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全社的にあらゆるムダを抽出してカイゼンする!

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     シリーズ「コスト意識の強化で仕事のできる人の集団を作る!」

 <第405回>[(第4話)「全社的にあらゆるムダを抽出してカイゼンする!」]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の
必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「コスト対
応力とコンピテンシー!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事
を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の
方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.6つのムダを定義して改善する!
2.提案制度を活性化する!
3.プロジェクト活動の勧め!
【3】「チームワーク力」を高めるために!
【4】今日のポイント
【5】編集後記

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ムダをムダと感じる目を養っていない人は多い。ムダと感じていないわけだ
からカイゼンしようという意識が働かないのは当然だ。

ムダが見えていているのに気付かない。それは関心がないからだ。好奇心も
ないからだ。私事で恐縮だが、現役時代に10人前後の部下に設備もシステム
も社員の教育レベルも相当高い工場を見学させたことが何度かある。後で感
想をレポートさせると必ず何人かは、「特に参考になる点はなかった」と書
いたのを覚えている。要するに関心も好奇心もなければ「猫に小判」、「馬
の耳に念仏」と言うわけだ。

スルロス・ゴーン社長が日産に乗り込んでサバイバルプランを推進するとき、
「抵抗勢力は最大の敵ではありません。最大の敵は無関心派です」と言って
いたのを思い出す。社内にはムダと言うものに無関心な人が一人もいなくな
るように行動特性を変えさせなければならないのである。

そこで今回は「コスト意識の強化で仕事のできる人の集団を作る!」の第4
回目として「全社的にあらゆるムダを抽出してカイゼンする!」と題して解
説することにする。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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実は改革を行うに当たっては、抵抗勢力は最大の敵ではありません。最大の
敵は、無関心さです。

       カルロス・ゴーン

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【2】メルマガ本論

[(第4話)全社的にあらゆるムダを抽出して改善する!]


工場でもオフィスでもいたるところにムダが潜んでいる。要はそれに気付い
認知するかどうかがカギを握っているのである。

以下に6つのムダを採り挙げて解説することにする。


1.6つのムダを定義して改善する!

今回は、事例として6つのムダを抽出したが、会社によっては他にもムダは
あるはずだからよく議論してたくさん抽出してほしい。そして以下の要領で
ムダを定義付けし、対策を講じることが大切である。


□ やり直すムダ

定義付けの例は、「本来1回で完了すべき仕事を2回以上やり直すこと」、
「オシャカ(不良)を作ってしまい、手直しができないため再製作すること」
などとしてはどうだろうか。

対策に結びつく行動基準の例は、「責任者が当該作業に関する教育訓練をし
っかり行い、十分理解している者にのみ作業をさせる」あるいは「作業を担
当する者全員が手順書をしっかり理解し、集中力を持って作業する」として
はどうだろうか。


□ 歩行のムダ

定義付けの例は、「職場内で、5歩以上歩かないと目的物にたどり着けない
こと」としてはどうだろうか。5歩とするか10歩とするかは職場の状況で変
わる。

対策に結びつく行動基準の例は、「5歩以内で目的物にたどり着けるような
レスアウトにする」としてはどうだろうか。


□ 運搬のムダ

定義付けの例は、「社内で書類や物品を手に持って、あるいは台車などに乗
せて各人が運搬すること」としてはどうだろうか。

対策に結びつく行動基準の例は、「時間と担当を決め、あるいは声を掛け合
って、ついでの人が他の人の書類、物品を運搬するルールを確立する」とし
てはどうだろうか。会社によっては社内宅配便を制度化して効率的に運営し
ている例もある。


□ 探すムダ

定義付けの例は、「書類や物品などを探すために浪費する時間」としてはど
うだろうか。

対策に結びつく行動基準の例は、「全社的に職場の5Sを展開する」あるい
は「パソコン内の資料を検索しやすいようにフォルダ作って整理・整頓する」
としてはどうだろうか。


□ 待つムダ

定義付けの例は、「自分の仕事の完了を待って次の工程の仕事をする人に対
して、待ち時間を生じさせること」としてはどうだろうか。

対策に結びつく行動基準の例は、「全員が自分の仕事の迅速さと正確さを強
く意識し、遅滞なく完了して次の工程の人に送る」としてはどうだろうか。

自分の前工程の人が遅れたことを理由に挙げ、マイペースでやる人がいる。
他人の遅れを挽回してできるだけ遅れを取り戻す行動力が求められる。


□ 不自然な姿勢で何かをするする動作のムダ

定義付けの例は、「背伸びをしたり、しゃがんだり、体をねじるような非効
率な動作が伴う作業」としてはどうだろうか。このような動作を繰り返して
いると腰を痛めたりもする。

対策に結びつく行動基準の例は、「頻繁に使用する道具などは極力目線の位
置に置く」あるいは「物を一時保管したりするときは、『バラ置き』⇒『床
置き』⇒『パレット置き』⇒『台車置き』と言うように活性度の高い置き方
にする」などとしてはどうだろうか。

「ムダを認識する→そのムダを定義付けする→対策に結びつく行動基準を設
定する→行動基準に則して行動する」。定義付けや行動基準は人によって異
なって当然だ。全社員が対策に結びつく行動基準を決めてカイゼンしていけ
ばいい。


2.提案制度を活性化する!

会社によっては「提案制度」が確立されている。制度が確立されていても必
ずしも活発に運営されているとは限らない。中には消滅状態の会社もある。
ネタ切れを理由に挙げる人もいるが絶対にネタ切れになることはない。

提案制度があるのならそれを活性化させるとだ。事務局には発信力とリーダ
ーシップ力のある人を配置することだ。そして活動のテーマややり方を変え
ながらいろいろな仕掛けを繰り出すことだ。同じことを続けていると必ずマ
ンネリ化してしまう。「脱マンネリ作戦」を考えてほしい。


3.プロジェクト活動の勧め!

ムダ撲滅運動をプロジェクト活動として展開することも効果的だ。上司やベ
テラン社員が若手社員や女性社員にムダを指摘されればムッとすることもあ
るだろう。生意気だと言うことパワハラになっては本末転倒だ。

そこでムダ撲滅運動は全社的に、あるいは職場ぐるみで経営トップや管理職
が音頭を取ってプロジェクト活動を展開することをお勧めする。

リーダーシップ力に秀でた人を推進リーダーに選び、ムダの抽出とその定義
付け、そして対策を皆で考えることだ。例えば「ムダ発見チェックシート」
を作成して、ムダなことをしていないかどうかを客観的にチェック・抽出し、
カイゼン活動を展開してその成果を公開するとよい。

プロジェクト活動を展開すれば、半年~1年後には、見違えるほどムダが激
減し、生産性が向上し、活き活き職場になるに違いなのである。



【3】「チームワーク力」を高めるために!

「チームワーク力」なるコンピテンシーの現状レベルをチェックしてみては
どうか。

定義付けの例は「会社あるいは職場の仕事を効果的に遂行するために、自ら
志願して参画と協力を買って出ること」としてはどうだろうか。

行動基準の例は「自分の仕事をこなした上で、他のことあるいは他人の仕事
にも協力する」、
「成功したときは、喜びをチーム全員で分かち合う」などとしてはどうだろ
うか。

===================================

ローン・ウルフ(一匹狼)型の社員はどこの会社にもいるものだ。会社には
たった独りでやれる仕事はないに等しい。チームで一体となって何かを推進
することの苦手な人は、チームワーク力をしっかり学んで身につける訓練を
やって欲しい。



【4】今日のポイント

(1)みんなで議論し、ムダを抽出し、定義付と対策に結びつく行動基準を
   設定すること。

(2)提案制度が確立されている会社では、せっかくある提案制度を活性化
   させること。

(3)ムダを激減させる活動は、全社的にあるいは職場ぐるみのプロジェク
   ト活動が効果的であること。

(4)「ムダ発見力」、「チームワーク力」なるコンピテンシーをみんなで
   刺激あって磨くこと。



【5】編集後記

新幹線の車両をわずか7分間で清掃するサービスで米CNNテレビに「7分
間の軌跡」として紹介されるなど海外からも注目を集めているのが「JR東
日本テクノハートテッセイ」という会社だ。

新幹線が駅に到着してから折り返し出発するまでの時間は12分間。乗り降
りの時間が5分間なので清掃は8分しか持ち時間がない。それを1分余力を
残して7分でやってしまうのだ。もちろん車両清掃では世界最速だ。

清掃員の行動には少しのムダもない。しかも彼らのビジネスマナーや接客コ
ンピテンシーが実にすばらしい。彼らのチームワーク力は抜群だ。

「やればできる」と言うことだ。


=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp




次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
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