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中 小 企 業 の た め の ┃本┃当┃の┃経┃理┃
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VOL.049 (2006/03/28)
>
http://www.ando-kaikei.com
‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
こんにちは。
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
さて、多くの会社ではいよいよ期末ですね。
決算の準備はいかがですか?
世の中の上場企業は、かなり景気のいい話がでていますが、
中小企業はまだまだですね。
でも、人材派遣をはじめとして、求人関係はかなり
人手不足の話を聞くことが多くなってきました。
とくにソフト開発の人材は不足しているようですね。
あなたの会社はいかがですか?
さて、
昨日、カネボウの
粉飾決算事件の判決がありましたね。
社長・副社長とも有罪ながら執行猶予がつきました。
控訴はしない方針、ということです。
この二人にしてみれば、
「なんで私だけが」という思いは強いでしょう。
この二人が経営者になったときには、すでに、かなりの額の
負の遺産があり、
粉飾せざるを得なかった、という状況はわかります。
歴代の社長はすごく無責任ですよね。
これを背負わされてしまったお二人、
ちょっとかわいそうな気がします。
社長就任時の最初の
決算のときに、
過去の
負債を表に出すことができれば
今回のような責任をとらずにすんだかもしれませんが、
それができたかどうか。
難しいところですね。
報道によると、
1970年代から不正な経理操作が始まっていた、といことですから、
なかなか変えるのもむずかしかったでしょう。
結局、30年も不正な経理操作をしていても、
会計士の監査では
それを見抜くことはできないのです。
先日のライブドアの事件もそうですが、
会社の経理担当者が
不正な経理操作を始めると、かなり巧妙に、
つじつまのあうように経理処理をするので、
見抜くのはむずかしくなります。
ただ、
粉飾の方法は単純で、
「
資産水増しする」か「
負債を計上しない」か
どちらかの方法しかありません。
経営者が「黒字にしろ」といったら、
経理担当者が考えすぎて
おもわず粉飾ぎりぎりのことをやって、
黒字
決算にする、ということも
考えられます。
カネボウも、最初のうちは、そうだったのでしょう。
それを経営者の意図していたところなのか、
経理担当者がやりすぎていたのか、は
わかりません。
でも、大企業の場合は、
会計士の監査を通ってしまえば、
経営者も合法の
決算だ、と思ってしまう傾向があります。
本当の数字を把握するのは、
規模が大きくなれば大きくなるほど
難しいですから。
数字のお化粧ですんでいるうちに
改革を進められればいいのでしょうが、
数字がお化粧されていると、一番ごまかされてしまうのは、
実は「経営者」なのです。
中小起業でもよくあるのですが、
社長「去年の
決算は、黒字だったよね。」
経理担当者「黒字でしたが、
減価償却をやっていなかったので、
減価償却をすれば赤字
決算でした。」
社長「ああ、そうだったかな。」
こういう会話は、よくあることです。
つまり、経営者が赤字であることを認識していない。
粉飾決算の最大の問題は、そこにあると思います。
経営者がごまかされてしまって、危機感をもたずに
日々すごしてしまって、なにも改善されないのです。
あなたの会社でも、数字が厳しい見方で計上されているか、
あるいは、あまく、作り上げられていないか、
よく確認して、本当の実力はどうなのか、
よく見極めてくださいね
┌────────────────────────[ 安藤裕のブログ ]─
|■ 社長・起業家のための「夢をかなえる読書」のblog
└──────────────────────────────────
>>>
http://shohyou.ameblo.jp/
いままで読んできたの本(主にビジネス本)のなかから、
「これはいい」と思ったものについての書評を載せています。
忙しいビジネスマンの方必読!どれもきっと役に立つ一冊です。
┌────────────────────────―――――――――─
|■
会計事務所を探しているかたへ(無料小冊子配布のおしらせ)
└──────────────────────────────────
会計事務所をどうやって探せばいいのかわからない、
という方のために、
「中小企業のための失敗しない
会計事務所の選び方」という小冊子を
ご希望の方に無料で差し上げています。
中小企業の経営者のために、
いままでの経験を踏まえて書きました。
ご希望の方は、下記アドレスにメールにて
送り先の住所、お名前、会社名をお知らせください。
zeirishi@kaikeikobo.com
メールお待ちしています!
┌────────────────────────―――――――――─
|■ 編集後記
└──────────────────────────────────
さくらが満開ですね。
入学式前に、もう散ってしまいそうです。
もうすぐ、うちの子の中学入学式なのですが、
さくらの下で写真を取れなくなりそうなのは、残念ですね。。
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安藤裕
税理士事務所 /
株式会社 会計工房
〒221-0844 横浜市神奈川区沢渡45番地1ルピナス横浜西口302
TEL:045-316-1521 FAX:045-317-8071
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でも、人材派遣をはじめとして、求人関係はかなり
人手不足の話を聞くことが多くなってきました。
とくにソフト開発の人材は不足しているようですね。
あなたの会社はいかがですか?
さて、
昨日、カネボウの粉飾決算事件の判決がありましたね。
社長・副社長とも有罪ながら執行猶予がつきました。
控訴はしない方針、ということです。
この二人にしてみれば、
「なんで私だけが」という思いは強いでしょう。
この二人が経営者になったときには、すでに、かなりの額の
負の遺産があり、
粉飾せざるを得なかった、という状況はわかります。
歴代の社長はすごく無責任ですよね。
これを背負わされてしまったお二人、
ちょっとかわいそうな気がします。
社長就任時の最初の決算のときに、
過去の負債を表に出すことができれば
今回のような責任をとらずにすんだかもしれませんが、
それができたかどうか。
難しいところですね。
報道によると、
1970年代から不正な経理操作が始まっていた、といことですから、
なかなか変えるのもむずかしかったでしょう。
結局、30年も不正な経理操作をしていても、会計士の監査では
それを見抜くことはできないのです。
先日のライブドアの事件もそうですが、
会社の経理担当者が
不正な経理操作を始めると、かなり巧妙に、
つじつまのあうように経理処理をするので、
見抜くのはむずかしくなります。
ただ、
粉飾の方法は単純で、
「資産水増しする」か「負債を計上しない」か
どちらかの方法しかありません。
経営者が「黒字にしろ」といったら、
経理担当者が考えすぎて
おもわず粉飾ぎりぎりのことをやって、
黒字決算にする、ということも
考えられます。
カネボウも、最初のうちは、そうだったのでしょう。
それを経営者の意図していたところなのか、
経理担当者がやりすぎていたのか、は
わかりません。
でも、大企業の場合は、
会計士の監査を通ってしまえば、
経営者も合法の決算だ、と思ってしまう傾向があります。
本当の数字を把握するのは、
規模が大きくなれば大きくなるほど
難しいですから。
数字のお化粧ですんでいるうちに
改革を進められればいいのでしょうが、
数字がお化粧されていると、一番ごまかされてしまうのは、
実は「経営者」なのです。
中小起業でもよくあるのですが、
社長「去年の決算は、黒字だったよね。」
経理担当者「黒字でしたが、減価償却をやっていなかったので、
減価償却をすれば赤字決算でした。」
社長「ああ、そうだったかな。」
こういう会話は、よくあることです。
つまり、経営者が赤字であることを認識していない。
粉飾決算の最大の問題は、そこにあると思います。
経営者がごまかされてしまって、危機感をもたずに
日々すごしてしまって、なにも改善されないのです。
あなたの会社でも、数字が厳しい見方で計上されているか、
あるいは、あまく、作り上げられていないか、
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