• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

笑顔の行方

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
 人と組織に元気をチャージ!泉一也「元気の泉コラム」
 Vol.167 *2014/2/20
□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□

   東日本大震災にてお亡くなりになられた皆様のご冥福と
   被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
大雪害にあわれた皆様にも。

   一日でも早い復旧復興と穏やかな生活が戻りますよう
   心よりお祈り申し上げます。

□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□


いつもありがとうございます。
ウィルビジョンの泉祐子です。
1日遅れの配信となってしまいました。
申し訳ありません。

雪の多い日が続くようですが
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
オリンピックを楽しんだりされているでしょうか。
実は私、まだ一競技もみておりません。。
ダイジェストでもよいので後で楽しみたいなあ、と思ってます。


今号も、ウィルビジョンの代表取締役 泉一也のコラムを
お楽しみください。

=========================================================

<目次>
1.泉一也のコラム「元気の泉」

=========================================================

 1.コラム「元気の泉」

=========================================================

 2月16日に、福島県双葉郡富岡町に行ってきました。
 原発事故後の近隣の町がどのようになっているか
 その現実を見てきました。

 昨年の夏に訪問してから半年ぶりの富岡町の訪問。
 その後の経過を知るために企画しました。

 片手に「ガイガーカウンター」を持ち、富岡町にはいりました。
 徐々にカウンターの数値が上がっていきます。
 いわきでは0.15μシーベルト/hでしたが
 富岡町では、いわき市のおよそ10倍の数値になっていました。

 富岡第一小学校に到着。

 運動場は除染済みで、約5センチの土が削り取られていました。
 運動場では、1.2μ(マイクロ)シーベルト/h程度でしたが、
 その横の側溝では、なんと12μシーベルト/hもあり、
 側溝では運動場の10倍。除染の限界を感じました。
 
 さらに、除染済みのコンサート場である「学びの森」では
 壁際の個所では「96μシーベルト/h」という最高値となりました。
 これは、いわき市の1000倍近い数字です。

 ちなみに、放射線業務従事者の被爆限度は、
 通常作業の場合、1年間で10ミリシーベルト(ミリはμの1000倍)です。
 96μシーベルト/hの場合、たった105時間で到達します。
 日数で言うと、5日程度です。1週間たらずで限界値を越える量です。

 富岡町の一部は居住制限区域といって、日中は帰ってきて良いと
 されています。はたしてこの現状で、帰って良いといえるので
 しょうか・・

 富岡町の駅前では、震災後の状態がそのまま放置されています。
 自動車は無残に転がった状態で放置され、
 電柱はひんまがり、お店は津波でぐちゃぐちゃになった状態。

 半年前と全く変わらない、いや、それ以上に風化している。

 誰も手をつけることができないのです。
 いや手をつける気力すらわいてこないでしょう。

 町は住んでいた人たちの思い出をあちこちに残したまま
 日に日に廃墟と化しています。

 そんな町を目の前にしている富岡の人たちの気持ちは
 どんなものか。想像すると胸が痛くなります。


 私が体験した阪神淡路大震災とはここが大きく違います。
 当時被災しても、そこから立ち上がる復興のパワーがありました。
 3年もたてば傷痕は残しながらも、元の神戸に戻っていました。


 日本は、空襲で焼け野原になっても、原爆を落とされても、
 大地震があっても、津波があっても、復興するパワーを持っています。
 現にそうやって今の日本があるわけです。

 ですが、富岡の町にはそのパワーが生まれない。

 日本の歴史で、初めてのことではないでしょうか。
 希望を持てない土地を生み出してしまった。

 日本を再興し、みなが豊かに幸せに生活できるようにと
 作った原子力発電所。それが、ま逆の状態を生み出したのです。

 これが現実。事実です。

 この現実を知らずに経済活性化、景気回復にまい進しても
 いいのでしょうか。同じことが形を変えて繰り返されないでしょうか。

 この時代の日本に生まれた我々は、知る責任があります。
 伝える責任があります。

 少なくとも、原子力発電所の恩恵をうけて、今の豊かさ
 はあるわけです。

 この矛盾した世界を未来に繋げる学びに変える。
 これが、我々の役目です。

 富岡を学びの場とすることで、活性化の道にすること。
 私の場活師としての役目です。

 これから、富岡の町を学びの場にする活動を
 富岡の住民の方々と協力しながら作っていきます。

 御関心ある方は、ぜひご連絡ください。

 今後の情報共有やイベントの告知をさせていただきます。
    

============================================================


 「 笑顔の行方 」




 心の底から笑う。
 最近ありましたか?

 喜びと楽しさと感動に溢れた笑い。
 光輝くエネルギーが表現されています。


 ソチオリンピックで、自分を出し切って競技を終えた
 選手たちの笑顔。

 彼らの笑顔からは、感謝と愛を感じます。

 そこに至るまで、選手たちは日々のトレーニング、
 失敗体験、ライバルとの競争、自分の限界、怪我や故障、
 周りからの期待、時には評価や批判、
 そういった苦しさやプレッシャーと一つ一つ
 向き合ってきたのでしょう。

 陰なるものと向き合ってきたその積み重ね。
 陰なるものが砥石となり磨かれた。


 人によってその砥石は違います。

 その砥石が何かを知っているのも、
 向き合えるのも自分しかいません。

 孤独な世界です。

 その孤独な世界に、命綱をはって飛び込むための
 後押しをするのが、コーチという存在です。
 応援という形で、勇気をおくるのが、応援者の役目です。

 孤独な世界に、多くの人の支援を感じ、自分と向き合いきれた
 その先に、最高の笑顔があるのです。

 上村愛子さんは、結果は目標としたメダルに届きませんでしたが
 そのプロセスにおいて、陰と向きあいきったのでしょう。

 最高の笑顔が彼女から溢れていました。
  
   
       
※隔週金曜日配信予定で「場活堂通信」を配信中。
 ご登録はこちらから!
 http://www.bakatsudo.co.jp/mailmagazine/

 場活堂って何?と思われた方
 HPはこちらからご覧いただけますよ。
 http://www.bakatsudo.co.jp/

 また、メルマガ「場活通信」で配信していた
 泉一也のコラムが下記のURLからご覧になれます。
 ぜひご参照ください。
 http://www.bakatsu.jp/willvision/cat7/


=========================================================

 

絞り込み検索!

現在22,378コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP