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中小企業経営者・幹部向けメールマガジン
業績回復のきっかけは社内にあった
「社員がやる気を出す秘訣」 vol.46 2006/3/14(火)
並木
労務経営事務所
http://homepage2.nifty.com/803/
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「うちあたりの零細で経営方針だ、経営計画だって言われても
ピントこないね・・・・・・・」社長
私も以前はそう思っていました。
でも、経営方針や経営計画がない会社は、社長が日によって色々言うこと
が違ったり、どこかで聞いてきたことを急に社員にやらせたりするから
会社全体がチグハグになりロスが多くなって、社員も「また始まったよ」
としらけてやる気をなくします。
また経営方針に合わせて、そういった長所を持っている人を
採用できる
から、
採用された人もやりがいがあるし、会社の
採用コストの面でも
大変効果的です。
-----------------
■ 今日の目次 ■
-----------------
・ お客に好かれる会社になるための3ヵ年計画の作り方の続き
・ 次回予告
・ 本の紹介
----------------------------------------------------
■ お客に好かれる会社になるための3ヵ年計画の作り方 ■
----------------------------------------------------
前回は3ヵ年計画を立てるにあたり、最初にやるべきことは「現状把握」
が重要だと申し上げました。
まず
1. 自社の強みを把握する
中小企業は会社も人も欠点が多いものです。大企業はみんな強くて
一つ二つだけ弱いので「建て直し」しますが、中小企業がこれを
やっていたら10年かかってしまいます。
中小企業は自社の強みを伸ばしましょう。
次は
2. 外部環境の変化を把握する
●金融機関の統合
●少子高齢化
●豊かさの変化
●経済のグローバル化
●規制緩和
●ITの普及
●国家財政の悪化
中小企業の本当の敵は外部環境の変化です。
「俺の時代はこうだった」なんて過去にこだわっていたら、多様化して
きた顧客の支持は得られません。
そして、現状把握をしたうえで
1. 基本方針の決定 です。
我社は3年間はこういう方向を目指すという方針を全員の行動の拠り所
として明確に示します。群れの目指すべき方向をボスがハッキリ指し示す
わけです。
この場合注意したいのは、この目標が売上利益の数字でいいのだろうか?
ということです。
自分で「売上2億円にする」と言うのはかってですが、買うか買わないかの
決定権は100%お客が握っており、かつ、お客さんを狙っているのは自分の
ところだけではありません。
需要より供給量が上回る現代では、
売上の前に競争相手より「お客さんに気に入られる」ことが出発点に
ならなければなりません。
そのための目標が基本方針にならなければなりません。
ポイントはいつも言うように「小さな1位作り」です。
自社の特徴と強みを活かし、ひとつの側面で
例えば
「業界でも大きなものはうちが一番だ」
「長いものならうちが一番だ」
「子供向けならうちが品揃えは一番だ」
というように、小さい範囲でいいから一番づくりを目指す、あるいは一番
になれるところを探すことが競争上の弱者である中小企業の戦い方です。
それを総花的に何でもかんでもやろうとするから
「値段がね・・・」「品質がね・・・」「サービスがね・・・」
とみんな見劣りがしてしまい、かけた宣伝費や営業費の割りに見返りが
少なく利益が出なくなります。
ライブドアの再建も小さな1位が何もないからむずかしそう???
小さくてもいいから1位の部分が何もないと、こういうふうにピンチや
不況の時に弱いようです。
経営は長期スパンで考えるべきで、長い年月の間には不況やピンチは
付き物ですから、そういう面でも小さな1位づくりは大事です。
ある下請工場では、親会社のメイン製品ではなく、あまり力を入れてない
サブ製品の仕事ばかりを集めました。もちろん、それに備えて小ロット用
の特徴ある機械ばかり揃えてきたそうです。
メインの製品は、競争が激しくコストダウンの要求もきびしいのに対して
サブ製品は、要求も甘く、かえって「いつもこんな仕事ばかりで悪いね」
なとど気を使ってくれるそうです。もちろん単価もいい仕事だそうです。
量が足りなければ、たくさんそういう仕事を取ってくる努力をすれば
いいわけです。
経営戦略や方針というと、何か
特許を取るようなすごい事をやることと
勘違いしている人がいますが、上記のようなことだってりっぱな
競争弱者の戦略です。
要するに自社の経営能力で勝てる製品や場所を見つけることです。
そしてその次は
2. 会社の小さな1位づくりのために各部門が進むべき方向(目標)と
社員の成長像を示します。
会社が小さな1位づくりをするための重点課題や3年後の目標を、各部門
ごとに明確化します。
どこに、何を、どのように売るのか、そのためには各部門が何を重視する
のかをなどをハッキリさせ、具体的に人やお金を投入する部門ごとの計画
を立てます。
同時に、他の計画書づくりではあまり出てこないことですが
「社員の成長像や、どのようなことが出来る、どのようなことを
任せられる」ということを社員に指し示すことが大切だと思います。
今、とくに若い人に対してハングリー精神を持てと言ってもむずかしい
時代です。
車はすでに持っていて、家だって一人っ子だったりすると親が建てた
きれいな家があったりして、おまけに一生懸命30年間働いてきたのに
簡単に紙一枚でリストラされたり、会社が倒産するのを見ている人達に
会社のためにいっしょうけんめい仕事しろといっても無理な時代です。
ですから会社のためではなく、自分のため、自分の技能向上、自分の処遇
自分の給与
賞与が増えるというイメージを会社が持たせないと、現代人は
一生懸命になれないのではないでしょうか?
ベルトコンベアーで大量生産で単純なモノを作ったり売ったりする時代
でなく、また働く人々も多様化している今、各人がいい意味で自分のため
に頑張ることが、結果的に会社の業績向上につながるのだと思います。
■会社のために頑張れ⇒×
■自分のために頑張る=会社業績向上の仕組み⇒○
次回は「お客に好かれる会社になるための今年度計画の作り方」を
お送りします。
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発行元 : 並木
労務経営事務所
http://homepage2.nifty.com/803/
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「うちあたりの零細で経営方針だ、経営計画だって言われても
ピントこないね・・・・・・・」社長
私も以前はそう思っていました。
でも、経営方針や経営計画がない会社は、社長が日によって色々言うこと
が違ったり、どこかで聞いてきたことを急に社員にやらせたりするから
会社全体がチグハグになりロスが多くなって、社員も「また始まったよ」
としらけてやる気をなくします。
また経営方針に合わせて、そういった長所を持っている人を採用できる
から、採用された人もやりがいがあるし、会社の採用コストの面でも
大変効果的です。
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■ 今日の目次 ■
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・ お客に好かれる会社になるための3ヵ年計画の作り方の続き
・ 次回予告
・ 本の紹介
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■ お客に好かれる会社になるための3ヵ年計画の作り方 ■
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前回は3ヵ年計画を立てるにあたり、最初にやるべきことは「現状把握」
が重要だと申し上げました。
まず
1. 自社の強みを把握する
中小企業は会社も人も欠点が多いものです。大企業はみんな強くて
一つ二つだけ弱いので「建て直し」しますが、中小企業がこれを
やっていたら10年かかってしまいます。
中小企業は自社の強みを伸ばしましょう。
次は
2. 外部環境の変化を把握する
●金融機関の統合
●少子高齢化
●豊かさの変化
●経済のグローバル化
●規制緩和
●ITの普及
●国家財政の悪化
中小企業の本当の敵は外部環境の変化です。
「俺の時代はこうだった」なんて過去にこだわっていたら、多様化して
きた顧客の支持は得られません。
そして、現状把握をしたうえで
1. 基本方針の決定 です。
我社は3年間はこういう方向を目指すという方針を全員の行動の拠り所
として明確に示します。群れの目指すべき方向をボスがハッキリ指し示す
わけです。
この場合注意したいのは、この目標が売上利益の数字でいいのだろうか?
ということです。
自分で「売上2億円にする」と言うのはかってですが、買うか買わないかの
決定権は100%お客が握っており、かつ、お客さんを狙っているのは自分の
ところだけではありません。
需要より供給量が上回る現代では、
売上の前に競争相手より「お客さんに気に入られる」ことが出発点に
ならなければなりません。
そのための目標が基本方針にならなければなりません。
ポイントはいつも言うように「小さな1位作り」です。
自社の特徴と強みを活かし、ひとつの側面で
例えば
「業界でも大きなものはうちが一番だ」
「長いものならうちが一番だ」
「子供向けならうちが品揃えは一番だ」
というように、小さい範囲でいいから一番づくりを目指す、あるいは一番
になれるところを探すことが競争上の弱者である中小企業の戦い方です。
それを総花的に何でもかんでもやろうとするから
「値段がね・・・」「品質がね・・・」「サービスがね・・・」
とみんな見劣りがしてしまい、かけた宣伝費や営業費の割りに見返りが
少なく利益が出なくなります。
ライブドアの再建も小さな1位が何もないからむずかしそう???
小さくてもいいから1位の部分が何もないと、こういうふうにピンチや
不況の時に弱いようです。
経営は長期スパンで考えるべきで、長い年月の間には不況やピンチは
付き物ですから、そういう面でも小さな1位づくりは大事です。
ある下請工場では、親会社のメイン製品ではなく、あまり力を入れてない
サブ製品の仕事ばかりを集めました。もちろん、それに備えて小ロット用
の特徴ある機械ばかり揃えてきたそうです。
メインの製品は、競争が激しくコストダウンの要求もきびしいのに対して
サブ製品は、要求も甘く、かえって「いつもこんな仕事ばかりで悪いね」
なとど気を使ってくれるそうです。もちろん単価もいい仕事だそうです。
量が足りなければ、たくさんそういう仕事を取ってくる努力をすれば
いいわけです。
経営戦略や方針というと、何か特許を取るようなすごい事をやることと
勘違いしている人がいますが、上記のようなことだってりっぱな
競争弱者の戦略です。
要するに自社の経営能力で勝てる製品や場所を見つけることです。
そしてその次は
2. 会社の小さな1位づくりのために各部門が進むべき方向(目標)と
社員の成長像を示します。
会社が小さな1位づくりをするための重点課題や3年後の目標を、各部門
ごとに明確化します。
どこに、何を、どのように売るのか、そのためには各部門が何を重視する
のかをなどをハッキリさせ、具体的に人やお金を投入する部門ごとの計画
を立てます。
同時に、他の計画書づくりではあまり出てこないことですが
「社員の成長像や、どのようなことが出来る、どのようなことを
任せられる」ということを社員に指し示すことが大切だと思います。
今、とくに若い人に対してハングリー精神を持てと言ってもむずかしい
時代です。
車はすでに持っていて、家だって一人っ子だったりすると親が建てた
きれいな家があったりして、おまけに一生懸命30年間働いてきたのに
簡単に紙一枚でリストラされたり、会社が倒産するのを見ている人達に
会社のためにいっしょうけんめい仕事しろといっても無理な時代です。
ですから会社のためではなく、自分のため、自分の技能向上、自分の処遇
自分の給与賞与が増えるというイメージを会社が持たせないと、現代人は
一生懸命になれないのではないでしょうか?
ベルトコンベアーで大量生産で単純なモノを作ったり売ったりする時代
でなく、また働く人々も多様化している今、各人がいい意味で自分のため
に頑張ることが、結果的に会社の業績向上につながるのだと思います。
■会社のために頑張れ⇒×
■自分のために頑張る=会社業績向上の仕組み⇒○
次回は「お客に好かれる会社になるための今年度計画の作り方」を
お送りします。
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