『
総務の森』コラムをご覧のみなさま
こんにちは!
合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。
プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
→
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/
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HR総研様の『
人事白書2014』の2箇所(育成関連および
人事
戦略関連)で、弊社サービスをご紹介いただきました。
→
https://www.hrpro.co.jp/hks_kyosan.php
併せてご覧いただければ幸いです。
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本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第119号(2012年6月
27日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。
<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>
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(前略)
今回は、先日のセミナーに参加されたTさまからメールをいただい
たことをきっかけに、弊社主催の各種セミナー・イベントには、
「5つのルール」に同意していただける方にのみご参加いただける
よう「申し込みフォームが変更になった」という話と、その背景に
ある、弊社の考えをご紹介しようと思います。
■「わかる」止まりで満足していては、事態は変わらない!
企業研修を実施させていただくと、研修参加者(受講者)の中に、
所属組織/部門/部署の代表として参加し、「研修内容・配布資料
といった『コンテンツ』について理解し、
研修終了後、所属組織/部門/部署/プロジェクト・チームの関係
者に、そのコンテンツ(情報・知識)を伝達・共有すること」を目
的とされている方がいらっしゃることに氣づく場合があります。
すなわち、受講者の中には、「自分自身の課題解決に、研修内容を
活用すること」「自分あるいは所属組織に望ましい変化をもたらす
こと」などではなく、
「傍観者として参加し、所属組織にとっての忠実な『参加報告』者
であること」「(自分が変化することではなく)現場に戻ってから
自分が講師役となり、研修のダイジェスト版を関係者に披露して見
せること」などを目的として参加されている方、
「知識の習得(できる)よりも、知識の獲得(わかる)を重視して
いる方」が見受けられるということです。
これは非常に残念なことです。
例えば、数学の「例題解法を読んで、公式の使い方がわかった」段
階(わかる段階)で、学ぶのをやめてしまい、「応用問題」「発展
問題」はもちろん、その手前の「練習問題」すら解く力がつかない
(できる段階に至らない)のでは、あまり意味が無いように思うの
は、私だけでしょうか?
「これは知っている、それも知っている、あれも知っている。だけ
ど、自分では何もできない。」という人間を増やすために、企業は
研修参加のコスト(時間、
費用、その他)を容認するのでしょうか?
(特に、実学分野の)知識は活用して/活用できるようになって初
めて生きてくるのに、知識を得ただけで満足してしまい、それ以上
の学びをやめてしまう。
それも、本人だけが自ら選んで「わかる」段階で学びをやめるので
あればまだいいのかもしれませんが、現場に戻って「参加報告」を
行うことによって、
実際に学びの場(ここでは、研修)に参加していない関係者にまで、
「知識を得ただけで、満足感を覚え、『できる』ようになるまで学
ぶ意欲が減退する」といった影響を及ぼしてしまうのは、大きな問
題ではないかと私は考えています。あなたは、どのようにお考えで
しょうか?
無料ニューズレターと知的財産権法の遵守
モバイル端末をはじめとする各種機器の普及と、研修現場における
安易な活用が、上記のような私の問題意識を強めています。
ここで言う「安易な活用」というのは、例えば、ノートを取らずに
ホワイトボードの写真を撮って、あるいは、講師の話を集中して聴
かずに録音しておいて、「後で、学ぼう」とする姿勢(検索可能な
対象として電子ファイルを保存しておきさえすれば、今、この知識
を血肉にしておかなくてもいいだろうという姿勢)を助長する行為
を指しています。(無許可の撮影や録音は論外です。)
こうした、受講者の「学習効果」といった観点のみならず、「知的
財産権の軽視」といった観点からも、私は、上記のような傾向は問
題であると考えてきています。
個々の受講生への対応は、必要に応じて、その都度、講じて来たつ
もりでいますが、Tさまからのメールへの回答をきっかけに、研修
等の実施の前段階で、弊社としての姿勢を明示的に打ち出し、受講
生に事前の同意を得ておくことが重要ではないかと考えました。
その最初の取り組みとして、弊社主催の各種セミナー・イベントに
は、「5つのルール」(録音・録画の禁止、「参加報告」時の著作
権法遵守など)に同意していただける方にのみご参加いただけるよ
う、申し込みフォームの変更を行いました。
(中略)
以下、Tさまのご了承をいただくことができましたので、高野から
Tさまへの回答メール文面の一部を、ほぼそのまま転載してご紹介
いたします。(Tさまは、某企業の経営企画と人財育成を担当され
ているマネジャーの方で、これまでに2度お目にかかっています。
そのためもあって、通常のニューズレター文面よりも砕けた調子に
なっている部分もありますが、ご了承ください。)
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(前略)
> ついでに、QOL向上のヒントなんかもぱらぱら拝読させてもらっ
> ていますが・・・・
> フリーのニューズレターでここまで詳しく書いていいの?って感
> じで、感動してます!
(中略)
ニューズレターをご活用いただき、ありがとうございます。
(中略)
弊社では、次のような考えを持っています。
●「出し惜しみ」をしていては、相手に伝わる。それよりは、弊社
が、「汲めども尽きぬ『知』の泉である」などと
認知してもらっ
た方が、まっとうなビジネスを展開する上では、何かと都合が良
い。
…実際、夜の勉強会・朝の研究会・月に一度の練習会などでは、公
の文章として残せない業界裏事情など、ニューズレター以上の情
報が飛び交っていたりします(笑)し、それ以上に、コーチング
やコンサルティングといった場面で「知識を運用する能力」や
「知識から付加価値を生み出す能力」を目の当たりにしてもらう
ことで、弊社への信用が高まったりしているように認識していま
す。
●まともな人/組織では、知識や統計データ等の出典を確認しよう
とするため、インターネット検索をすれば、(配信日が明記され
ている)弊社のニューズレター記事が元ネタ(オリジナル)であ
ることがわかる。
●第117号でお伝えしていた図表1中の「運用能力」を実際に身に
つけること(←「静的な知を増やしても、物知りになるだけで、
賢くはなれない」のだから)を重視している。
…現状、多くの講師・研修会社では、(コンテンツを、面白く、わ
かりやすく)「伝える」ことを最重視しているような観がありま
すが、誰でもネット検索などが可能な今の時代では、それは、コ
ア・コンピタンス(他社にはない強み/一朝一夕には真似できな
い、圧倒的な強み)にはならないのではないかと考えています。
無料動画配信なども当たり前な時代には、講師・研修会社こそ
「動的な知」(第117号)を活用すること、「コンテクストに合
わせて、縦横無尽に知識を活用できる人・組織」を育成すること
を重視しなければならないのではないかと考えています。
(業界に一握りのプレゼンテーション上手がいて、学習者がITを
活用できれば、再生・共有・複製などが容易なコンテンツを「伝
える」ことが可能となるため、決まったコンテンツを繰り返し再
生するだけで状況対応能力の低い「研修講師」は不要になってい
くのではないでしょうか?だからこそ、講師や研修提供会社など
は、「決まったコンテンツを伝える」以外の部分で付加価値を生
み出していく必要があるのではないか?と、私は考えています。)
上記のように、弊社では、「7つの習慣」で言うところの「P/P
Cバランス」(…「ガチョウと黄金の卵」の話;P=黄金の卵に相
当する「目標の達成」/PC=黄金の卵を生むガチョウに相当する
「目標達成する能力」)の内、どちらかと言えば、PC(目標達成
能力)の向上を重視していることもあって、無料のニューズレター
で、あれこれ情報公開しても構わないと考えていること、ご理解い
ただけるようであれば幸いです。
以上、長くなって恐縮ですが、「知的財産権」の保護に配慮しつつ、
「P/PCバランス」で言うところの「PC」を重視している弊社
の姿勢についてご紹介いたしました。
(後略)
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■知的財産権を遵守しつつ、
オープン・イノベーション志向を促す「特殊解」を探求する
2003年に、ハーバード・ビジネス・スクールのチェスブロー氏
(Henry William Chesbrough)によって提唱された「オープン・イ
ノベーション」(open innovation)という概念は、
2008 年にOE
CDが開催したシンポジウム「Open Innovation in
Global Networks」でも8つの定義が併記されるなど、チェスブロー
氏の企業経営戦略に特化した概念を超えて、さまざまな場面で用い
られるようになってきています。
(例:科学技術分野の研究開発システムについて語る際には、「中
央研究所時代の終焉」という表現の代わりに「オープン・イノベー
ションの時代」という表現が用いられるようになっています。)
そのため、文脈に応じてオープン・イノベーションの定義を変えて
使わなければならないと思うのですが、これは少なくとも、「単に
情報をオープン(公開)にすればよい」といった程度の内容を指す
のではなく、
「特定市場・領域における自組織/他組織の強み・弱みを知り、自
組織ですべてのリソースを抱え込もうとせずに、積極的に他組織の
優れた人財・機能・製品・サービスを取り込んでプロジェクトを成
功させていこうという柔軟な姿勢」を指すものだと、私は解釈して
います。
(中略)
自前主義・秘密主義に慣れた日本企業が、世界的なオープン・イノ
ベーションの潮流に取り残されないようにするため、また、企業が
社外のリソース(アイディア、技術、施設、人脈ほか)を有効に活
用する一方で、自社のリソースも他社に活用してもらい、
イノベーションの価値を高めていくためには、今のところ、「一般
解」(前提条件が代わっても通用する、普遍的な答え)はないよう
です。
弊社では、上記でご紹介したメール文面のような考え方を、関係す
るみなさまにご紹介した上で、どういった形で研修資料の取り扱い
や研修参加報告のガイドラインを設け、「オープン・イノベーショ
ンと知的財産権法の遵守を両立」させていけばいいのか、
また、第118号でご紹介していた「倫理」「誠実さ」「価値観」に
ついて、関係者はどのような共通認識を持つことが大切なのかとい
った事柄について、ダイアローグを進め、「特殊解」(前提条件に
応じて変化する答え)を共に探求していくことが大切ではないかと
考えるようになりました。
みなさん、あるいは、みなさんが所属されている組織では、これら
についてどういったお考えをお持ちでしょうか?
今回は、「P/PCバランス」の「PC」を重視している弊社の姿
勢の話や「オープン・イノベーションと知的財産権法の遵守を両立」
の話について書いてきて、
大学・大学院時代の恩師が、「弟子は師匠を追い抜いていかなけれ
ばいけないんだ!」「追い越せるものなら追い越してみろ!」とお
っしゃりつつ、ご自身が知らないことに関しては、素直に学生に教
えを請う姿を見せておいでだったのを思い出しました。
あなたは、どのような印象をお持ちになり、何を考えられたでしょ
うか? 何か少しでもお役に立てれば幸いです。
(後略)
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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●ニューズレター第119号
申込時の「同意事項」の裏側:オープン・イノベーションと
知的財産権
→
http://5w1h.hatenablog.jp/entry/119(ブログ版)
→
http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no119.pdf(PDF版)
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出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
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以上、何か少しでも、『
総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@
合同会社5W1H
P.S.1
●【 初開催 】9月6日(土)、9月18日(木)開催
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P.S.2
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P.S.3
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