◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第231回>できる人の
コンピテンシーをベンチマークする!
==■「挫折、そしてズボラ料理で確固たる地位を築いた奥園流差別化力!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、
成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「できる人の
コンピテンシーをベンチマークする!」と題して事例を解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者
・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みい
ただきたいと思います。
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<今回のメニュー>
=================================
【1】福岡での料理教室が当たって夢が膨らむ!
【2】35歳、上京するも仕事来なかった!
【3】ズボラ主婦のズボラ料理で差別化大成功!
【4】編集後記
=================================
料理研究家と言われる人は5万といる。ほとんどの人は料理学校を運営しながら料理研究
家の看板を上げている。浜内千波氏もその一人だ。テレビの料理番組に登場する料理研究
家として紹介される人は有名人もいるが名前の知らない人も実に多い。
ここ数年テレビなどに引っ張りだこなのが奥園寿子氏だ。彼女の売りは[ナマクラズボラ
料理]とか「ズボラ主婦のズボラ料理」だ。
例えば10分程度で同時並行に3品程度の料理を作ってしまう早業が売りだが料理の出来
栄えも味も本格的でうまいと評判だ。
我が家では朝食は私が作る。家にいるときは昼食(麺類が多いが)も作る。男料理だから
早くやってしまいたい。でもちょっぴり見栄えよくしたいし旨い料理に仕上げたい。私が
作る味噌汁はお世辞とは思うが家内も絶賛してくれる。
奥園流ズボラ料理は食材をビニール袋に入れるのが得意技の一つだ。調味料を入れてビニ
ール袋を数回振れば下ごしらえ完了だ。干し椎茸なども水に戻さず砕いて直接入れる。邪
道に見えるが料理の出来栄えも味も申し分ないのだという。
そこで、今回はズボラ主婦のズボラ料理を売りに大活躍している奥園寿子氏の「差別化力」
に迫ってみる。
【1】福岡での料理教室が当たって夢が膨らむ!
父は京都大学農学部の土壌学者だった。中学生のころ父と小豆を煮て「こしあん」を作る
のが楽しみの一つだったという。そんな経験から何でも実験して確かめていく楽しさを学
んだ。一方、母は大の料理嫌い。小学校一年のときから台所に立ち、一家の食事を一手に
引き受けた。奥園寿子氏はそのような奇妙な環境で育った。
中華料理が好きで神戸市外国語大学中国語科に入学した。餃子作りの腕は上達したが中国
語はほとんどものにできないまま卒業することになった。
平成2年(1990年)に料理研究家としての活動を開始したが大学を出て6年の間にかなり
の転職を繰り返している。ざっと数えただけでも10前後。子供のころから異常なまでに
好奇心が強く、ついやってみたい、なって見たいという衝動に駆られるのであろう。
料理研究家として活動を始めたころは福岡に住んでおり、福岡で料理教室を開いたところ
「分かりやすい」と評判になり生徒が120人も集まった。地元のテレビ番組にも出演する
ほどの売れっ子になった。そうなれば好奇心旺盛な彼女のこと、当然東京に出て料理研究
家としての可能性に賭けてみたい気持ちになるのは極自然だった。
【2】35歳、上京するも仕事来なかった!
平成8年(1997年)、2人の子供をつれて上京した(気になっていろいろインターネット
を検索してみたがご主人の情報は出てこない)のは35歳の冬だった。父が無謀すぎると
言って反対したことはうそではなかった。東京には料理の上手な人は山ほどいた。精一杯
気取った料理を作ってあっちこっちの編集者に売り込んでみたが泣かず飛ばずだった。
料理学校を出ているわけでもなくグルメに詳しいわけでもない自分にできる料理とは何か。
「そうだ、他の料理研究家に対して差別化を図らなければ」というところに行きついた。
折りしも、当時食費を節約するため、乾物主体の料理を作っていた。乾物で美味しい料理
はできないか、早速台所で実験を繰り返した。
干し椎茸は水に戻さず砕いてそのまま入れる、高野豆腐や麩(ふ)を西洋料理に使うなど
固定観念を取り払った。すると次々新メニューが生まれ、楽しい料理になった。一つの鍋
で同時並行して3種類の料理を作り、時間を節約することも考えた。この一見邪道と思わ
れる料理にネーミングが必要だ。「ズボラ主婦のズボラ料理」が見事にはまった。翌年出
版した乾物の本が注目を集め、出版社やテレビ局から次々声が掛かり始めた。
【3】ズボラ主婦のズボラ料理で差別化大成功!
およそ事業というものは「差別化」が成功のカギを握ることは誰でも知っている。どのよ
うに「差別化」を図るかが問題だ。「差別化」を図れない会社は価格競争のアリ地獄、つ
まり体力勝負を強いられている。
奥園寿子氏の料理番組は見ていて楽しい。小道具に料理用はさみ、ビニール袋がよく登場
する。前述の一つの鍋で同時並行して3種類の料理を作るとしたら3つの部屋に仕切られ
ている特殊な鍋を連想する。ところが彼女が使う鍋は普通の鍋だ。
例えば鍋で肉じゃがを作る。アルミホイルに味付けして下ごしらえした魚を包んで鍋に放
り込む。野菜も摂取したいからアルミホイルにホーレンソーあるいはブロッコリーを包ん
で鍋に放り込む。鍋に放り込むとき時間差を設けて加熱時間を調節するだけだ。これでズ
ボラ料理3品の出来上がりだ。
「料理は楽しく」の原点は父との「こしあん」作りが原点になっている。彼女はアシスタ
ントを使わず商店街で食材を買い揃え、料理撮影の準備をする。完全な自作自演のズボラ
料理なのだ。
【4】編集後記
今は老若男女の一人暮らしがものすごい勢いで増えている。購入した既製料理は味付けが
濃く、健康にはよくない。老若男女のお一人様もズボラ料理に挑戦してみてはどうか。
昔から「食うために生きるのか、生きるために食うのか」と言われてきたが、生きるため
に料理を楽しもう。
<この記事は平成22年3月9日の読売新聞の記事も参考にしています。>
次回に続く
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、
成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「できる人のコンピテンシーをベンチマークする!」と題して事例を解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者
・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みい
ただきたいと思います。
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<今回のメニュー>
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【1】福岡での料理教室が当たって夢が膨らむ!
【2】35歳、上京するも仕事来なかった!
【3】ズボラ主婦のズボラ料理で差別化大成功!
【4】編集後記
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料理研究家と言われる人は5万といる。ほとんどの人は料理学校を運営しながら料理研究
家の看板を上げている。浜内千波氏もその一人だ。テレビの料理番組に登場する料理研究
家として紹介される人は有名人もいるが名前の知らない人も実に多い。
ここ数年テレビなどに引っ張りだこなのが奥園寿子氏だ。彼女の売りは[ナマクラズボラ
料理]とか「ズボラ主婦のズボラ料理」だ。
例えば10分程度で同時並行に3品程度の料理を作ってしまう早業が売りだが料理の出来
栄えも味も本格的でうまいと評判だ。
我が家では朝食は私が作る。家にいるときは昼食(麺類が多いが)も作る。男料理だから
早くやってしまいたい。でもちょっぴり見栄えよくしたいし旨い料理に仕上げたい。私が
作る味噌汁はお世辞とは思うが家内も絶賛してくれる。
奥園流ズボラ料理は食材をビニール袋に入れるのが得意技の一つだ。調味料を入れてビニ
ール袋を数回振れば下ごしらえ完了だ。干し椎茸なども水に戻さず砕いて直接入れる。邪
道に見えるが料理の出来栄えも味も申し分ないのだという。
そこで、今回はズボラ主婦のズボラ料理を売りに大活躍している奥園寿子氏の「差別化力」
に迫ってみる。
【1】福岡での料理教室が当たって夢が膨らむ!
父は京都大学農学部の土壌学者だった。中学生のころ父と小豆を煮て「こしあん」を作る
のが楽しみの一つだったという。そんな経験から何でも実験して確かめていく楽しさを学
んだ。一方、母は大の料理嫌い。小学校一年のときから台所に立ち、一家の食事を一手に
引き受けた。奥園寿子氏はそのような奇妙な環境で育った。
中華料理が好きで神戸市外国語大学中国語科に入学した。餃子作りの腕は上達したが中国
語はほとんどものにできないまま卒業することになった。
平成2年(1990年)に料理研究家としての活動を開始したが大学を出て6年の間にかなり
の転職を繰り返している。ざっと数えただけでも10前後。子供のころから異常なまでに
好奇心が強く、ついやってみたい、なって見たいという衝動に駆られるのであろう。
料理研究家として活動を始めたころは福岡に住んでおり、福岡で料理教室を開いたところ
「分かりやすい」と評判になり生徒が120人も集まった。地元のテレビ番組にも出演する
ほどの売れっ子になった。そうなれば好奇心旺盛な彼女のこと、当然東京に出て料理研究
家としての可能性に賭けてみたい気持ちになるのは極自然だった。
【2】35歳、上京するも仕事来なかった!
平成8年(1997年)、2人の子供をつれて上京した(気になっていろいろインターネット
を検索してみたがご主人の情報は出てこない)のは35歳の冬だった。父が無謀すぎると
言って反対したことはうそではなかった。東京には料理の上手な人は山ほどいた。精一杯
気取った料理を作ってあっちこっちの編集者に売り込んでみたが泣かず飛ばずだった。
料理学校を出ているわけでもなくグルメに詳しいわけでもない自分にできる料理とは何か。
「そうだ、他の料理研究家に対して差別化を図らなければ」というところに行きついた。
折りしも、当時食費を節約するため、乾物主体の料理を作っていた。乾物で美味しい料理
はできないか、早速台所で実験を繰り返した。
干し椎茸は水に戻さず砕いてそのまま入れる、高野豆腐や麩(ふ)を西洋料理に使うなど
固定観念を取り払った。すると次々新メニューが生まれ、楽しい料理になった。一つの鍋
で同時並行して3種類の料理を作り、時間を節約することも考えた。この一見邪道と思わ
れる料理にネーミングが必要だ。「ズボラ主婦のズボラ料理」が見事にはまった。翌年出
版した乾物の本が注目を集め、出版社やテレビ局から次々声が掛かり始めた。
【3】ズボラ主婦のズボラ料理で差別化大成功!
およそ事業というものは「差別化」が成功のカギを握ることは誰でも知っている。どのよ
うに「差別化」を図るかが問題だ。「差別化」を図れない会社は価格競争のアリ地獄、つ
まり体力勝負を強いられている。
奥園寿子氏の料理番組は見ていて楽しい。小道具に料理用はさみ、ビニール袋がよく登場
する。前述の一つの鍋で同時並行して3種類の料理を作るとしたら3つの部屋に仕切られ
ている特殊な鍋を連想する。ところが彼女が使う鍋は普通の鍋だ。
例えば鍋で肉じゃがを作る。アルミホイルに味付けして下ごしらえした魚を包んで鍋に放
り込む。野菜も摂取したいからアルミホイルにホーレンソーあるいはブロッコリーを包ん
で鍋に放り込む。鍋に放り込むとき時間差を設けて加熱時間を調節するだけだ。これでズ
ボラ料理3品の出来上がりだ。
「料理は楽しく」の原点は父との「こしあん」作りが原点になっている。彼女はアシスタ
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料理なのだ。
【4】編集後記
今は老若男女の一人暮らしがものすごい勢いで増えている。購入した既製料理は味付けが
濃く、健康にはよくない。老若男女のお一人様もズボラ料理に挑戦してみてはどうか。
昔から「食うために生きるのか、生きるために食うのか」と言われてきたが、生きるため
に料理を楽しもう。
<この記事は平成22年3月9日の読売新聞の記事も参考にしています。>
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