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シリーズ「カイゼン活動で仕事のできる人の集団を作る!」
<第420回>[(第11話)「5ゲン主義で全社的カイゼン活動の展開を!」]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の
必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「カイゼン
活動で仕事のできる人の集団を作る!」と題して様々な角度から鋭く分析し
た良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企
業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきた
いと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】「三現主義」の大切さ!
【3】5ゲン主義とは!
【4】全社活動で不稼働時間をなくせ!
【5】編集後記
===========================
岐阜県輪之内町に「未来工業」と言うユニークな会社がある。建物の内部に
組み込まれる配電盤や分電盤等電気設備資材を製造販売している会社だ。
創業者の山田昭男氏は「ドケチ」で有名だが、決して「ドケチ」なんかでは
ない。社員から出てくるカイゼン提案書は年間数万件。提案書が出されれば
中身も見ないで500円の
報奨金を支払う。後日審査して等級が決まれば等級
に応じて賞金が出る仕組みだ。
この提案制度は「差別化」するための訓練になっている。つまり同業他社と
違うことをやると言うことだ。その結果、お客様に感動(顧客価値)を提供
してきたから勝つことができたのだ。全社的カイゼン活動を続ける会社はサ
バイバルできることを証明している。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
馬がよく走ったらニンジンをやる。これはノルマ主義だ。私はニンジンを先
にやるから走ってくれと言う考えでやっている。
山田昭男
***********************************************************************
【2】「三現主義」の大切さ!
「三現主義」と言うキーワードをご存知の方も多いことと思う。「現場、現
物、現状(現実)調査」のことだ。工場はもちろん卸や店舗などの現場カイ
ゼンには特に必要だ。
例えば工場で不良などの問題が発生したとき、直ぐに現場に行き、直ぐに現
物を見て、直ぐに現状(現実)調査をやると言うことだ。これを「三直、三
現」と称する。「直」は「直ぐに」という意味だ。そして「直接原因」だけ
でなく「動機的原因」を調査・把握し、
再発防止対策を講じるのだ。
仕事柄、多くの工場を訪問する機会がある。カイゼンが進んでいる工場は一
目で分かる。しかし遅れている工場は作業者が「右往左往」していて、相当
効率が悪いことが分かる。
ある作業をやるのに必要な工具が近くにない。作業者はラインの周辺を歩き
回る。背伸びをしたり、狭い場所に回り込んだりと言った動作も随所に見ら
れる。「歩行」も「もの探し」も仕事のうちと思っているのだろう。
このような工場には「7N運動」をお勧めしたい。「7つの“ない”運動」
だ。「歩かない」、「探さない」、「運搬しない」、「振り向かない」、
「しゃがまない」、「背伸びをしない」、「出し入れしない」だ。現場をつ
ぶさに観察すれば、「7Nのネタ」は山ほどあることに気付けるはずだ。
【3】5ゲン主義とは!
「見る目」のない人が現場を見ても気付くことはできない。「目利き力」を
養っておくことが大事だ。
「5ゲン主義」とは「現場、現物、現状(現実)をよく観察し、原理、原則
にのっとって判断せよ」と言うことで、工場改革の基本理念である。農機具
のクボタの工場では「5ゲン道場」と呼んでいるそうだ。
鍛えられた「目利き」の生産技術担当を現場に張り付かせる。ストップウォ
ッチを片手に例えば部品加工や組立作業にじっと目を凝らし、部品一個、製
品一個の生産に要する正味時間を測定し、どこにムダがあるかを指摘できる
ようにする。
カイゼンは現場と生産技術担当が一緒になってアイディアを出し合い、効果
を検証しながらカイゼンを進めていく。このような光景があっちでもこっち
でも見られたら最高だ。このような全社的「5ゲン主義活動」を通じて工場
のカイゼンを進めていくことだ。
未来工業の場合は、工場のカイゼンに止まらない。オフィスで働く人は度々
かかってくる電話の応対で仕事が中断され、非効率になる。非効率なだけで
なくミスも誘発される。そこで「時間帯と時間帯ごとの電話当番」を決めて、
電話の応対者を固定する。他の人は自分の仕事に集中するようにした。事務
の効率が著しく向上し、ミスも大幅に減少するという効果を得た。「5ゲン
主義」の効果と言える。
【4】全社運動で不稼働時間をなくせ!
「不稼動時間」の定義のレビューをしておきたい。「実働時間」は、「稼働
時間」と「不稼動時間」に分解できる。「不稼働時間」の定義は、「もの探
し」、「歩行」、「運搬」などが該当する。つまり付加価値を生まないムダ
な動作は「不稼働時間」だ。これは現場だけでなくオフィスでもたくさん目
に付く。
「5S」のことは誰でも知っている。しかし「5S」がきっちりできている
企業は少ない。「識別表示」や「アドレス表示」もできていない。人の流動
曲線を観察すれば「レイアウト」のカイゼンも必要であることがわかるはず
だ。
キーワードを知ることが目的ではなく実践して成果を挙げることが目的だ。
全社運動でみんながやるのに自分だけやらないと「疎外感」を覚えるだろう。
だから全社運動が効果てき面なのである。
ムダを放置したまま人減らしに走れば誰かにしわ寄せがいって残業が増える。
しかも手違いやミスの発生率も高くなる。激務に耐えかねて心の病を患う社
員を増殖する結果となるだけで、最悪だ。
未来工業には残業は一切ない。全員が定刻に帰宅だ。我が家に帰って家族団
らんで過ごす人、仲間とクラブ活動に汗を流す人。それぞれの「ライフ」を
楽しむのだ。
【5】編集後記
最近、よく「ワーク・ライフバランス」と言うキーワードを耳にする。「働
くことと生活を楽しむことのバランスを維持する」と言うことらしい。
しかし山田昭男氏は「当社は、ライフ・ワークバランスでライフのほうが先
だ」と胸を張る。「充実した生活を送る社員だからこそ、カイゼン活動に真
剣に取り組めるのだ」と言いたげだ。
「5ゲン主義」で全社的カイゼン活動に取り組むことをお勧めする。そうす
れば社員全員の「行動特性」が劇的に変化することが期待できる。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
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3223898301@jcom.home.ne.jp
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
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<第420回>[(第11話)「5ゲン主義で全社的カイゼン活動の展開を!」]
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の
必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「カイゼン
活動で仕事のできる人の集団を作る!」と題して様々な角度から鋭く分析し
た良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企
業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきた
いと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】「三現主義」の大切さ!
【3】5ゲン主義とは!
【4】全社活動で不稼働時間をなくせ!
【5】編集後記
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岐阜県輪之内町に「未来工業」と言うユニークな会社がある。建物の内部に
組み込まれる配電盤や分電盤等電気設備資材を製造販売している会社だ。
創業者の山田昭男氏は「ドケチ」で有名だが、決して「ドケチ」なんかでは
ない。社員から出てくるカイゼン提案書は年間数万件。提案書が出されれば
中身も見ないで500円の報奨金を支払う。後日審査して等級が決まれば等級
に応じて賞金が出る仕組みだ。
この提案制度は「差別化」するための訓練になっている。つまり同業他社と
違うことをやると言うことだ。その結果、お客様に感動(顧客価値)を提供
してきたから勝つことができたのだ。全社的カイゼン活動を続ける会社はサ
バイバルできることを証明している。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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馬がよく走ったらニンジンをやる。これはノルマ主義だ。私はニンジンを先
にやるから走ってくれと言う考えでやっている。
山田昭男
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【2】「三現主義」の大切さ!
「三現主義」と言うキーワードをご存知の方も多いことと思う。「現場、現
物、現状(現実)調査」のことだ。工場はもちろん卸や店舗などの現場カイ
ゼンには特に必要だ。
例えば工場で不良などの問題が発生したとき、直ぐに現場に行き、直ぐに現
物を見て、直ぐに現状(現実)調査をやると言うことだ。これを「三直、三
現」と称する。「直」は「直ぐに」という意味だ。そして「直接原因」だけ
でなく「動機的原因」を調査・把握し、再発防止対策を講じるのだ。
仕事柄、多くの工場を訪問する機会がある。カイゼンが進んでいる工場は一
目で分かる。しかし遅れている工場は作業者が「右往左往」していて、相当
効率が悪いことが分かる。
ある作業をやるのに必要な工具が近くにない。作業者はラインの周辺を歩き
回る。背伸びをしたり、狭い場所に回り込んだりと言った動作も随所に見ら
れる。「歩行」も「もの探し」も仕事のうちと思っているのだろう。
このような工場には「7N運動」をお勧めしたい。「7つの“ない”運動」
だ。「歩かない」、「探さない」、「運搬しない」、「振り向かない」、
「しゃがまない」、「背伸びをしない」、「出し入れしない」だ。現場をつ
ぶさに観察すれば、「7Nのネタ」は山ほどあることに気付けるはずだ。
【3】5ゲン主義とは!
「見る目」のない人が現場を見ても気付くことはできない。「目利き力」を
養っておくことが大事だ。
「5ゲン主義」とは「現場、現物、現状(現実)をよく観察し、原理、原則
にのっとって判断せよ」と言うことで、工場改革の基本理念である。農機具
のクボタの工場では「5ゲン道場」と呼んでいるそうだ。
鍛えられた「目利き」の生産技術担当を現場に張り付かせる。ストップウォ
ッチを片手に例えば部品加工や組立作業にじっと目を凝らし、部品一個、製
品一個の生産に要する正味時間を測定し、どこにムダがあるかを指摘できる
ようにする。
カイゼンは現場と生産技術担当が一緒になってアイディアを出し合い、効果
を検証しながらカイゼンを進めていく。このような光景があっちでもこっち
でも見られたら最高だ。このような全社的「5ゲン主義活動」を通じて工場
のカイゼンを進めていくことだ。
未来工業の場合は、工場のカイゼンに止まらない。オフィスで働く人は度々
かかってくる電話の応対で仕事が中断され、非効率になる。非効率なだけで
なくミスも誘発される。そこで「時間帯と時間帯ごとの電話当番」を決めて、
電話の応対者を固定する。他の人は自分の仕事に集中するようにした。事務
の効率が著しく向上し、ミスも大幅に減少するという効果を得た。「5ゲン
主義」の効果と言える。
【4】全社運動で不稼働時間をなくせ!
「不稼動時間」の定義のレビューをしておきたい。「実働時間」は、「稼働
時間」と「不稼動時間」に分解できる。「不稼働時間」の定義は、「もの探
し」、「歩行」、「運搬」などが該当する。つまり付加価値を生まないムダ
な動作は「不稼働時間」だ。これは現場だけでなくオフィスでもたくさん目
に付く。
「5S」のことは誰でも知っている。しかし「5S」がきっちりできている
企業は少ない。「識別表示」や「アドレス表示」もできていない。人の流動
曲線を観察すれば「レイアウト」のカイゼンも必要であることがわかるはず
だ。
キーワードを知ることが目的ではなく実践して成果を挙げることが目的だ。
全社運動でみんながやるのに自分だけやらないと「疎外感」を覚えるだろう。
だから全社運動が効果てき面なのである。
ムダを放置したまま人減らしに走れば誰かにしわ寄せがいって残業が増える。
しかも手違いやミスの発生率も高くなる。激務に耐えかねて心の病を患う社
員を増殖する結果となるだけで、最悪だ。
未来工業には残業は一切ない。全員が定刻に帰宅だ。我が家に帰って家族団
らんで過ごす人、仲間とクラブ活動に汗を流す人。それぞれの「ライフ」を
楽しむのだ。
【5】編集後記
最近、よく「ワーク・ライフバランス」と言うキーワードを耳にする。「働
くことと生活を楽しむことのバランスを維持する」と言うことらしい。
しかし山田昭男氏は「当社は、ライフ・ワークバランスでライフのほうが先
だ」と胸を張る。「充実した生活を送る社員だからこそ、カイゼン活動に真
剣に取り組めるのだ」と言いたげだ。
「5ゲン主義」で全社的カイゼン活動に取り組むことをお勧めする。そうす
れば社員全員の「行動特性」が劇的に変化することが期待できる。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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