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2009年2月16日発行 第1・第3週月曜日発行
メールマガジン:経営のパートナー VOL4
<経営学で企業を再生する>
【発行責任者】
経営テクノ研究所 代表 舘 義之
【E-mail】
tate@agate.plala.or.jp
【H P】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■CONTENTS■
VOL4.生産管理
●基準日程
●閑話休題「第1原則:問題を数量的に把握すること」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●基準日程
基準日程とは、製品または部品が注文を受けてから納入されるまでの日数
を過去の経験、または実績から解析し決定したものです。
100%の基準日程作成は無理です。したがって、80%~90%くらい
を基準日程でやり、後は例外処理で片づけるようにした方が実用的です。
1.基準日程の利用
(1)販売活動時における納期説明
(2)受注時の納期決定
(3)実施おける大日程計画
(4)実施手配時における工程完成予定日の指示
(5)実施時における日程管理
(6)製作期間の短縮
2.日程の要素
製造全期間というものは、単に各加工工程の加工時間の集計ではありませ
ん。しかも、その違いは極めて大きいから製造期間の短縮にはスピードアッ
プの効果は比較的少なく各工程中に含まれている「停滞の短縮」の方が重要
です。
各工程における停滞というものの内容を調べると、次のようになります。
●工程期間=加工待ち+取付け・加工準備+取外し・後片付け+運搬待ち+運搬
(1)加工待ち
日程は停滞により、ほぼ決まってしまいますが、そのうち加工待ちが最大
のものとなります。加工待ちは何故発生するのでしょうか。次のようなこと
が考えられます。
●能力以上に仕事量が投入されたとき
●前工程との能力差が製品によって異なるとき
●前工程との加工ロットが変化するとき
●前工程からの運搬がまとまってなされるとき
●工程内の負荷のバランスをとるため
加工待ちは、加工が能率的に仕事を行う効果があることを忘れてはなりま
せん。
(2)取付け・加工・取外し
加工は、流れ生産の場合、1個単位行われますが、ロット生産の場合は、
その期間は、次の式で表されます。
●加工期間=取付け・取外し+単位当り加工期間×製作ロット数
このようにロット生産が行われるときの加工日数は、ロット数により影響
があることを知らなければなりません。
(3)運搬待ち・運搬
運搬待ちは、運搬回数および運搬ロットにより左右されます。加工待ちと
加工との関係と同様に運搬期間よりも運搬待ちが、この期間を決定する要素
が大きいといえます。
3.基準日程の設定
製造期間の決定は、精粗いろいろの方法があります。
(1)部品別・工程別・日程表
部品一つ一つについて、それぞれの工程別に、その特異性に応じて決める
方法で、停滞期間、加工期間のそれぞれが検討の対象となります。
(2)停滞定数法
加工期間は部品別・工程別に検討し、停滞期間にある定数を与えるもので
す。
(3)職種別標準日程法
職種別に、その1工程に要する日程を決め、積み上げていく方法です。
(4)工程数比例法
職種とは無関係に工程数に関係づけた日程を出す方法です。
(5)職場別標準日程法
職場別に一括して日程を決め、積み上げていく方法です。
(6)部品グループ別日程法
一つ一つやるか、一括してやるかの代わりに、いくつかのグループにわけ
て考える方法で、(1)~(5)のいずれの場合にも併せ
採用されることが
あります。
(7)特定単位比例法
重量・面積・工数・そり他のものと比例させて日程を決める方法で(1)
~(5)のいずれの場合にも少しずつ組合わせて考えられます。
4.部門別基準日程設定の考え方
(1)資材部門・外注部門
資材・外注に対する日程は、特に工数の大・小とは無関係で相手先の状況
に影響される傾向が大です。したがって、材料部品個々の日程を決めること
も大切ですが、相手先を中心としたき決め方が望ましいといえます。
(2)社内加工部門
社内加工部品は、移動回数の多少が停滞期間の大小に関係が深いことが挙
げられます。また、製品の構成部品から見れば、僅かの部品が製造期間を左
右します。
これらの部品は、一般に大物であったり、特種機械を使用したり、工程数
が多いので、これらの部品の基準日程の設定に当っては特に解析を必要とし
ます。
基準日程を設定する場合、各工程の停滞量が基準となります。したがって、
監督者が一応の目標として、その基準を設定するのも一つの方法です。
(3)鋳造・検査部門
鋳造・検査等、設備能力によって左右される場合は、個々に設定すること
は困難です。したがって、設備能力と平均停滞量から検討設定するのが一般
的な方法です。
(4)組立加工部門
組立加工日程は、組立作業方法が大きく影響します。すなわち、少人数の
直線的な作業方法と、最大人員による平均作業方法とは所要工数が同じで合
っても組立期間は異なります。したがって、組立日程には、何人でおこなう
かを明確にして、設定しなければなりません。
(5)設計部門
設計部門の基準日程を設定することは、その性格上困難な要素を含んでい
ます。しかし、顧客の要求納期を満足させるには、この部門の納期維持こそ
最も重要です。
設計日程基準の設定方法は、結論的には過去の実績によって決めなければ
なりません。過去の製品を整理し、これを基準として類似性(製品重量・構
成部品点数・設計の難易度など)によって判断するのが一般的な方法です。
その際、ネットワーク技術を活用すると効果的です。ネットワーク技術が
生まれたのは1957年で、その年デュポン社は電子計算機のレミントンラ
ンド社との協力でCPA(クリティカル・パス分析)の名で呼ばれているネ
ットワーク手法が開発され、36億円の工場建設計画に適用し、最初の一年
間で3億6千万円の節約ができたといわれています。このCPAの名で呼ば
れているクリティカル・パスの概念は、すべてのネットワーク技術に共通し
ています。
1958年、ポラリス・ミサイルの製造にあたり、ロッキード航空機会社、
米国海軍の特別研究班、経営コサルタント会社のブース・アレン・ハミルト
ン社がPERT法(Progtam Evaluation and Review Techniques)を実
用化した。この場合は、ネットワークの利用によって、当初予想された期限
より2年も早くミサイルを発射させることができました。
5.作業品目の種類数(生産品目)と日程
個別生産の場合は、手持仕事量の他に、その種類数の多少によって負荷の
状態は大幅に変わってしまい、それに伴って日程も変化します。基本的には、
個別生産では、基準日程は不可能で負荷計画で行うことになります。
生産品種と数量との組合せがどのように推移するかが基準日程を考えた場
合に大切になってきます。この影響が極めて大きい場合は負荷積みをしては
じめて、そのような生産状況での日程が決められるわけですが、これも現状
のような組合わせという仮定で基準を決めます。
このような場合には、基準日程の正確さは余り重要でなく、受注の都度、
負荷の山積みをしていくことこそ大切であって基準日程は山積作業を容易に
する手段となるにすぎません。
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●閑話休題「第2原則:問題を数量的に把握すること」
合理化推進10原則の第2原則は、問題を数量的に把握することです。
数値的な資料を基礎にしないで、単なる憶測、想像などで意見で物をいう
と道理が通らないので、権力のある者、おしの強い者、口のうまい者が勝つ
ことになります。そして、いつまでも感情的なしこりを残すことになります。
数量的な参考資料をそろえることは、必ずしも多額の
費用ならびに手間を
要するものとは限りません。適当なサンプリングや、うまい報告システムを
利用すれば非常に簡単に必要な資料をととのえることができるものです。
たとえば、資材課が非常に忙しいといって、それだけではどんな対策が最
善であるかは分かりません。未処理の伝票枚数、その中の最大の遅れ日数
(これらは数分もあれば調べられます)を人別に日々をグラフにしてみると
か、ワーク・サンプリングによって時間分析をする、などで現状を正しく把
握して、はじめて対策を練ることができるのです。
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★生産方式の改善・セル生産方式への移行したい!
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★開発・設計期間の短縮をしたい!
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ライオンズマンション池之端305TEL&FAX:03-5913-9197
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●基準日程
●閑話休題「第1原則:問題を数量的に把握すること」
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●基準日程
基準日程とは、製品または部品が注文を受けてから納入されるまでの日数
を過去の経験、または実績から解析し決定したものです。
100%の基準日程作成は無理です。したがって、80%~90%くらい
を基準日程でやり、後は例外処理で片づけるようにした方が実用的です。
1.基準日程の利用
(1)販売活動時における納期説明
(2)受注時の納期決定
(3)実施おける大日程計画
(4)実施手配時における工程完成予定日の指示
(5)実施時における日程管理
(6)製作期間の短縮
2.日程の要素
製造全期間というものは、単に各加工工程の加工時間の集計ではありませ
ん。しかも、その違いは極めて大きいから製造期間の短縮にはスピードアッ
プの効果は比較的少なく各工程中に含まれている「停滞の短縮」の方が重要
です。
各工程における停滞というものの内容を調べると、次のようになります。
●工程期間=加工待ち+取付け・加工準備+取外し・後片付け+運搬待ち+運搬
(1)加工待ち
日程は停滞により、ほぼ決まってしまいますが、そのうち加工待ちが最大
のものとなります。加工待ちは何故発生するのでしょうか。次のようなこと
が考えられます。
●能力以上に仕事量が投入されたとき
●前工程との能力差が製品によって異なるとき
●前工程との加工ロットが変化するとき
●前工程からの運搬がまとまってなされるとき
●工程内の負荷のバランスをとるため
加工待ちは、加工が能率的に仕事を行う効果があることを忘れてはなりま
せん。
(2)取付け・加工・取外し
加工は、流れ生産の場合、1個単位行われますが、ロット生産の場合は、
その期間は、次の式で表されます。
●加工期間=取付け・取外し+単位当り加工期間×製作ロット数
このようにロット生産が行われるときの加工日数は、ロット数により影響
があることを知らなければなりません。
(3)運搬待ち・運搬
運搬待ちは、運搬回数および運搬ロットにより左右されます。加工待ちと
加工との関係と同様に運搬期間よりも運搬待ちが、この期間を決定する要素
が大きいといえます。
3.基準日程の設定
製造期間の決定は、精粗いろいろの方法があります。
(1)部品別・工程別・日程表
部品一つ一つについて、それぞれの工程別に、その特異性に応じて決める
方法で、停滞期間、加工期間のそれぞれが検討の対象となります。
(2)停滞定数法
加工期間は部品別・工程別に検討し、停滞期間にある定数を与えるもので
す。
(3)職種別標準日程法
職種別に、その1工程に要する日程を決め、積み上げていく方法です。
(4)工程数比例法
職種とは無関係に工程数に関係づけた日程を出す方法です。
(5)職場別標準日程法
職場別に一括して日程を決め、積み上げていく方法です。
(6)部品グループ別日程法
一つ一つやるか、一括してやるかの代わりに、いくつかのグループにわけ
て考える方法で、(1)~(5)のいずれの場合にも併せ採用されることが
あります。
(7)特定単位比例法
重量・面積・工数・そり他のものと比例させて日程を決める方法で(1)
~(5)のいずれの場合にも少しずつ組合わせて考えられます。
4.部門別基準日程設定の考え方
(1)資材部門・外注部門
資材・外注に対する日程は、特に工数の大・小とは無関係で相手先の状況
に影響される傾向が大です。したがって、材料部品個々の日程を決めること
も大切ですが、相手先を中心としたき決め方が望ましいといえます。
(2)社内加工部門
社内加工部品は、移動回数の多少が停滞期間の大小に関係が深いことが挙
げられます。また、製品の構成部品から見れば、僅かの部品が製造期間を左
右します。
これらの部品は、一般に大物であったり、特種機械を使用したり、工程数
が多いので、これらの部品の基準日程の設定に当っては特に解析を必要とし
ます。
基準日程を設定する場合、各工程の停滞量が基準となります。したがって、
監督者が一応の目標として、その基準を設定するのも一つの方法です。
(3)鋳造・検査部門
鋳造・検査等、設備能力によって左右される場合は、個々に設定すること
は困難です。したがって、設備能力と平均停滞量から検討設定するのが一般
的な方法です。
(4)組立加工部門
組立加工日程は、組立作業方法が大きく影響します。すなわち、少人数の
直線的な作業方法と、最大人員による平均作業方法とは所要工数が同じで合
っても組立期間は異なります。したがって、組立日程には、何人でおこなう
かを明確にして、設定しなければなりません。
(5)設計部門
設計部門の基準日程を設定することは、その性格上困難な要素を含んでい
ます。しかし、顧客の要求納期を満足させるには、この部門の納期維持こそ
最も重要です。
設計日程基準の設定方法は、結論的には過去の実績によって決めなければ
なりません。過去の製品を整理し、これを基準として類似性(製品重量・構
成部品点数・設計の難易度など)によって判断するのが一般的な方法です。
その際、ネットワーク技術を活用すると効果的です。ネットワーク技術が
生まれたのは1957年で、その年デュポン社は電子計算機のレミントンラ
ンド社との協力でCPA(クリティカル・パス分析)の名で呼ばれているネ
ットワーク手法が開発され、36億円の工場建設計画に適用し、最初の一年
間で3億6千万円の節約ができたといわれています。このCPAの名で呼ば
れているクリティカル・パスの概念は、すべてのネットワーク技術に共通し
ています。
1958年、ポラリス・ミサイルの製造にあたり、ロッキード航空機会社、
米国海軍の特別研究班、経営コサルタント会社のブース・アレン・ハミルト
ン社がPERT法(Progtam Evaluation and Review Techniques)を実
用化した。この場合は、ネットワークの利用によって、当初予想された期限
より2年も早くミサイルを発射させることができました。
5.作業品目の種類数(生産品目)と日程
個別生産の場合は、手持仕事量の他に、その種類数の多少によって負荷の
状態は大幅に変わってしまい、それに伴って日程も変化します。基本的には、
個別生産では、基準日程は不可能で負荷計画で行うことになります。
生産品種と数量との組合せがどのように推移するかが基準日程を考えた場
合に大切になってきます。この影響が極めて大きい場合は負荷積みをしては
じめて、そのような生産状況での日程が決められるわけですが、これも現状
のような組合わせという仮定で基準を決めます。
このような場合には、基準日程の正確さは余り重要でなく、受注の都度、
負荷の山積みをしていくことこそ大切であって基準日程は山積作業を容易に
する手段となるにすぎません。
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●閑話休題「第2原則:問題を数量的に把握すること」
合理化推進10原則の第2原則は、問題を数量的に把握することです。
数値的な資料を基礎にしないで、単なる憶測、想像などで意見で物をいう
と道理が通らないので、権力のある者、おしの強い者、口のうまい者が勝つ
ことになります。そして、いつまでも感情的なしこりを残すことになります。
数量的な参考資料をそろえることは、必ずしも多額の費用ならびに手間を
要するものとは限りません。適当なサンプリングや、うまい報告システムを
利用すれば非常に簡単に必要な資料をととのえることができるものです。
たとえば、資材課が非常に忙しいといって、それだけではどんな対策が最
善であるかは分かりません。未処理の伝票枚数、その中の最大の遅れ日数
(これらは数分もあれば調べられます)を人別に日々をグラフにしてみると
か、ワーク・サンプリングによって時間分析をする、などで現状を正しく把
握して、はじめて対策を練ることができるのです。
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