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オフィスで集中力が上がらないのはなぜ?社員の集中を妨げてしまう要因とは

仕事の生産性を向上させるためには、社員の集中力を乱さない環境作りが重要です。しかし、オフィスには集中力を削ぐ要因が数多く存在します。この記事では、オフィスでの集中力を阻害する要因の解消方法や、オフィスと自宅での集中力の比較について解説します。快適な職場環境を整え、生産性を向上させましょう。

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生産性と集中力の関係

生産性と集中力は密接に関連しています。集中力が高まると、タスクに没頭でき、効率的に作業を進めることができます。逆に、集中力が低下するとミスが増え、作業のペースも落ちてしまいます。

さらに、集中力が高まると創造性も向上し、新しいビジネスアイデアが生まれやすくなります。企業が生産性を向上させたいのであれば、集中力を高める環境作りや習慣づけが非常に重要です。

【こちらもおすすめ】集中スペースの設置で業務効率アップ!オフィス導入のメリットと注意点を解説

オフィスと自宅では集中力に差が出る?

オフィスと自宅では、集中力に大きな差が生じることがあります。オフィスはオンとオフの切替がしやすく、モチベーションを保ちやすい環境です。また、オフィスには整ったインフラがあり、業務に必要な設備や資料が揃っているため、効率よく作業を進めることができます。そのような環境で集中して仕事に取り組むことができますが、周りに多くの人がいるため、さまざまな集中力を阻害する要因があるのも事実です。

一方、自宅では静かな環境を保ちやすいため、集中力が高まりやすいというメリットがあります。通勤時間が不要なため、その時間を他の業務やリラックスに使うことができ、生産性の向上につながります。ただし、自宅では上司や同僚からの監視がなく、テレビやゲーム機などの娯楽が多いため、集中力を保つのが難しいこともあります。

どちらの環境にもそれぞれのメリットとデメリットがあり、社員の性格や仕事の内容によって最適な環境は異なります。

オフィス内で集中の妨げになる要因

オフィス内で集中の妨げになる要因にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは阻害要因について詳しく見ていきましょう。

騒音

オフィス内の騒音は、集中力を大きく阻害します。例えば、電話の着信音や同僚の話し声、プリンターの音など、日常的に発生する音が作業の集中を乱す原因となります。これらの音が頻繁に耳に入る環境では、集中力が持続しづらくなります。効果的な対策としては、ノイズキャンセリングヘッドホンの使用や、静音対策を施した作業環境の整備が考えられます。
【参考】道路交通騒音が知的生産性に与える影響に関する被験者実験/J-STAGE
【参考】ワーカーのオフィス環境の評価構造と音環境評価における判断要因に関する検討/J-STAGE 

話しかけられる

同僚からの頻繁な話しかけも、集中力を削ぐ大きな要因です。業務に関連しない雑談や急なタスク依頼が続くと、仕事のペースが乱れることがあります。

また、オフィスではリモートワークと比べて、タスクの頼みごとがカジュアルに行われるため、割り込みが発生しやすくなります。集中力を維持するためには、適切なタイミングでのコミュニケーションの管理が求められます。

電話・来客対応がある

オフィスでの電話や来客対応も、集中力を大きく妨げる要因です。突然の電話や予期しない来客は、作業を中断させるため、集中が途切れることがあります。

特にクレーム対応など、精神的な負担が大きい業務が割り込むと、作業の流れが大きく乱れることがあります。電話や来客対応の効率的な管理と、集中作業の時間を確保することが重要です。

視界の隅で人やものが動く

デスクの位置や個人の性格によっては、人や物の動きが視界に入ることで集中力が阻害されることがあります。例えば、同僚の動きやコピー機の使用など、視界に入る小さな変化が気になり、作業に没頭できなくなることがあります。視界に入る要素を最小限に抑えるためのレイアウト調整や、作業スペースの整備が有効です。

換気が不十分

オフィスの換気が不十分であると、集中力が低下することがあります。空気がよどむと二酸化炭素の濃度が上がり、快適な作業環境が損なわれます。定期的な換気や空気清浄機の使用、温度管理を適切に行うことが重要です。新鮮な空気を取り入れると、頭がスッキリし、集中力が高まるでしょう。

【こちらもおすすめ】集中スペースで生産性向上!タイプ別の特徴を知り、効果的に使い分けよう

生産性を高めるには集中できる環境づくりが大切

集中力が阻害されるオフィス環境は、社員の出社率低下につながることがあります。自宅やシェアオフィスの方が集中しやすいと感じる社員が増え、オフィスに行くのを避ける傾向があります。

そのため、オフィス環境を改善することが、生産性向上には不可欠です。集中力を高めるためには、静かに作業できる専用スペースや集中ブースの設置が有効です。さらに、デスク周りのパーティションや棚を使って視界を適度に遮断することで、視覚的な刺激を減らすことができます。

また、適切な空調や照明、温度調整も快適な作業環境を作るために重要です。これらの工夫の積み重ねは、出社率の向上と生産性の向上の両方につながります。

まとめ

集中力は生産性向上の鍵となりますが、オフィス環境がその集中力を阻害する要因となることがあります。たとえば、話しかけられることや来客・電話対応、視界の動き、換気不足などが、集中力を低下させる原因です。これらの問題を解決するためには、個人の努力に加え、組織全体で集中できる環境を整えることが重要です。オフィスレイアウトの見直しや適切な対策を講じることで、従業員の集中力を高め、生産性を向上させることが可能です。

*PeopleImages.com – Yuri A,Vitalii Demin,Krakenimages.com,zetrum,Gorgev,polkadot_photo / shutterstock

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