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胸部エックス線を省略できる場合

小欄1月6日付でもすでに取り上げさせていただいておりますが、労働安全衛生法に基づく定期健康診断の項目に関する省略基準が改正され、胸部レントゲン検査を省略できる場合についてのが4月1日から施行されています。

1月6日付の小欄では、健康診断の現場の実務に影響があるかもしれないという指摘をしましたが、ふたを開けてみるとあまり影響はなさそうな雰囲気も漂ってきているようです。年齢で機械的に省略できるわけではなく、自覚症状、他覚症状、既往歴等を勘案し、医師が総合的に判断して必要でないと認めた場合に省略できる、というしくみになっているのが一つの大きな要因でしょう。必要でないと認めた場合に限ってやらなくてもよいということであって、逆に言えば必要でないと認めない限りは今までどおりやってもかまわないということです。

では、具体的にどういう場合に必要で、どういう場合に必要ではないというふうに判断していけばいいのか、という問題ですが、統一的な判断基準のようなものはないようです。ということはすなわち、いちいち判断して振り分ける作業をすることにより時間がかかってしまうよりは、今までどおり全員やってしまうという方法が用いられるケースがもしかすると多くなるのかもしれません。

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