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ブータンの農業の父、ダショー西岡京治氏の足跡をたどる!

       ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

   <第344回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その37>

  ==■「ブータンの農業の父、ダショー西岡京治氏の足跡をたどる!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、
成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者
・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みい
ただきたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が
 一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】なぜ今、ダショー西岡なのか!
【2】JICAの前身組織からブータンに派遣されて!
【3】実情に即した斬新指導が受け入れられて!
【4】帰国直前に急死、ブータンの土になる!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記

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賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからす
ばらしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマー
クしない手はないのだ。



【1】なぜ今、ダショー西岡なのか!

ヒマラヤの王国ブータンは国民の幸せ度世界一として有名だ。国民の誰かをつかまえて
「あなたは今幸せですか」とインタビューする。すると85%もの人が「ハイ、とても幸せ
です」と答えるのだ。幸せ度を測るモノサシは決して「お金」ではない。みんなが仲良く、
心豊に暮らせることが幸せなのだ。

ブータンに観光旅行に行くと必ず現地の案内人を雇わなければならないルールになってい
ると言う。テレビの報道番組に寄れば案内人は懇切丁寧に案内してくれるからありがたい。

2014年(平成26年)、西岡京治氏の功績を称える記念館が国立農業機械化センター内に完
成し、6月17日に記念式典が開催されたことが報道され、改めて西岡京治氏の足跡に触れ、
大いに感動した。

記念式典に集まったブータンの人たちは「西岡さんは農業の神様」と語り、「幸せの国」
ブータンの発展に貢献した日本人の活躍を振り返ったと言う。



【2】JICAの前身組織からブータンに派遣されて!

西岡氏は昭和8年に韓国のソウルで生まれ、終戦後帰国し大阪に住むようになる。大阪府立
大学の農学部に進学し、部活動は海外農業研究会に所属していた。後に大阪市立大学大学
院理学研究科の研究生として川喜多次郎氏の影響を受ける。

川喜多氏を隊長とするネパール学術調査隊に参加し、大麦の野生種を発見したりして学術的
功績を積むことになる。

1964年(昭和39年)海外技術協力事業団(現在のJICA:国際協力機構)の農業指導者と
して夫人とともにブータンに赴任することになる。

しかし、赴任当初はインド人が大半を占める農業局から冷遇を受け、試験農場すらまともに
用意されなかった。



【3】実情に即した斬新指導が受け入れられて!

しかしそんなことでめげる西岡氏ではなかった。日本から導入した野菜の栽培および品種改
良、荒地の開墾などブータンの農業振興に尽力する。西岡氏の振興策は援助する側の一方的
な押し付けではなく、現地の実情に即した斬新的なものだった。そのため成果の「確実性」
と「定着性」において絶大な成功を収めることになる。しかも農業の振興にとどまらず、産
業や生活の基盤改善にも大きく貢献したのである。

西岡氏はブータン国民に完全に溶け込み、受け入れられていた。西岡氏に対する国民のリス
ペクトはもはやゆるぎないものになっていた。

1980年(昭和55年)、ワンチュク国王から「国の恩人」として民間人に贈られる最高の爵位
である「ダショー」を授かり、ブータンでは唯一にして史上初の外国人受爵位者になったの
である。



【4】帰国直前に急死、ブータンの土になる!

こうして西岡氏は28年間、ブータンでの農業振興に貢献した。しかし帰国直前に敗血症を患
い、59歳の若さで亡くなられた。ブータン王室とブータン政府によって国葬が執り行われた。
遺体は夫人の意向により、ブータンの地に埋葬された。

ブータンのパロ空港の南西の丘には西岡氏を祀る仏塔が建っている。



【5】賢人から学ぶべきこと!

まず賢人から学ぶべき点は「指導力」だ。指導とは学校の授業のように一方的に教えること
とは違う。やってみせ、やらせてみせ、褒めながらその気にさせていく指導スタイルだ。口
先だけでいかにすばらしいことを話しても通じるものではない。

西岡氏のやっている背中を見てその通りやってみる。褒められるからその気になってやる気
が出る。正に「山本五十六」流のやり方だ。

さらには「忍耐力」だ。せっかく赴任したのに冷遇を受ける。普通なら怒って帰国するだろ
う。現地の実情に見合った指導をしていれば、きっと理解されると信じて根気強く続ける
「忍耐力」を是非学びたい。

死後にたたえられる人はいるが、西岡氏は生きているときに「ダショー西岡」として称えら
れた。立派な人格の持ち主だったことが伺える。



【6】編集後記

最近某テレビ局の番組で「なぜそこに日本人がいるのか」と題した報道番組が人気のようだ。
秘境に赴き、人知れず頑張っている日本人は結構いるものだと驚かされる。

西岡氏は、公的機関から派遣されて秘境に赴任した。秘境で最高の栄誉で称えられた日本人
は珍しいのではないか。


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次回に続く


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