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労働分配率から検証する

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2017/09/04(第722号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで強い会社を作る
■□    
■□  ”業績をアップするには、まずは会計から変えよう!”
■■        http://www.tm-tax.com/
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 皆様、おはようございます。
 税理士の北岡修一です。

 9月になりました。この2日間、東京は急に朝など涼しくなり
 ましたね。
 
 当社は9月から新年度です。新年度の初めは、正月みたいに何
 か、すがすがしい新たにやる気が湧いてくるような気分になり
 ます。

 また新たな計画の成就に向かって、スタートしていきたいと思
 います。

 ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いい
 たします。 
 
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■□  労働分配率から検証する
■■  
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●皆様の会社でも、新年度が始まる前には、経営計画・利益計画
 を立てられると思います。

 その際、目標売上や目標利益などは、どのように決めているの
 でしょうか?

 1つの方法として、労働分配率から検証する、逆算して売上目
 標を決めていく、というやり方があります。


●計画を決める際、最も決めやすい数値は何でしょうか?

 それは人件費や経費です。特に人件費は、自社の中で来期の方
 針や、それに基づく採用計画、賃上げ率などを検討していけば、
 自ずと計画値が出てきます。

 売上は当然、お客様という相手があること、景気の動向や同業
 他社の動き、異業種からの参入、新製品の登場など、予測でき
 ないことがたくさんあります。

 
●したがって、まずは来期の人件費を出してみます。
 それを労働分配率で割り戻せば、必要な粗利益が出てきます。

 ちなみに、労働分配率は難しい計算ではなく、人件費の粗利益
 に占める割合、という簡単なものでいいです。
 (製造原価がある業種は、若干違ってきます)


粗利益(売上総利益)の何%を、人件費に配分するか、という
 ことですね。

 これは業種業態や、会社の経営方針によって、何%を目指すの
 か、ということは違ってきます。

 したがって、自社の労働分配率は、何%が適正なのか、何%を
 目指すのか、ということを、まずは持つことが大事です。


●適正な労働分配率が決まれば、人件費÷労働分配率 で必要な
 粗利益が出ます。

 粗利益が出れば、それを自社の目指すべき粗利益率で割り戻せ
 ば、必要な売上高が出てくるわけです。

 複数の事業部や商品、サービスなどがあれば、その粗利益を、
 どの部門でいくら持つのかを配分して、それぞれの粗利益率で
 割り戻していきます。

 それらを合計すれば、全体の売上高は出てきます。


●その上で、粗利益から人件費、経費の計画値を引いていけば
 目標利益が出てきます。

 その利益額によっては、経費を見直していくことになります。

 いずれにせよ、人件費から始めて、粗利益売上高経費
 目標値を決めていく、このような方法も、是非、参考にして
 みてください。

 特に、設備やシステムで利益を上げるのではなく、人が中心に
 なる業種では、このような方法は向いているのではないでしょ
 うか。

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<編集後記>  
 
 週末は、新年度の経営計画会議に向けて、これから1年やるべき
 ことなどをいろいろ考えていました。やはり区切りがあるという
 のはいいものです。区切りがないと、ダラダラ続いてしまいます
 からね。1年がいいのか、もっと短い方が活性化するのか、年度
 の中でいろいろ試してみるといいのかも知れません。

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