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労務管理

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スタッフの身内に結核感染者がでました

著者 耳鼻科の何でも秘書 さん

最終更新日:2010年03月29日 11:29

初めてご相談します。
特に何のスキルもないのですが、事務手続き、スタッフ管理等を補助してほしいといわれこの1月から知人である院長によばれ一般企業から転職しました。(補助といいながら結構丸投げされて右往左往の毎日です)

このたび、スタッフのお父様が結核に罹患されたことが判明し入院加療にはいられました。
スタッフもすぐにその旨を報告してくれ、今は一旦、出勤を自粛させています(院長意向により)
ただ、保健所担当者の方からの指示では4月末に感染の検査をしてほしいといわれそれまでは特に日常生活に対して規制はなかったとのこと。
本人は法律的に問題なければ働きたいと思っていますが
院長は同じ医療業界としてグレーな状態なまま働かせるのは
抵抗があるといって、検査結果が出るまで出勤停止にしようと(現段階では)思っているようです。
つい2~3日前の出来事なのでこれから本人の了解のもと保健所に指示を仰ぎたいと思っていますが
雇い側の権利と義務、雇われる方の権利と義務
どこにどう相談をもちかければいいのかわかりません。
当院はスタッフ9名です。
社労士さんなどの顧問契約はなく税理士さんが出入りしているぐらいと私は認識しており
いわゆる俺がルールブックだ!的な「ワンマン院長」です。
いつも院長の設定した厳しい規約の元頑張ってくれているスタッフたちなのでできる限りのことは対応してあげたいと思っているのですが・・・・
どなたかどういう側面からでもなにかご教示いただければありがたいです。
よろしくお願いします。

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Re: スタッフの身内に結核感染者がでました

著者idomasaさん

2010年03月30日 14:09

長く保健所医師をしており、よく耳鼻科の外来患者があとで結核と判明しクリニックの指導に行かせてもらいました。

> このたび、スタッフのお父様が結核に罹患されたことが判明し入院加療にはいられました。
> スタッフもすぐにその旨を報告してくれ、今は一旦、出勤を自粛させています(院長意向により)
> ただ、保健所担当者の方からの指示では4月末に感染の検査をしてほしいといわれそれまでは特に日常生活に対して規制はなかったとのこと。

結核の場合は潜伏期が長いので成人の場合は対応が月単位とゆっくりしています。検査も感染から2ヶ月たたないと正確な結果がでないので、咳・痰・発熱など症状がなければ人にうつすことはまずなので生活の制限はしません。ただ、保育園の関係者や医療職で免疫の落ちた方に接する場合は微量な菌でも問題になる(むしろ最大の問題は不安)ので、すぐにレントゲンと喀痰検査をして、職務上問題ないという意見書(保健所医師からの情報提供書)を産業医や園医・院長などに出しています。それでもご心配であれば保健所では無理でしょうがCTまでしてもいいと思います。

> 本人は法律的に問題なければ働きたいと思っていますが
> 院長は同じ医療業界としてグレーな状態なまま働かせるのは
> 抵抗があるといって、検査結果が出るまで出勤停止にしようと(現段階では)思っているようです。
> つい2~3日前の出来事なのでこれから本人の了解のもと保健所に指示を仰ぎたいと思っていますが
> 雇い側の権利と義務、雇われる方の権利と義務
> どこにどう相談をもちかければいいのかわかりません。
> 当院はスタッフ9名です。
> 社労士さんなどの顧問契約はなく税理士さんが出入りしているぐらいと私は認識しており
> いわゆる俺がルールブックだ!的な「ワンマン院長」です。

法律的なことはまだ勉強が不十分なので正確ではないかもしれませんが、事業主である院長の判断で休業を指示されるのは仕方ないと思います。ただ保健所の4月末の検査を待つのは長すぎます。レントゲンは当日、喀痰検査だと2~3日で結果が出るので、耳鼻科医院のような短時間の接触で他人に感染させる可能性がまずないとの判断は医者だと通常はできるはずです。できなければ保健所なり呼吸器専門医に相談されたらいいと思います。それでも保健所の検査の結果が心配だから休め、患者が心配して来なくなる等とおっしゃられるのなら、事業主の都合による休職にあたるでしょうから、その間の休業補償等はいるのではないでしょうか。

Re: スタッフの身内に結核感染者がでました

著者耳鼻科の何でも秘書さん

2010年03月30日 16:23

ido Masa様
ピンポイントに疑問が解消するお返事をありがとうございました。

その後、保健所担当の方から連絡があり、お父様の職場の濃厚接触者(毎日同じ車で移動し、同じ部屋で終日仕事をしている方々)に発症(排菌)者の該当なし、との結果がでたので娘さんまで仕事に制限をする必要はないという見解を示されました。
更に健診時期も5月に先延ばしになりました。
院長も一抹の不安はありながらも保健所からそういう見解がでたのなら、ということで先ほど本人と話をし、早々に復帰させる方向で決定したそうです。
ido masaさんの意見もこのあと日報で報告しますが、いいアドバイスをいただけたと感謝します。
本人にも免疫力を落とさないよう体調管理に留意させ、自分の体を守るためにも、他人に迷惑をかけないためにもマスクを着用し、検査結果がでるまで過ごすよう指示します。

よく知らないと誤った情報でパニックになる病気がまだまだ多いと思います。
医療機関に身を置く人間として、冷静な対応ができるよう
勉強していきます。
本当にありがとうございました。

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