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推移を見ることが大事

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/03/02(第591号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで強い会社を作る
■□    
■□  ”業績をアップするには、まずは会計から変えよう!”
■■        http://www.tm-tax.com/
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 皆様、おはようございます。
 税理士の北岡修一です。

 いよいよ3月に入りました。少しずつ春めいてきた感じです
 ね。
 寒さも和らいできましたし。

 私たちの業界にとっては、いよいよ追い込みの時期ですね。

 今週も頑張っていきましょう!
 

 ということで、本日も「実践!社長の財務」行ってみたいと
 思います。
 
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■□  推移を見ることが大事
■■  
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●皆様は、月次決算の報告会議などでは、当月の実績や累計だけ
 でなく、月次推移も見られているでしょうか?

 縦に勘定科目、横に月をとって、損益計算書貸借対照表を、
 月次で並べている表です。

 どの会計ソフトでも、出せるものだと思います。


●特に損益に関しては、月次推移を見られることをお奨めします。

 月次推移を見ることによって、各月の特徴が如実に出ているこ
 とがわかります。季節要因などが結構あると思います。

 また、季節要因でない部分で、明らかに突出した数字があった
 り、異常までは行かないけれども、徐々に増えている科目があ
 ることに気づいたりします。


●月次推移を見ることにより、いろいろなことがわかってきます
 ね。
 ほぼ、同じ売上なのに、なぜこの月とこの月は、損益がこんな
 に違うのだろう、年に数回発生する経費の処理は、月次で引当
 ていった方がいいのではないだろうか、とか、いろいろな考え
 が浮かんできます。


●単月だけ見ていてもわからない経費の変化、率の変化は、推移
 を見ることによって、明確に傾向を示してくれます。

 月次推移表を眺めることにより、様々な現場の状況を想像して
 いると、改善すべき項目が浮かびあがってくるのです。

 ですので、月次推移表は、会社全体だけでなく、部門別などの
 ものも見てください。

 また、今期のものだけでなく、前期のものも見ながら比較して
 みるなども有用です。


●さらに、大きな動きを見るには、年度別の推移表も、決算ごと
 でも構わないので、見ることですね。

 横軸が月ではなく、期である推移表です。

 10年分くらい横に並べて比較すると、ものすごく傾向がわかっ
 てきます。5年前までは経常利益率が10%程度と高かったのに、
 最近は、4~5%に落ちている・・・何でだろう、というのも
 すぐにわかってきます。


●人件費がこんなに増えているのか、とか、ここ数年設備投資を
 積極的にしていたので、減価償却費の負担がかなり重くなって
 いるなあ、とか、わかってきます。
 
 そうすると、今後利益率を上げていくには、どの辺にメスを入
 れていくのか、つかめてくるでしょう。

 したがって、製造業などは、製造原価の項目などの推移も見て
 おきます。会計数字だけでなく、生産量など他の指標も合わせ
 てみるといいですね。


貸借対照表については、月次の推移を見ても、それ程、変化を
 感じないかも知れませんが、年次の推移表を見ると、変化の特
 徴がよ~く見えると思います。

 借入金の残高の推移や、自己資本比率がどのように推移してき
 ているのか、それは何が要因なのかが、わかってきます。

 そうなると、どこを改善していくべきかというのも、自然とわ
 かってきます。

 是非、決算の時には、年次の貸借対照表推移も作ってみてくだ
 さい。


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【発行】東京メトロポリタン税理士法人 http://www.tm-tax.com/
【編集】税理士 北岡修一 kitaoka@tmcg.co.jp
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<編集後記> 
 
 今日で591号、だんだん600号が近づいてきました。約11年、ず
 いぶん続いているなあ、と思います。
 先日ある本を読んでいたら、次のような言葉が書かれていました。

 ●したい人:10,000人、始める人:100人、継続する人:1人

 だそうです。100分の1ずつになっていくのですね...。
 でも、そういう実感は確かにありますね。このメルマガも、やろ
 うかなあと思って、始めるのにずい分、時間がかかってますし。
 継続は意地でやっているようなところもあり...。(笑)

 このメルマガに関しては頑張っていると思いますが、他のことで
 は、なかなかやらなかったり、すぐやめてしまったりすることも
 多いですね...。だからこそ、このメルマガと、会社で出して
 いるニュースレターは、何が何でも継続しよう、と思っています。

 ですから、何か1つでも2つでも、継続しているものがあれば、
 是非、それを大事にして、継続していきましょう。
 もし、そういうものがなければ、100人の始める人に是非、なって
 ください。

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