• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

躍進する餃子の王将、大東隆行社長の人活経営力!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

      シリーズ「優れた経営者のコンピテンシーを学ぶ!」


 <第309回>[(第7話)「躍進する餃子の王将、大東隆行社長の人活経営力!」

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「優れた経営者の
コンピテンシーを学ぶ!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介して
いきます。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読
みいただきたいと思います。

===========================

今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.干された副社長が社長に、そこは負債地獄だった!
2.原点回帰のV字回復はオープンキッチンで魅せる餃子!
3.全店舗黒字を続ける人活経営!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記

===========================


食の市場は年間88兆円。うち外食産業は24兆円を占める。しかし1997年には約30
兆円を締めていたから外食市場は急激に沈んでいることが分かる。例えばファミ
リーレストラン大手の「すかいらーく」は全店閉鎖し格安レストランに業態変換
している。老舗のファミリーレストランが新興勢力や中食に食われて消滅してい
るのだ。

そんな中、餃子の王将「王将フードサービス」は右肩上がり、4年連続増収増益
だ。餃子主体のメニューで一日17万人の胃袋を満たしている。安くて、旨くて、
スタッフは元気があって楽しいのだ。

餃子の王将では社員自らが繁華街で餃子などのクーポン券を配る。アルバイトで
はダメなのだ。ただ配ればいいのではない。真心込めて配らなければ意味がない。
このクーポン券の額、なんと年間1億3千万円にも達する。「損するのは最初。
儲けるのは最後」と大東社長は言い切るだけあって販促効果は抜群だ。

今をときめく餃子の王将も数年前には倒産の危機。今回は貧乏くじを引いて社長
になってしまった大東隆行社長の「人活経営力」なるコンピテンシーにスポット
を当てる。




【1】心に刻んでおきたい言葉

***********************************************************************

お客さんがお店のドアを開けたときパッと出てくる雰囲気、オーラが大事だ。社
員には「当たり前のことを高いレベルでやれ」といつも言っている。

                           大東隆行

***********************************************************************




【2】メルマガ本論

[(第7話)躍進する餃子の王将、大東隆行社長の人活経営力!]


1.干された副社長が社長に、そこは負債地獄だった!

1967年に1号店を出した餃子の王将へ創業者の親戚だった大東氏が入社してきた。
店舗で餃子を焼きながら10年修業を積んだ後、東京、名古屋など全国展開の陣
頭指揮を取る責任者になる。その後副社長に昇格した。

飛ぶ鳥を落とす勢いの餃子の王将は多角化に踏み出しファミリーレスランなど
にも手を広める。もちろん負債はドンドン積みあがっていった。本業の餃子主
体の店も工場で仕込みをし、店ではただ焼いて出すだけのつまらない店に突き
進んでいった。

現場責任者でもある大東副社長はこの経営戦略は間違っていると噛み付いたが
一蹴され、経営会議にも呼ばれなくなった。それでも現場回りを続け、社員教
育にだけは情熱を燃やし続けていた。そんなある日、社長から突然の呼び出し
の電話。「副を取ってくれ」と、つまり社長になってくれと要請されたのだっ
た。

社長を引き受けたとき利益は出ていたがそれは無理やり作り出された利益だっ
た。腹心の常務から明かされる財務内容は470億円の負債、そして90億円の社
債、しかも今年50億、来年40億の社債の償還期限を迎えることだった。大東氏
は愕然とした。

腹心の常務と金策に駆け回る日々。だが最初の50億は知人の融資で切り抜け、
後の40億は銀行にシンジゲートローンの協力を得て何とか乗り切った。銀行が
動いたのは大東氏の人間性、人柄と熱意によるところが大きかった。


2.原点回帰のV字回復はオープンキッチンで魅せる餃子!

店舗回りをしていた大東氏は母親と男の子の会話を耳にした。「昔は餃子、焼
くところが見えたんえ」と母親。すると子供が「僕、餃子焼いてるとこ見たい」
と。

「そうだ。オープンキッチンに戻そう」。立ち込める湯気、パチパチと焼きあ
がる音、活気のあるスタッフの立ち居振る舞い。原点回帰が急ピッチで進めら
れた。皮とアンは工場で加工し、生のまま店舗に輸送し、オープンキッチンで
加工しお客の目の前で焼く。特殊な王将用語も復活させた。

店長に権限を与え、定番メニュー以外は店舗ごとのオリジナルを推奨した。メ
ニューだけでなく運営の工夫もだ。例えばメシ代に困っている人は食べたら30
分皿洗いで飲食代がチャラ。スタッフとじゃんけんをして勝ったら餃子一皿が
ただという面白い店舗もある。

業績の特によい店舗では臨時ボーナスで報いる。分配は店長に一任だ。店長中
心にお店がまとまるからオーラがすごい。


3.全店舗黒字を続ける人活経営!

年間通じて赤字の店舗は皆無だ。しかしそんな中にも業績のパッとしない店舗
がある。そこでエリアマネージャーの出番だ。エリアマネージャーは一人で20
店舗ほどを受け持つ。早速店舗に赴き、活性化策を一緒に考えてやり、即実行
に移す。

このエリアマネージャーは、元は皆店長経験者。だから不振に陥った状況も経
験しているから適切なアドバイスや指導が可能なのだ。

エリアマネージャーの学歴はといえば高卒、高校中退といったところ。だが年
収は1千万円を下らない。大東社長はといえば中卒、そして経理専門学校出だ。
学歴ではない「人間力」、そして「人活力」なるコンピテンシーが何にもまし
て大事だということだ。



【3】今日のまとめ

1.外食産業に融資するにはリスクが高いのに知人も銀行も最後は協力してく
  れたこと。大東社長の人間性、人柄、熱意が人や銀行を動かしたこと。

2.第二創業も大事な戦略であるが原点回帰も大事な戦略であること。時と場
  合により適切に判断しなければならないこと。

3.店長を中心とした人活経営に心血を注ぎ、見事にV字回復を達成し、増収
  増益を続けていること。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp


次回に続く。

**********************************************************************
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com

***********************************************************************

絞り込み検索!

現在23,161コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP