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求めている人材が応募してこない

求めている人材が応募してこない…考えられる原因3つと対処法【求人票の書き方】

2022.06.09

新しい人材を募集するために求人の掲載はしたが、応募がこなくて採用活動が停滞してしまうことはありませんか。応募はきたが、求めている人物像ではない…なんてこともありますよね。

ミスマッチが起きる原因を知り、具体的な改善策を行うことで、採用活動をポジティブサイクルに変換していきましょう。今回は考えられる原因3つと対処法についてお伝えしていきます。

ミスマッチの原因①求人票に掲載している情報が不足している

求人票には応募者の目線で情報を集約できていますか? 勤務内容、働く場所、雇用形態、福利厚生など応募者が見たい情報を網羅していない場合があります。採用担当者の目線で省いてしまっている情報がないか確認してみましょう。

応募者は仕事を探すとき、事前にできる限りの情報を得た上で、働き方のイメージを持てる環境を選びたいものです。「希望する仕事ができるかどうか」「ワークライフバランスの保たれる会社かどうか」など複数の要素を踏まえて会社を選びます。欲しい情報がないと、より情報の多い他社を選択する可能性もあるのです。

改善策

会社の魅力が伝わるように、求人票の書き方を見直しましょう。もちろん選ばれる会社になるために、内容を誇大に記載することはNGです。しかし応募者にとって魅力的に感じる条件があるのに伝えきれてない情報がないか確認することはとても重要です。

記載例:リモート勤務ができることを記載していない
→【リモート可能!】子育て中のキャリアアップを応援

上記のように、魅力となる部分をタイトルに入れて求人票を作成するのも良いですね。会社の強みに採用担当者が気づけていない可能性もあります。ぜひ社内のメンバーにヒアリングしてみましょう。会社を選ぶ動機も人それぞれ違うように、採用担当者が応募した動機と、営業メンバーが応募した動機は異なります。社員が何に魅力を感じて入社したのかを知り、違いを知ることで会社の魅力への理解をさらに深めて、採用活動に活かしましょう。

ミスマッチの原因②求人票が会社の文化を理解できる内容になっていない

会社がどのような目的で、どのような人材を求めているかを理解できる求人票になっていますか。

経営理念を基に定められたミッション(使命)、ビジョン(経営方針)、バリュー(行動指針)を求人内容にも載せることで、会社の文化を理解しやすくなります。

会社が目指す方向性を理解してもらった上で応募してもらうことが、ミスマッチ解消への一歩になります。

改善策

経営理念がある会社は、内容を応募者に分かりやすい形で伝えられるようにしましょう。What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)が具体的にわかるような内容が理想的です。

会社が何を大切にして、どこへ向かおうとしているのかを知らずに、組織の一員となることはリスクがあります。入社後、応募者が「働いてみると会社のイメージと違った」と感じたり、採用者も「応募者が会社への理解が足りない」と感じることはありませんか。相互理解が足りない上での採用は、応募者と採用者のどちらにとっても不幸な結果となってしまいます。

求人票へ出す情報に会社の文化の視点をプラスして、入社後のギャップをなくすことで、働きだしてからも安心して業務に取り組んでもらえますね。

【こちらの記事も】採用募集の進め方は?基本的な流れと募集要項作成のコツ

ミスマッチの原因③ターゲットにあった求人サイトへ訴求できていない

求人の媒体が多様化しており、ニーズに合うサイトへ掲載できていない可能性があります。現在求人サイトは何十社にものぼり、ユーザーも目的別にサイトを使い分けて就職活動を行います。

たとえば、新卒者中心の求人サイトやIT業界専門の求人サイトなど、求職者のニーズに合わせて細分化されているのです。自社で求めている人材のニーズに合った求人サイトへ掲載できていない場合、応募者は仕事に出会えません。

改善策

自社で求めている人物の年齢層、職種ごとで訴求するサイトを見直していきましょう。求人サイトごとでターゲットにしている年齢層やキャリアステージも異なります。求人サイトへ掲載後、どのような年齢層が求人票を見てくれているか確認できるので、自社で求めている人物像とマッチしているかも、定期的にチェックしましょう。

また、自社のHPは、応募者に魅力が伝わる内容になっていますか。求人サイトで会社について知ってもらったあとは、応募者は必ず自社のHPを確認します。社内のコーポレートサイトの情報と求人票に相違がないか、写真なども含め情報が古いものになっていないかも定期的にチェックする必要があります。

しかし、採用担当者だけで全ての情報をミスなく見ていくことは困難です。会社全体で改善点など気づきを共有できるよう、Slackなどツールを用いた情報共有の体制作りも併せて進めていきましょう。

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まとめ

今回は、求める人材が応募してこない原因と改善策についてお伝えしました。少しでも当てはまるポイントがあれば、取り組める部分から始めてみることをオススメします。

応募者も「魅力ある仕事に出会いたい」と思い、採用担当者も「魅力ある人材に来て欲しい」と思っています。双方の気持ちが合致するような素敵な出会いになれば、満足度高く仕事に取り組むことができますよね。採用のミスマッチを防ぐことが、結果として魅力のある会社作りにもつながります。ぜひ記事を参考に、採用活動を見直してみてはいかがでしょうか。

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*tiquitaca、mayucolor、izumi / PIXTA(ピクスタ)