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ダメ女子高を難関女学院に再生させた女性校長の凄腕!

      ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

     <第212回>できる人のコンピテンシーをベンチマークする!

  ==■「ダメ女子高を難関女学院に再生させた女性校長の凄腕!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐
れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「できる人のコンピテンシーをベンチマークする!」と題して事例を解説して
いきます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トッ
プ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さん
にも是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】漆先生の実家の高校、やばいみたいですよ!
【2】廃校寸前の女子高を猛スピードで改革!
【3】入学希望者殺到の難関高に!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記

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80年以上の伝統ある女子高は廃校寸前に追い込まれていた。その女子高の前
身は1926年開校の荏原女学校だ。現在6代目の漆柴穂子校長が経営にも当たっ
ている。彼女は1989年に実家に戻って教師となるがすぐに校長の大役を務める
ことになった。

彼女が赴任した当時、運動やブラスバンドなどでは少し名が通っていたが、勉
強では見るべきものがなかった。おさげ、おかっぱ、三つ編みのヘアスタイル
に昔ながらのセーラー服は時代遅れで不人気。生徒数が一学年たった5人だけ
のときもあり、正に廃校寸前。偏差値は測定不能状態だった。

彼女のスピード改革が始まった。7年間で偏差値は20もアップ、入学希望者
数は60倍に跳ね上がり、生徒数は1,200人で8割以上が4年生大学に進学す
る名門校にしてみせた。

「大人も子供も“やる気”があって、それが環境によってオフやオンになる」
と説く漆校長のやる気を引き出すマネジメントコンピテンシーにスポットを当
てる。



【1】漆先生の実家の高校、やばいみたいですよ!

1986年、彼女は教員の資格を取り、別の私立高校の教師になった。3年目のあ
る日、同僚の先生から「漆先生の実家の高校、経営危機なの?」と聴かれてハ
ッとした。同僚の先生が手にしていた経営危機に陥っている学校のリストに実
家の高校が載っていたのだ。

それから3年余りが経った1989年、彼女は実家の高校に戻り、ほどなく6代目
校長に就任したのである。実際、何から手を着けてよいか分からないほど学校
は廃れていた。



【2】廃校寸前の女子高を猛スピードで改革!

彼女はスピード改革が必要と考え、とにかく突っ走った。主な項目を示そう。

□ 校舎を明るくモダンに前面リフォームした
□ 高名を品川女学院と変更した
□ 校則を撤廃した
□ 制服を現代風にリニューアルした
□ 「生活向上委員会」を設け、自主性、積極性を醸成した

その他、多くの改革を実行したが8割方は失敗だったと彼女は評価している。例
えば校則の撤廃はやりすぎだったようだ。髪を茶色に染めるなど問題が出たのだ。
そこでその都度話し合いであるべき姿を求めるようにした。諭されればそのとき
は生徒たちはうっとうしいと思うだろう。しかし、大人になったいつか、きっと
分かってもらえるときがある。「うっとうしいは、将来への贈り物」という位置
づけだ。

校舎のリフォームは外観だが、トイレのリフォームに相当気を遣った。居心地の
いい空間になるように考慮した。乙女心をくすぐったことは間違いない。

生活向上委員会では例えばカバンのリニューアルを生徒たちに任せた。アイディ
アを業者に提案し、交渉するのも生徒たちに任せた。これは“やる気”の仕掛け
作りであり、自主性や積極性を芽生えさせる原動力になった。

昼休み、昼食もそこそこに多くの生徒たちは職員室の廊下に集まってくる。先生
が待機していて補講が始まるのだ。生徒たちの熱意に先生も応える。成績はぐん
ぐん伸びる。



【3】入学希望者殺到の難関高に!

品川女学院には外部講師が頻繁に訪れる。経営コンサルタントが来て経営学や決
算書の読み方、解析まで教える。

森永製菓など企業とのコラボレーション商品開発もある。商品化に結びつくとは
限らないが企業側は若い人のニーズが掘り起こせる。

文化祭(白バラ祭)もユニークだ。クラス単位で株式会社となり、卒業生からも
出資してもらい商品を作って販売する。白バラ祭が成功裏に終わっておしまいで
はなく、株主総会を開催して決算報告までやってのける。

「28プロジェクト」というのがある。28歳のとき自分はどうなっていたいか
という目標を掲げるのだ。大学や大学院を卒業して就職したり結婚する人もいよ
う。でも28歳が一番脂の乗り切ったときだからこのときどうなっていたいのか
という目標は意義がある。

みんな「研究者になる」、「コンサルタントになる」など自分がなりたい職業ま
で答えてくれる。28歳のとき一人前になる女性を育てる「28プロジェクト」
はすばらしい。

「子供に限らず人が変わるときって3つあるんですよ」と彼女は言う。紹介しよ
う。

□ 自分の中で“目標”ができたとき
□ やったことがうまくいって、これが好きなんだと気付いたり、人から褒めら
  れたとき
□ “みんなのためにやる”とき



【5】編集後記

人は環境が変わるとスイッチが入って結果として行動が変わる。その結果仕事の
できる人の行動特性を発揮するようになる。正にコンピテンシーそのものなので
ある。

学校においても家庭においても“やりたくなる”きっかけや環境を作ることが大
事だということだ。企業においても部下をやる気にさせるための大きなヒントに
なるはずだ。

<この記事は平成20年11月にテレビ東京で放送された「カンブリア宮殿」も
参考にしています。>



次回に続く

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