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リージョンコード

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    わかっちゃう! 知的財産用語    No.159

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こんにちは!  わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。


 ☆ 本日の知的財産用語



[リージョンコード]


 DVDプレーヤーとDVDソフトに設定されている販売地域毎の
コード(設定番号)のことです。

 DVDプレーヤーとDVDソフトのリージョンコードが一致しな
いと再生することができません。




(1)
 DVDソフトは国や地域によってリージョンコードが異なるため、
販売国と別の国では再生することができないことがあります。


 例えば、韓国で販売されているDVDソフトは、日本のDVDプ
レーヤーで再生できません。日本と韓国とでは リージョンコード
が違うからです。


 ですから、外国で販売されているDVDソフトを買う場合は注意
してください。


 例えば、海外旅行に行ったときの「お土産」としてDVDソフト
を買うときや、ネット通販で輸入DVDを買うような場合です。


 反対に、海外在住の親戚や友人に日本のDVDソフトを送ってあ
げるような場合も、注意が必要です。



(2)
 このリージョンコードは、DVDの販売業者が販売地域毎に販売
時期や価格を調整できるように考えられた仕組みです。


 特に地域によって映画の公開時期を変えたい映画会社等の業界団
体の意向が強く反映されていると聞いたことがあります。


 例えば、日本で未公開の映画が、米国では既にDVD化されてい
るということはよくあります。そのような場合に、米国から輸入さ
れたDVDが先に流通してしまうと映画の興行に悪影響が出る可能
性があります。

 しかし、実際にはリージョンコードを設定することにより、日本
で米国のDVDソフトが再生できないようになっています。


 また、販売会社にとっては、地域によって販売価格を変えやすい
というメリットもあります。

 反対に消費者にとっては、「安い輸入盤を買う」ことが、やりに
くくなります。買っても再生できなければ意味がないからです。



 このようにリージョンコードは「販売業者の商売上の都合」とい
う意味合いが強いのですが、海賊版の国際的な流通を防止するとい
う効果もあるとは思います。

 又、著作権の利用契約をする際にも、地域的な「縛り」をしやす
くなると思います。

 その意味では、著作権保護のための手段でもあるとも言えます。




(3) リージョンコードは 次のように決められています。



  [リージョン1] アメリカ、カナダ


  [リージョン2] 日本、ヨーロッパ諸国、中東諸国


  [リージョン3] 韓国、香港、台湾、インドネシア、マレ-シア、

          フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなど


  [リージョン4] 中南米諸国、オーストラリア、
           ニュージーランドなど


  [リージョン5] ロシア、旧ソ連諸国、インド、パキスタン、
           アフリカ諸国など


  [リージョン6] 中国


  [リージョン7] 未使用


  [リージョン8] 航空機や船舶の国際航路



 日本は上記のように「リージョン2」となります。

 お手持ちの国産DVDソフトのパッケージ(通常は裏面の下方)を見ると、
リージョン2であることを示すマークが表示されているはずです。



(4)
 「リージョンフリー」又は「リージョンオール」と表記されてい
るDVDソフトもあります。リージョンフリーのDVDソフトは 
リージョンコードによる制限がなく、どのDVDプレーヤーでも再
生できます。


 リージョンフリーのソフトは海賊版が多いという意見を聞いたこ
とがありますが、正規品でもリージョンフリーのソフトは たくさ
んあります。


 リージョンコードの設定は販売会社が決めることができるので、
販売会社の販売戦略等により、リージョンフリーにすることもある
のだと思います。



 個人的な経験から思うのですが、リージョンフリーのソフトでも、
「必ず再生できる」という保証はないようです。


 以前、日本では販売されていない外国人アーティストのコンサー
トを収録したDVDソフト(もちろん正規版です)を通販で買いま
した。「リージョンフリー」であることを確認して買ったのですが、
自宅のDVDプレーヤーで再生できず、がっくりしたことがありま
す。

 このときはパソコンのDVDドライブでは再生できたので、助か
りました。


 DVDプレーヤーによっては、「リージョンフリー」のソフトを
再生しないように設定されているのかもしれません。



      ☆              ☆

[関連事項と経験談]

(1)
 「バベルの塔」のお話って ご存じですよね。


「大昔、人間は 全て共通の言語を使って意思疎通していたが、人
間が天に届くような高い塔を建てたために 神様が怒り、人間にバ
ラバラの言葉を使わせるようにした。」


というような 話しです。


 国や地域毎に別々にリージョンが設定されたDVDのことを考え
ると、どうしても この「バベルの塔」の話しを 思い出してしま
います。



(2)
 リージョンとは直接関係ないのですが、TVの出力方式
(映像信号)も国や地域毎違いがあります。


 「NTSC方式」、「PAL方式」、「SECAM方式」が 
有ります。これらは水平走査線数などに違いがあります。


 例えばヨーロッパ諸国は「PAL方式」、日本は「NTSC方式」
採用しているため、たとえリージョンが同じでも、日本で使われ
ているDVDプレーヤーではヨーロッパのDVDソフトを再生でき
ないことが多いです。



(3)
 どの様なリージョンコードのDVDソフトでも見ることができる
「リージョンフリーDVDプレーヤー」をインターネットの通信販
売で よく見かけます。これはソフトではなく機器の方をリージョ
ンフリーにしています。


 上記の出力方式の変換、例えば「PAL方式」から「NTSC方
式」への変換もできるタイプが多いです。


 つまり、これを使えばリージョンコードが異なる外国のDVDソ
フトも見ることができます。例えば韓国でしか販売されていない韓
国ドラマのDVDソフトを日本で見ることができます。


 さすがに国内の大手メーカーでは作っておらず、輸入品がほとん
どのようです。


 このような「リージョンフリーDVDプレーヤー」が法的に問題
があるのかどうかは 私には はっきりわかりませんし、ここで
個人的な考えを述べるつもりもありません。


 インターネット上でも色々な意見が出ていますので、興味のある
方は調べてみてください。


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【 最近買った本 】

 私が最近買った本の中から、皆さんが興味あるかもしれないと思
う本を紹介しています。

(1) 「成長するものだけが生き残る」
    http://tinyurl.com/329faj

 (理系の人の書いた自己啓発書。「なるほど」と思う点がいくつ
  もありました。)


(2) 「話し方のバイブル <1> 」
   http://tinyurl.com/2rasda

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(1巻はスピーチを中心とした話し方のコツ、2巻は会話のコツ 
について説明。2巻はテクニックだけでなく、心の持ち方など自己
啓発に近い話も多いです。)


(4) 「レバレッジ時間術」
   http://tinyurl.com/3dm4d3

 (時間を効率よく使うために、是非実践したいヒントが色々あり
  ました。)

* リンク先は通販書店のサイトです。詳細や書評は そちらを
ご覧下さい。そちらで購入もできます。

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 「わかっちゃう! 知的財産用語」

  発行   西川特許事務所 ( http://www.jpat.net/
       兵庫県西宮市東山台3丁目9-17  
       電話 0797-61-1841、 FAX 0797-61-1821 
  発行人  弁理士 西川 幸慶  pat@jpat.net
   
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  (C) 2007 Nishikawa Yukiyoshi 
 『まぐまぐ』 を 使ってお届けしています。
 本マガジンの解除や配信先メールアドレスの登録変更は
 http://www.mag2.com/m/0000098536.htm  からお願いします。

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[編集後記]

 私の知人には

(1) 会社のデスクに家族の写真を飾っている。

(2) 定期入れなどに 家族の写真を入れて持ち歩き、他人に見せる。

(3) 携帯電話の待ち受け画面が家族写真になっていて、他人に
  見せる。

のいずれかに該当する人が 意外とたくさんいます。


 家族想いで微笑ましいのですが、私のような世代だと、「欧米の
家族」をイメージしてしまい どうも違和感があります。


 若い世代では 家族の写真を持ち歩いて知人に見せるのは あまり
違和感のないことなのかもしれませんね。

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