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コスト対応力とコンピテンシー!(第5話)VA的発想を磨け!

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シリーズ「コスト対応力とコンピテンシー!」

<第166回>[(第5話)VA的発想を磨け! ]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「コスト対応力とコ
ンピテンシー!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介してい
きます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「VA的発想を磨け!」
【3】コンピテンシーを自己チェックする
【4】今日のポイント
【5】編集後記

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VAとはValue Analysisの略で価値分析のことです。VE(Value Engineering)
も同義語です。商品やサービスの価値の向上を図るには、全員がVA的発想力を
養っておくことが大切です。

【1】心に刻んでおきたい言葉

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私たちはまだまだ改革途上にあります。所期の目標達成と2010年に向け「お客
様価値創造企業」への取り組みを加速させていきます。

       中村邦雄

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【2】メルマガ本論

[(第5話)VA的発想を磨け!]

価値(V:Value)=機能(F:Function)/コスト(C:Cost)

という公式が役に立ちます。

この公式は、次のことを我々に教えてくれます。

◆コストは現状のままで、機能を向上すれば価値は上がる。

◆機能は現状のままで、コストを下げれば価値は上がる。

◆機能を上げ、同時にコストを下げれば、価値は大幅に向上する。


コンペティターとの厳しい競争を勝ち抜いて「勝ち組」企業になるためには、よ
り差別化された価値の高い商品・サービスを顧客に提供していかなければならな
いからです。

1.VA的発想を磨く!

(1)コストは現状のまま機能を向上させる

例えば、売価は据え置いて、増量する、もっと味をよくする、今ある機能の性能
を上げる、新しい機能を付加する、などが考えられます。しかし、いずれもコス
トアップする要因を含んでいるから、どこでコストを吸収して帳尻を合わせるか
がポイントになります。

部材や外注費など、変動費のコストダウンを図り、同時に生産性を向上して少な
い人数でたくさん生産できる(固定費のコストダウン)ように知恵を出さなけれ
ばなりません。

現時点ではどうしてもコストが下がらない場合、どのように考えればいいのでし
ょうか。

コストが下がらないのに“価値を上げて”売価が同じというのでは、利益が減少
してしまいますね。しかし、販売数量が1.5倍、いや2倍に増え、例えばシェ
アを10%から20%に増やすことができれば売上げと利益は増進できるわけで
す。

(2)機能は現状のままコストダウンをする

これは純粋なコストダウン活動を展開してコストを下げなければなりません。し
たがって前述のように変動費固定費を下げることです。コスト競争のあり地獄
にはまり、体力勝負になりかねませんから要注意ですね。

コストダウン活動の中に「不良の撲滅」や「5S運動によるムダ撲滅」もメニュ
ーに加えてほしいと思います。この二つはコストダウンに相当貢献するはずです。

(3)コストダウンと機能向上をコンカレントに達成する

コンカレント(Concurrent)とは同時並行して行うという意味です。これが実現
できれば価値は大幅に向上しますから競争力で優位に立てるのです。

2.高付加価値、高価格販売

VAの公式は一旦こっちに置いておいて、価値をアップしてその分高く販売する
戦略を考えることも大切です。これで成功している例は数多くあります。

(1)健康エコナマヨネーズタイプ・・・他社同等品の約2.5倍の価格で販売(花王)

健康エコナクッキングオイルを使用し、コレスティロールが体内に蓄積しない健
康調味料であることを前面に出して訴求し、ヒット商品に育てました。

(2)ヘルシア緑茶・・・他社同等品の約1.5倍の価格で販売(花王)

茶カテキンの含有量を他社同等品の2倍にし、体脂肪が蓄積せずむしろ漸減する
ことを前面に出して訴求し、ヒット商品に育てました。

いずれも“顧客にとっての価値やベネフィット”を訴求することにより、高価格
でヒット商品にしていることはベンチマークすべき点だと思います。

【3】コンピテンシーを自己チェックする

「顧客重視力」なるコンピテンシーの現状レベルをチェックしてみることは有効
です。

<行動基準の例>
顧客のニーズをよく理解し、商品やサービスの価値をアップして来た。

<正に当てはまる>、<どちらかといえば当てはまる>、<どちらかといえば当
てはまらない>、<全く当てはまらない> ← どれに印が付きますか。

===================================

顧客のニーズを理解・把握することの苦手な人は多いです。顧客重視の姿勢で臨
むことのできない人は、仕事のできる人財ではないのです。

あなたはどれに印が付きましたか。もし<正に当てはまる>に印が付いたなら、
あなたの「顧客重視力」なるコンピテンシーは磨かれているから、マーケティン
グ活動の推進や仕事の成果に貢献してきたに違いないのです。

<正に当てはまる>以外に印が付いた人は「顧客重視力」なるコンピテンシー
磨く必要があるのです。

【4】今日のポイント

(1)VAの公式は社内のコストダウン活動ばかりでなく、顧客価値を高める意
   識付けとしても重要。

(2)最近のデジカメに見られるように販売価格の下落は予想を上回る速さで進
   行する。顧客にとっての価値やベネフィットを向上して高価格で販売し、
   ヒット商品にする戦略も是非ベンチマークすべきである。

【5】編集後記

京セラはデジカメから撤退しました。勝ち目がないと判断したら、できるだけ早
めに撤退することも戦略の一つです。(撤退戦略)

商品・サービスの価値を創造するマーケティング活動は重要です。顧客の立場で
価値創力コンピテンシーを発揮できた企業が勝ち組になるのです。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=


次回予告
次回は、シリーズ「コスト対応力とコンピテンシー」第6話「変動費と調達コス
トに目を向けよ!」を解説します。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com

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