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段ボールに荷物を詰めている女性

新卒社員が次々と辞めてしまう…。早期離職の原因とは?定着率を上げる方法も解説

2024.06.05

新卒社員が次々に辞めていき、なかなか定着しないと言った話を耳にします。新卒社員の早期離職は、経営に影響を与えることも少なくありません。採用コストの損失はもちろん、人材流出や士気低下、さらには企業イメージの悪化による人材確保の困難化など、深刻なリスクが発生するでしょう。

新卒社員が早期離職する理由はさまざまですが、多くは企業努力で改善可能です。この記事では、新卒社員の定着率を高めるための具体的な対策について解説します。

新卒社員が早期離職することで起こるリスク

新卒社員が早期離職すると、企業には多くの影響を与えます。中でも大きいのが、採用コストの損失です。新卒社員を採用する際には、募集広告費や面接官の人件費、研修費用など多くのコストが発生します。

費用面以外にも、芋づる式に社員が辞めていく人材流失のリスクや、在職者の士気低下にも注意が必要です。早期離職者が多発すれば、外部の取引先に「人が定着しない会社」との企業イメージがつく恐れもあるでしょう。

最も懸念されるのは、不満を抱えて早期離職した社員が、口コミサイトやSNSを通じて労働環境や上司の悪口など、批判的な投稿をするケースです。企業イメージが悪化すれば、優秀な人材の確保が難しくなり、採用活動への悪影響が出る可能性があります。

新卒社員が早期離職する原因

新卒社員が辞める理由はさまざまですが、対策を講じるためには原因を把握する必要があります。ここでは、代表的な早期離職の原因を3つご紹介。自社の状況を振り返ってみましょう。

やりがいを感じられない

仕事にやりがいを感じられないことも、早期離職の原因のひとつです。キャリアパスが明確に示されず、入社時に思い描いていたキャリア形成の見通しが立たないなどが挙げられます。対策としては、定期的なスキルアップ研修など、本人の希望や適性を踏まえたバックアップが不可欠です。

また、年功序列制度などで将来の目標を持てないケースも少なくありません。長く勤務しても将来像を描けなかったり、実現できなかったりすると、モチベーションの低下を招きやすいでしょう。

人間関係がよくない

上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れないことを理由に、早期離職するケースも多いです。新卒社員は職場の人間関係に大きく影響を受けやすく、上司から積極的に話しかけたり、横のつながりをフォローしたりする必要があります。

入社して間もない頃は不安や悩みを抱えやすいため、社員同士の交流会や気軽に上司へ相談できる環境づくりが欠かせません。定着率を向上させるためには、居心地がよくなるような企業文化を築く必要があります。

評価に不信感を抱いている

自分に対する評価は、モチベーションの維持につながる大きな要素です。研修期間を経て正式に配属が決定し、業務をこなすうちに企業の業績アップにつながる実績や成果を出せば、新卒であっても評価されることを期待するでしょう。

しかし、正しく評価されていないと感じれば、モチベーションは上がりません。たとえば、明らかに自分よりも業績が低い社員が自分と同じ評価をされると、評価への不信感が生まれ、早期離職につながる可能性が高くなります。評価基準を明確にすることや、主観的な評価にならない制度にすることが重要です。

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新卒社員の定着率を上げる対策

定着率が上がらない原因の多くは、企業側の問題であることがほとんどです。新卒社員は「この会社で働きたい」と思い入社しています。その気持ちを裏切らないためにも、労働条件や環境改善が不可欠です。ここからは、新卒社員の定着率を上げるために企業がとるべき対策を紹介します。

労働条件・労働環境の改善

近年は、ワークライフバランスやウェルビーイングが重視されており、仕事だけでなくプライベートの時間を大切にしている人が増えてきています。新卒社員や若手といえども、プライベートが犠牲になる労働環境はモチベーションが下がる大きな要因になりかねません。

そのため、社員の価値観に応じた雇用条件や、労働環境の改善が不可欠です。たとえば、フルリモート勤務やフレックス勤務、DX化などによる業務効率化を検討しましょう。適度なワークライフバランスを保つことで、仕事とプライベートの両立ができ離職リスクを下げられます。

育成制度の見直し

新卒社員に対する育成制度が整備されていないと、仕事への不安やストレスを感じやすくなり早期離職につながる恐れがあります。新卒は社会経験が少ないため、上手くいかないことが続けば達成感が得られず、自信を失うこともあるでしょう。

そのため、OJTや研修を通じて、着実にスキルアップできる環境が欠かせません。「現場主義」を理由に入社すぐ実戦経験を積ませようとしたり、「自分で考えろ」と放置したりするような指導方法では、定着率を上げることは難しいでしょう。

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上司のマネジメントスキルの向上

上司のマネジメントに不満を持つ社員は少なくありません。社員の悩みや不安を汲み取り、部署内の円滑な関係性を構築するには、マネジメントが不可欠です。

しかし「コミュニケーションがとりづらい」「評価が不公平」など、管理職としてのマネジメント能力が不足していれば、不満が生じやすくなります。そのため、マネジメント力の強化が必須です。定期的に研修の機会を設けて、管理職のマネジメントスキルを向上させましょう。

社内コミュニケーションの活性化

日頃から、社員同士のコミュニケーションを促進する環境づくりも大切です。社内コミュニケーションが活性化し、社員の満足度が向上すれば新卒社員の定着につながるでしょう。

最も有効な手段は、カフェスペースやコミュニケーションスペースの導入です。このようなスペースがあれば、立場に関係なく社員同士が気軽に交流できます。リラックスした雰囲気の中で先輩社員に質問しやすくなり、悩みや不安の早期解消につながるでしょう。社員同士の交流が活発になれば、会社への帰属意識や愛着が湧き、定着率の向上にも効果的です。

まとめ

新卒社員が早期離職すると、採用コストの損失や離職の連鎖、士気低下など深刻なリスクが生じます。また、早期離職者からの批判的な投稿により企業イメージが悪化すれば、優秀な人材確保も困難になるでしょう。新卒社員が早期離職する原因の多くは、企業側の環境にあります。新卒社員の早期離職が気になったら、雇用条件や労働環境を現代の働き方にあった環境へ見直してみてください。

改善策のひとつとして、コミュニケーションスペースの設置も有効な手段です。リラックスして話せる空間は、社員同士のコミュニケーションの活性化につながり、定着率の向上に効果があります。新卒の離職で悩んでいる経営者の方は、カフェスペースやコミュニケーションスペースの導入も検討してみてください。

*Andrey_Popov, ldutko, MIND AND I, David Gyung / shutterstock

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