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賞与支払時の引当金取崩

著者 ymg さん

最終更新日:2009年07月12日 01:58

うちの会社では、賞与支給時に次の仕訳をしています。
賞与1,000/預金等x,xxx
引当金1,100/引当金繰入1,100
※②は、前期末繰入の振戻

この時、賞与1,000-繰入額1,100=△100は
引当金繰入100/引当金戻入益100
とすべきでしょうか?

そもそもこの処理は、法人税申告書を作成するのに
分かりやすくするためのようです。

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Re: 賞与支払時の引当金取崩

ymgさん、おはようございます。

賞与引当金戻入額は、賞与勘定と相殺するのが普通です。

1.「引当金繰入」の科目は、費用科目ですので前期で処理済です。賞与引当金流動負債で残っているだけですね。

賞与引当金が支払額より大きい場合

賞与1,000/預金等x,xxx
引当金1,100/賞与1,000
************/引当金戻入益100

賞与引当金が支払額より小さい場合

賞与1,000/預金等x,xxx
引当金900/賞与900

2.「引当金繰入」科目が「賞与」勘定の内訳科目となっていて、「賞与」勘定で集計して表示する方式の場合にはymgさんの仕訳が適切です。

弊社も個別原価計算をしていますので繰入額と支払額を内訳科目として「賞与」勘定で集計していますのでymgさんの仕訳をしています。科目の残高を見て支払額と繰入額がすぐわかるようになります。

3.洗替方式で仕訳をすると法人税申告書と一致するんですが通常は特別利益なので引当金戻入益が過大となります。
会計士監査ではymgさんの差額方式になります。

4.法人税申告書は、洗替方式で記入していれば別表4、別表5(1)も解りやすいと思います。
当期の賞与引当金を加算し前期の賞与引当金を減算しておけば別表5(1)の残高はいつも当期の賞与引当金が残高になりますね。

-----
参考書籍
取引別仕訳ガイドブック 会計処理研究会 新日本法規出版(株)

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