◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第221回>できる人の
コンピテンシーをベンチマークする!
==■「お一人様、和紙クリエーター堀木エリ子氏の創造志向!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れ
となり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「できる人の
コンピテンシーをベンチマークする!」と題して事例を解説してい
きます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ
・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも
是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】伝統の和紙が絶滅危惧種さながらに!
【2】和紙職人を尊敬し、和紙のあり方を提案!
【3】和紙を使った新しい空間創作の第一人者に!
【4】編集後記
=================================
堀木エリ子氏47歳。お一人様、つまり独身である。一人っ子。離れて暮らして
いる母がいる。時々行きつけの店で母と一緒に食事をしながら親子水入らずのゆ
ったりした時間を過ごす。心がとても癒されてまた創作意欲が湧くというわけだ。
京都で生まれ地元の高校を卒業後銀行に入行し4年間OL時代を過ごす。
和紙に魅せられ和紙商品開発会社に転職した。「私の和紙への興味は、和紙その
もの美しさよりも和紙から放たれる空気感や和紙の背後にある気配をどう創り出
すかにあると思います」と常々言っている堀木氏だ。
やがて転職先の和紙商品開発会社は倒産した。普通ならもう一度OLに戻るとこ
ろだろうが、堀木氏は独立自営の道を選択し、1987年にSHIMUSを設立した。
堀木氏の手がける和紙は建築空間に置かれた和紙のあり方を常に意識している。
公共施設のロビーやエントランス、レストランなど、建築の空間の中で和紙その
ものを主張しすぎないように、それでいて和紙の持つ、自然でより確かな存在感
を醸し出すため色や柄を漉き込み、また何層にも重ねて光の造形を創り出す。
そこで、今回は堀木エリ子氏の伝統文化の和紙を武器にした「創造志向」に迫っ
てみる。
【1】伝統の和紙が絶滅危惧種さながらに!
和紙は千年を超える伝統がある。これまで和紙といえば障子や襖が主流で和菓子
の包装、お習字の用紙などにも使われてきた。
我が家は三年前にマンション生活から戸建生活に移行した。マンション時代に一
部屋のみ襖があったが障子はなかった。今戸建だというのに障子も襖もない。か
つてはどこの家にでもあった障子や襖が激減して、言ってみれば和紙は絶滅危惧
種みたいなものだ。そういえば襖や障子を扱う建具屋そのものが激減しているこ
とが分かる。
【2】和紙職人を尊敬し、和紙のあり方を提案!
堀木エリ子氏は伝統的な和紙の本質を見極めるために素材や製法こだわる。和紙
職人の技を尊敬し、現代に生きる和紙のあり方を提案し続けている。
そのため堀木氏の作品はミラノやニューヨーク、東京などの現代建築の最先端を
行く都市でこそ高い評価を受けている。
和紙が自然の光や照明の光を通すことで、時間や時代の移ろい、その時々の変化
を感じられるように如何に表現するかが「創造性発揮」ということになる。堀木
氏のこれまでの賞暦から「創造性発揮」の一端を感じ取れるように思う。
□ 2001年 日本建築美術工芸協会賞(社団
法人日本建築美術工芸協会)
□ 2002年 インテリアプランニング国土大臣賞(財団
法人建築技術教育普及
センター)
□ 2002年 あけぼの賞(京都府)
□ 2003年 日本現代藝術奨励賞(財団
法人日本文化藝術財団)
□ 2003年 ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞2003(日経ウーマン)
□ 2006年 SDA賞優秀賞(社団
法人日本デザイン協会)
堀木氏は和紙を生かして現代に新しい息吹を吹き込み、今最も注目されている和
紙クリエーターなのである。
【3】和紙を使った新しい空間創作の第一人者に!
堀木氏の仕事は多くの場合、建築家やインテリアデザイナーなどからの依頼がス
タートになる。依頼主の創作の意図をしっかり理解し、与えられた場所や空間の
中でどのように表現するかがミッションということになる。だから製作時間の多
くはデザインの作業と同時にその建築が求める用途や機能への対応に追われる。
和紙は破れやすい、汚れやすい、火に弱い、変色しやすいなどの欠点がある。こ
れらの欠点を改善した和紙を創ることに加えて、立体感を持たせた梳き方、幅
16メートルもの大きな和紙を漉く技術も並行して開発してきた。
堀木氏の和紙は主に越前和紙で有名な福井の工房で漉くが、職人との息もピッタ
リだ。今は2000年に設立した「堀木エリ子&アソシエイツ」のスタッフたちにも
支えられて益々自己成長しながら「創造性」を発揮する充実した毎日を送ってい
る。
【4】編集後記
日本人の生活の中に溶け込んできた和紙が絶滅危惧種になるのは寂しいことだ。
千年の伝統文化に新しい息吹を吹き込めば、和紙は新たな伝統文化として息を吹
き返す。
堀木エリ子氏のことを「和紙クリエーター」と呼ぶ人は多いがデザイナーである
と同時に職人でもある。誰が教えてくれるわけでもないので常に新しい仕事に取
り組んでいるのと同じことだ。
時にはスタッフに当り散らすこともあるが全員を別荘に誘い、食事をしたりクル
ージングをしてコミュニケーションを取ることも忘れない。
<この記事は平成21年9月放送のテレビ東京「ルビコンの決断」を参考にして
います。>
次回に続く
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れ
となり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「できる人のコンピテンシーをベンチマークする!」と題して事例を解説してい
きます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ
・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも
是非ともお読みいただきたいと思います。
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<今回のメニュー>
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【1】伝統の和紙が絶滅危惧種さながらに!
【2】和紙職人を尊敬し、和紙のあり方を提案!
【3】和紙を使った新しい空間創作の第一人者に!
【4】編集後記
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堀木エリ子氏47歳。お一人様、つまり独身である。一人っ子。離れて暮らして
いる母がいる。時々行きつけの店で母と一緒に食事をしながら親子水入らずのゆ
ったりした時間を過ごす。心がとても癒されてまた創作意欲が湧くというわけだ。
京都で生まれ地元の高校を卒業後銀行に入行し4年間OL時代を過ごす。
和紙に魅せられ和紙商品開発会社に転職した。「私の和紙への興味は、和紙その
もの美しさよりも和紙から放たれる空気感や和紙の背後にある気配をどう創り出
すかにあると思います」と常々言っている堀木氏だ。
やがて転職先の和紙商品開発会社は倒産した。普通ならもう一度OLに戻るとこ
ろだろうが、堀木氏は独立自営の道を選択し、1987年にSHIMUSを設立した。
堀木氏の手がける和紙は建築空間に置かれた和紙のあり方を常に意識している。
公共施設のロビーやエントランス、レストランなど、建築の空間の中で和紙その
ものを主張しすぎないように、それでいて和紙の持つ、自然でより確かな存在感
を醸し出すため色や柄を漉き込み、また何層にも重ねて光の造形を創り出す。
そこで、今回は堀木エリ子氏の伝統文化の和紙を武器にした「創造志向」に迫っ
てみる。
【1】伝統の和紙が絶滅危惧種さながらに!
和紙は千年を超える伝統がある。これまで和紙といえば障子や襖が主流で和菓子
の包装、お習字の用紙などにも使われてきた。
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部屋のみ襖があったが障子はなかった。今戸建だというのに障子も襖もない。か
つてはどこの家にでもあった障子や襖が激減して、言ってみれば和紙は絶滅危惧
種みたいなものだ。そういえば襖や障子を扱う建具屋そのものが激減しているこ
とが分かる。
【2】和紙職人を尊敬し、和紙のあり方を提案!
堀木エリ子氏は伝統的な和紙の本質を見極めるために素材や製法こだわる。和紙
職人の技を尊敬し、現代に生きる和紙のあり方を提案し続けている。
そのため堀木氏の作品はミラノやニューヨーク、東京などの現代建築の最先端を
行く都市でこそ高い評価を受けている。
和紙が自然の光や照明の光を通すことで、時間や時代の移ろい、その時々の変化
を感じられるように如何に表現するかが「創造性発揮」ということになる。堀木
氏のこれまでの賞暦から「創造性発揮」の一端を感じ取れるように思う。
□ 2001年 日本建築美術工芸協会賞(社団法人日本建築美術工芸協会)
□ 2002年 インテリアプランニング国土大臣賞(財団法人建築技術教育普及
センター)
□ 2002年 あけぼの賞(京都府)
□ 2003年 日本現代藝術奨励賞(財団法人日本文化藝術財団)
□ 2003年 ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞2003(日経ウーマン)
□ 2006年 SDA賞優秀賞(社団法人日本デザイン協会)
堀木氏は和紙を生かして現代に新しい息吹を吹き込み、今最も注目されている和
紙クリエーターなのである。
【3】和紙を使った新しい空間創作の第一人者に!
堀木氏の仕事は多くの場合、建築家やインテリアデザイナーなどからの依頼がス
タートになる。依頼主の創作の意図をしっかり理解し、与えられた場所や空間の
中でどのように表現するかがミッションということになる。だから製作時間の多
くはデザインの作業と同時にその建築が求める用途や機能への対応に追われる。
和紙は破れやすい、汚れやすい、火に弱い、変色しやすいなどの欠点がある。こ
れらの欠点を改善した和紙を創ることに加えて、立体感を持たせた梳き方、幅
16メートルもの大きな和紙を漉く技術も並行して開発してきた。
堀木氏の和紙は主に越前和紙で有名な福井の工房で漉くが、職人との息もピッタ
リだ。今は2000年に設立した「堀木エリ子&アソシエイツ」のスタッフたちにも
支えられて益々自己成長しながら「創造性」を発揮する充実した毎日を送ってい
る。
【4】編集後記
日本人の生活の中に溶け込んできた和紙が絶滅危惧種になるのは寂しいことだ。
千年の伝統文化に新しい息吹を吹き込めば、和紙は新たな伝統文化として息を吹
き返す。
堀木エリ子氏のことを「和紙クリエーター」と呼ぶ人は多いがデザイナーである
と同時に職人でもある。誰が教えてくれるわけでもないので常に新しい仕事に取
り組んでいるのと同じことだ。
時にはスタッフに当り散らすこともあるが全員を別荘に誘い、食事をしたりクル
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