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シリーズ「優れた経営者の
コンピテンシーを学ぶ!」
<第322回>[(第20話)「業界の異端児、すしざんまい木村社長の差別化力!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「優れた経営者の
コンピテンシーを学ぶ!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介して
いきます。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読
みいただきたいと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.パイロットの夢破れるも次々ニュービジネスを!
2.24時間営業の職人が握る寿司屋チェーン!
3.学校まで作って寿司職人を自ら育てる!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記
===========================
この20年で寿司業界は大きな変貌を遂げた。回転寿司の出現である。寿司全体
の30%は回転寿司が占めるようになったそうだ。そしてこの10年で一万店の
寿司屋が廃業しているという。街の寿司屋では回転寿司には勝てない厳しい業界
になっているわけだ。
例えば回転寿司業界3位の「くらずし」を運営する「くらコーポレーション」は
設備化がすごい。素人のアルバイトでも寿司を握れるようにロボット化されてい
る。
そんな業界に参入して都心で瞬く間に繁盛店になった寿司チェーン店がある。
「すしざんまい」という大型店だ。価格競争の激しい業界だが価格は安からず、
高からず。つまりリーズナブルだ。築地の店には年間70万人集客し、売上げ
17億円を叩き出す。都内に29店舗を構え、年商は125億円だ。「すしざんま
い」では機械ですしを握るのではなく、寿司職人が握る。その職人は320人いる
が店舗拡大のためには職人の確保が喫緊の課題だ。
「すしざんまい」を運営する会社「喜代村」の木村清社長は中学を出て航空自衛
隊に入りパイロットになるのが夢だったが入隊後目の病で夢は絶たれた。そして
今厳しい寿司業界で「差別化」経営で勝ち組になっている。
今回は「喜代村」の木村清社長の「差別化力」なる
コンピテンシーに迫ってみる。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
寿司屋の欠点はカンバン、売り切れ。だから年中無休で24時間営業の寿司屋な
ら繁盛すると思った。
木村 清
***********************************************************************
【2】メルマガ本論
[(第20話)業界の異端児、すしざんまい木村社長の差別化力!]
1.パイロットの夢破れるも次々ニュービジネスを!
15歳の春、憧れの航空自衛隊に入る。パイロットになるのが夢だった。ところ
が目の病気を患ってパイロットの夢は絶たれた。やむなくある水産会社に入社し
冷凍枝豆の販売を担当する。当時冷凍枝豆は夏場にしか売れなかった。賢い木村
氏は空いている倉庫を借りて冬場にもかかわらずビヤホールを始めた。これが当
たって冷凍枝豆は年中売れるようになった。
1979年に独立した木村氏はあっちこっちに余っているコンテナを空き地に設置し
てモーテルを開設しようとした。ところが当局の立ち入りで「風俗営業の許可証
を見せろ」と言われて断念した。風俗営業について勉強することを怠ったのだ。
すぐさま頭を切り替えてコンテナカラオケを開設したところこれが大当たりした。
商売上手の木村氏は80以上もの事業を興したという。そして2001年に「すしざ
んまい」を興した。
2.24時間営業の職人が握る寿司屋チェーン!
夜中に寿司屋に行くと「すみません、カンバンなんです」とか「すみません、え
んがわは売り切れです」とよく言われる。24時間営業、365日営業、ネタ切れ
なしの寿司屋なら繁盛すると考えたわけだ。多くの回転寿司屋のように機械に握
らせるのではなく、お客と楽しい掛け合いをしながら職人が握るスタイルを基本
に据えた。これらが「すしざんまい」の「差別化」の一例である。
29店舗で年中無休、24時間営業となるとネタの仕入と確実な確保が問題とな
る。寿司ネタの30%はマグロだ。だからマグロの確保は重要だ。スペインなど
にも出かけて備蓄マグロを買い、輸入する。マグロの輸入網はいたるところに張
り巡らせている。
その他のネタも産地の漁港から直送で仕入れるもの、卸や中卸を通して仕入れる
ものなどうまく使い分けをし、ネタ切れを起こさないように管理している。この
重要な任務には息子の専務が当たっている。
世の中のライフスタイルが大きく変わり、夜中でも深夜でもすしを食べに来るお
客はいる。いつ行っても食べられるという安心感を与えることも「差別化」にな
っているわけだ。
3.学校まで作って寿司職人を自ら育てる!
寿司職人は三直交代制で、都内29店舗で320人いるが寿司職人は足りない。こ
れから店舗を増やそうとすれば寿司職人を集めなければならない。そこで木村社
長は考えた。なんと喜代村塾という寿司職人養成学校を作ってしまったのだ。
例えば元サッカー選手も入塾してくるという。「すしざんまい」の店舗で働きな
がら学校に行けるという利点がある。寮に入り、働きながら学び、学費を払って
も多少お金が残るからうれしい。
職人試験に合格すれば店舗に配属されてそこで腕を磨きながらがんばる。当面の
目標は店長になることだ。スポーツ選手は若くして引退する。監督やコーチとし
て飯を食えるのは一握りだ。寿司職人の技術を身に付けることは残された長い人
生を実りあるものにしてくれる。自前で寿司職人を育てることも「差別化」であ
り、社会貢献なのだ。
【3】今日のまとめ
1.競争の激しい業界に参入するに当たりどのような「差別化」を採り入れるか
が特に重要であること。
2.寿司業界ではカンバンなし、ネタ切れなし、年中無休の24時間営業は大き
な「差別化」になること。
3.寿司職人を一般から募集することも悪くはないが寿司職人を自前で養成する
という発想はすばらしいこと。
4.元サッカー選手なども寿司職人養成塾に入熟してきており、すばらしい社会
貢献になっていること。
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⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
顧客満足(CS)を高めなければとよく言われる。しかし「すしざんまい」を運
営する喜代村の木村社長は顧客の幸福(CH:customer happiness)を基本に据
えている。満足を超えた幸福を提供すれば顧客は押し寄せる。当然の法則である。
<この記事はテレビ東京の2009年11月放送の「カンブリア宮殿」も参考にしています。>
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
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<第322回>[(第20話)「業界の異端児、すしざんまい木村社長の差別化力!」
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「優れた経営者の
コンピテンシーを学ぶ!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介して
いきます。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読
みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.パイロットの夢破れるも次々ニュービジネスを!
2.24時間営業の職人が握る寿司屋チェーン!
3.学校まで作って寿司職人を自ら育てる!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記
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この20年で寿司業界は大きな変貌を遂げた。回転寿司の出現である。寿司全体
の30%は回転寿司が占めるようになったそうだ。そしてこの10年で一万店の
寿司屋が廃業しているという。街の寿司屋では回転寿司には勝てない厳しい業界
になっているわけだ。
例えば回転寿司業界3位の「くらずし」を運営する「くらコーポレーション」は
設備化がすごい。素人のアルバイトでも寿司を握れるようにロボット化されてい
る。
そんな業界に参入して都心で瞬く間に繁盛店になった寿司チェーン店がある。
「すしざんまい」という大型店だ。価格競争の激しい業界だが価格は安からず、
高からず。つまりリーズナブルだ。築地の店には年間70万人集客し、売上げ
17億円を叩き出す。都内に29店舗を構え、年商は125億円だ。「すしざんま
い」では機械ですしを握るのではなく、寿司職人が握る。その職人は320人いる
が店舗拡大のためには職人の確保が喫緊の課題だ。
「すしざんまい」を運営する会社「喜代村」の木村清社長は中学を出て航空自衛
隊に入りパイロットになるのが夢だったが入隊後目の病で夢は絶たれた。そして
今厳しい寿司業界で「差別化」経営で勝ち組になっている。
今回は「喜代村」の木村清社長の「差別化力」なるコンピテンシーに迫ってみる。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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寿司屋の欠点はカンバン、売り切れ。だから年中無休で24時間営業の寿司屋な
ら繁盛すると思った。
木村 清
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【2】メルマガ本論
[(第20話)業界の異端児、すしざんまい木村社長の差別化力!]
1.パイロットの夢破れるも次々ニュービジネスを!
15歳の春、憧れの航空自衛隊に入る。パイロットになるのが夢だった。ところ
が目の病気を患ってパイロットの夢は絶たれた。やむなくある水産会社に入社し
冷凍枝豆の販売を担当する。当時冷凍枝豆は夏場にしか売れなかった。賢い木村
氏は空いている倉庫を借りて冬場にもかかわらずビヤホールを始めた。これが当
たって冷凍枝豆は年中売れるようになった。
1979年に独立した木村氏はあっちこっちに余っているコンテナを空き地に設置し
てモーテルを開設しようとした。ところが当局の立ち入りで「風俗営業の許可証
を見せろ」と言われて断念した。風俗営業について勉強することを怠ったのだ。
すぐさま頭を切り替えてコンテナカラオケを開設したところこれが大当たりした。
商売上手の木村氏は80以上もの事業を興したという。そして2001年に「すしざ
んまい」を興した。
2.24時間営業の職人が握る寿司屋チェーン!
夜中に寿司屋に行くと「すみません、カンバンなんです」とか「すみません、え
んがわは売り切れです」とよく言われる。24時間営業、365日営業、ネタ切れ
なしの寿司屋なら繁盛すると考えたわけだ。多くの回転寿司屋のように機械に握
らせるのではなく、お客と楽しい掛け合いをしながら職人が握るスタイルを基本
に据えた。これらが「すしざんまい」の「差別化」の一例である。
29店舗で年中無休、24時間営業となるとネタの仕入と確実な確保が問題とな
る。寿司ネタの30%はマグロだ。だからマグロの確保は重要だ。スペインなど
にも出かけて備蓄マグロを買い、輸入する。マグロの輸入網はいたるところに張
り巡らせている。
その他のネタも産地の漁港から直送で仕入れるもの、卸や中卸を通して仕入れる
ものなどうまく使い分けをし、ネタ切れを起こさないように管理している。この
重要な任務には息子の専務が当たっている。
世の中のライフスタイルが大きく変わり、夜中でも深夜でもすしを食べに来るお
客はいる。いつ行っても食べられるという安心感を与えることも「差別化」にな
っているわけだ。
3.学校まで作って寿司職人を自ら育てる!
寿司職人は三直交代制で、都内29店舗で320人いるが寿司職人は足りない。こ
れから店舗を増やそうとすれば寿司職人を集めなければならない。そこで木村社
長は考えた。なんと喜代村塾という寿司職人養成学校を作ってしまったのだ。
例えば元サッカー選手も入塾してくるという。「すしざんまい」の店舗で働きな
がら学校に行けるという利点がある。寮に入り、働きながら学び、学費を払って
も多少お金が残るからうれしい。
職人試験に合格すれば店舗に配属されてそこで腕を磨きながらがんばる。当面の
目標は店長になることだ。スポーツ選手は若くして引退する。監督やコーチとし
て飯を食えるのは一握りだ。寿司職人の技術を身に付けることは残された長い人
生を実りあるものにしてくれる。自前で寿司職人を育てることも「差別化」であ
り、社会貢献なのだ。
【3】今日のまとめ
1.競争の激しい業界に参入するに当たりどのような「差別化」を採り入れるか
が特に重要であること。
2.寿司業界ではカンバンなし、ネタ切れなし、年中無休の24時間営業は大き
な「差別化」になること。
3.寿司職人を一般から募集することも悪くはないが寿司職人を自前で養成する
という発想はすばらしいこと。
4.元サッカー選手なども寿司職人養成塾に入熟してきており、すばらしい社会
貢献になっていること。
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【4】編集後記
顧客満足(CS)を高めなければとよく言われる。しかし「すしざんまい」を運
営する喜代村の木村社長は顧客の幸福(CH:customer happiness)を基本に据
えている。満足を超えた幸福を提供すれば顧客は押し寄せる。当然の法則である。
<この記事はテレビ東京の2009年11月放送の「カンブリア宮殿」も参考にしています。>
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く。
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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