、結果は変わらな
いということなんですね。」
タツヤ:「そうだね。制約理論をもっとわかりやすくするために、簡単な事例
で説明していこうか。たとえば、今ある工場でパソコンを製造しているとしよ
う。パソコンが製品になるまでにはA、B、Cという3つの工程があって、それ
ぞれ1時間に80台、60台、100台という生産能力だと仮定するとこの工場では
1時間に何台のパソコンが生産できると思う?」
レイナ:「えーと、制約理論では最も能力の低いプロセスが結果を決定すると
いうことでしたから、工程A、B、Cの中ではBの60台というのが最も生産能力が
低いですね。だから、この工場では1時間に60台が限界なんじゃないですか?」
タツヤ:「その通り。最もアウトプット能力が低いプロセスは制約理論では
ボトルネックと呼ばれて、生産量を決定づけることになるんだけど、この場合
は工程Bの60台になるよね。それじゃあ、ここで、工程Aの設備に関して1時間
に120台が生産可能な最新の機械を導入したらどうなる?」
レイナ:「ボトルネックの工程Bが改善されない限り、いくら他の工程で最新
設備を導入して生産効率を高めても結果は60台で変わらないと思いますけど。」
タツヤ:「そうだね。じゃあ、工程Bを改善して、1時間に120台の生産能力の
ある設備を導入したら?」
レイナ:「工程Bが120台生産できるようになれば、もはや工程Bはボトル
ネックじゃなくなりますね。そうすると今度は工程Aがボトルネックになって
80台の生産ということになるんじゃないですか。」
タツヤ:「そういうこと。このように数多くあるプロセスの中で、一つのプロ
セスの改善を目指す活動は“部分最適”と呼ばれて、その改善が全く意味を
なさない可能性があるから注意が必要なんだ。制約理論の下では、プロセスの
一部だけを改善を図る部分最適を目指すのではなく、プロセスの全体を見据え
てボトルネックになっているプロセスを特定し、そのプロセスの改善を通して
全体のアウトプットの最大化を図る“全体最適”を目指していくんだよ。」
レイナ:「ということは今回のプロジェクトの失敗は部分最適を行って無駄な
プロセスの改善を図ったところに原因があるんですね。製品を販売するプロセ
スは、部品調達→購買物流→生産→出荷物流→販売ということでしたから、
生産プロセスの他にボトルネックがあったってことなんですね。」
タツヤ:「そうだね。結果を改善したければ、まずは結果に至るプロセスを細
分化して、どのプロセスがボトルネックかを特定した上でボトルネックのアウ
トプット能力を改善していく全体最適を図ることが重要ってことになるね。」
+*----------------------------------------------------------------*+
【MBA講座:今回のTake Away】
◆制約理論とは?
→イスラエル人物理学者であるエリヤフ・ゴールドラット博士が提唱した理論。
結果は最もアウトプット能力の低いプロセスに制約されるということ。TOC
(Theory of Constraints)とも呼ばれる。博士の著書『ザ・ゴール』の
ヒットで一躍世界的に脚光を浴びる理論となった。
◆制約理論の事例
→パソコンがA(50台/1時間)、B(30台/1時間)、C(80台/1時間)という3つ
の工程を経て製造されるとすると、最も生産能力の低い工程Bに制約され、
この工場では1時間に30台のパソコンしか製造できない。
◆ボトルネックとは?
→結果に至るプロセスの中で制約条件となるプロセス。ボトルネックによって、
結果が左右される。
◆部分最適とは?
→結果に至るプロセスの中で一部のプロセスのみの改善を行うこと。
◆全体最適とは?
→結果に至るプロセスの中で、どのプロセスがボトルネックになっているのか
を特定し、全体的に成果を上げる改善を行っていくこと。
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続きましてMBA Solution Business College 主催のMBA講座のお知らせです。
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【2.MBA Solution Business College からのお知らせ】
■ 8月後半はパーソナルスキルを向上させる講座を開催します!
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当てた講座をお届けしていきます。次世代ビジネスリーダーを目指す方には
必要不可欠なリーダーシップとコーチングが学べるMBA講座です。
この2講座は教室の関係で通常よりも少人数限定の講座になりますので、
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開講日程: 2008年8月24日(日) PM 1:10~PM 2:40
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↑残り2席となりました。
<パーソナルMBA講座コーチング>
開講日程: 2008年8月24日(日) PM 3:00~PM 4:30
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス塔 会議室 G601
詳細はこちらから⇒
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プロジェクトマネジメントなどを学んでいきます。
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開講日程: 2008年9月6日(土) PM 1:10~PM 4:30(
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【編集後記】
最近大変多くの方からMBA講座の講師やインターンとして協力したいという
お話をいただきます。
プロフィールを拝見すると、非常に素晴らしい方々ばかりなので、とりあえず
はいろいろとメールでやり取りを行うのですが、やはり経歴通りすごい実力
だなぁと感じるところが多々あります。
これまではほとんど私一人でビジネスを展開してきましたが、一人でやれる
ことは限られてきますので、今後は優秀な方々の力を借りて更に多くの人に
役立つものを提供していけたらなぁと思っています。(一応、目標は資本金
1円からいかに会社を上場させるかですから・・・)
数ヶ月の内には形になると思いますので、みなさんも是非とも期待していて
下さいね。
それではみなさん楽しい週末をお過ごし下さい!
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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http://www.mbajp.org/i/s/w8.html
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☆『ファイナンスがスラスラわかる本』
http://www.mbajp.org/i/s/w9.html
↑今やビジネスパーソンに必須のファイナンス理論をわかりやすく!
それではまた次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
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発行責任者: 安部 徹也
発行元:MBA Solution, Inc.
- The Best Solution for Your Business
URL :
http://www.mbasolution.com
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