• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

康介、礼子に2大会メダルを獲らせた白井コーチの育成力に学ぶ!

      ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

       <第193回>仕事のできる人の行動特性に学ぶ!

 ==■「康介、礼子に2大会メダルを獲らせた白井コーチの育成力に学ぶ!」■==


===================================

人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

===================================


<今回のメニュー>
=================================

【1】選手としては芽が出なかった白井伯昌コーチ!
【2】康介選手に100m平泳ぎで金メダルを獲らせるための秘策!
【3】礼子選手を100m背泳ぎの失敗から立ち直らせるための秘策!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記

=================================


【1】選手としては芽が出なかった白井伯昌コーチ!

白井伯昌コーチが水泳を始めたのは小学1年生のとき。大学は早稲田、そ
して水泳部に所属した。しかし競泳の選手としては芽が出なかった。大学
3年のとき、コーチからマネージャーになってくれと頼まれた。不本意な
がら引き受けたという。新人の練習を見ていて気付いたことを指摘したと
ころ選手たちのタイムが驚くほど伸びた。人を育てる面白さに目覚めた瞬
間だった。「育成力」なるコンピテンシーを磨くスタートだった。

卒業のとき大手保険会社に内定をもらったが、その内定を断り、東京スイ
ミングセンターに就職した。

スイミングセンターに来る普通の子供たちに教えていたとき中学生だった
康介に出会う。タイムが特にいい訳ではなかったが「目つき」が妙に気に
なったという。このとき康介を育ててオリンピックを目指す決心をした。

康介はめきめきと記録を伸ばして順調に育っていった。2000年9月、シド
ニーオリンピックに出場する機会を得た。「予選は軽めに泳げ」と指示を
したがこれがとんでもない失敗に終わる。軽めに泳ぎすぎて予選落ちだ。
「いつも弱気になるな」と言い続けてきたのに、初めて弱気の指示をして
しまったことを悔やみ、白井コーチは康介に頭を下げた。

2001年の世界選手権もメダルには手が届かなかった。そのとき鈴木大地選
手を育てたコーチから「欲が出すぎている。コーチが熱くなりすぎてはい
けない」とアドバイスされた。平井コーチはハッとした。コーチはいつも
「冷静」でなければならないことに気付いた。

そしてオリンピックアテネ大会で平泳ぎの康介が100mと200mで金メダル、
背泳ぎの玲子は200mで銅メダルを獲得したことは周知の通りである。



【2】康介選手に100m平泳ぎで金メダルを獲らせるための秘策!

康介も平井コーチも200mはいささか自信があったが正直100mは厳しいと思
っていた。200mはゆったりしたストロークで泳ぎ、後半のラストスパート
に自信があるからだ。

案の定100m予選は全体で2位のタイムだが準決勝は全体で3位のタイム、
金は届きそうもなかった。決勝の前の晩、白井コーチは一人部屋で作戦を
練る。

本番直前、「200mと同じようにゆったりしたストロークで行け、そして50m
からスパートだ。自分のレースをしろ」と。この作戦は当たった。なんと
世界新記録での金メダル獲得だ。

表彰式から戻る康介を平井コーチが迎えて二人は抱き合って喜んだ。「先
生の読み通りでした」と康介は満面の笑み。とっさに康介は平井コーチの
首に金メダルを掛けてやった。自信のある200mも金を獲得。2大会連続2
種目制覇という偉業達成だ。

康介は故障との闘い。今年も3回肩や肘の痛みに悩まされた。オリンピッ
クまで2ケ月を切っているというのに3回目の故障発生。しかし平井コー
チはあわてなかった。水中から体を出したとき状態が立ち、のけぞってい
た。これが原因ではないかと康介に言った。康介は直ぐに修正してみた。
痛みは出なくなった。

「どんなハプニングのときも平井コーチは僕についてきてくれる。他にこ
のようなコーチはいないのではないか」と康介は言う。逆に平井コーチは
「コーチは常に選手の一歩先を行かなければならない」と考えている。



【3】礼子選手を100m背泳ぎの失敗から立ち直らせるための秘策!

康介は故障との闘いだが礼子は精神面の弱さとの闘いだ。「礼子はいい子
で繊細なためストレスを消化できないことがある」と平井コーチはキッチ
リ把握している。

案の定100mではその心配が当たった。精神面の弱さが出てしまい、メダル
には届かなかった。平井コーチは気合を入れる意味で礼子を叱った。礼子
は陰で悔し泣きをしていた。

200m決勝では「ハードなトレーニングをしてきたのだから落ち着いていけ」
とだけ声をかけて送り出した。礼子はこの日、心が穏やかになれた。妙に
落ち着いていた。

粘った、粘った。そして銅メダルだ。女子で2大会メダル獲得は前畑以来、
72年振りの快挙だ。メダルの色は前畑に及ばなかったが礼子は満開だっ
た。

「指示はワンポイントで伝える。いくつも伝えれば混乱するから」が平井
コーチの信条。そして「ハードなトレーニングを乗り越えたとき、精神的
に強くなる」と付け加えた。



【4】今日のまとめ

1.「名選手は名監督、名コーチにあらず」とはよく言われることだが、
  正に平井コーチはそれに当てはまること。

2.選手一人ひとりに合った指導法があり、康介には体調管理、礼子には
  精神面の課題を克服させたこと。

3.15年間のコーチ人生は、一つの区切りだが、新たな選手の発掘と育
  成がこれからの課題であること。

4.企業においても管理職は部下の育成に平井流のマネジメントが絶対に
  役に立つこと。



【5】編集後記

NHKが「プロフェッショナル(仕事の流儀)」でいち早く平井コーチを
取り上げてくれた。活躍した選手ばかりが大きく採り挙げられるが、黒子
としての監督コーチにもスポットを当てることはいいことだ。記事を纏め
る上でこの番組を参考にさせていただいた。




次回に続く


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。
「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから
⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html
「melma」での登録・退会はこちらから
⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

*************************************************************************

この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」好評発売中!詳細はこち
らから⇒ http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html

*************************************************************************

絞り込み検索!

現在23,179コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP