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再委託承諾書の提出を断られた

著者 sam さん

最終更新日:2012年10月18日 17:25

ここ数日質問が多くて申し訳ございません。
いつもありがとうございます。

急を要することで解決できない事がございまして再度相談させていただきます。
弊社がある大企業(Aとします)の機械の保守を請負契約を締結しました。
そして、それをAの承諾を得て大企業Bに委託をしました。
しかし、Bはさらにそれを複数の会社に再委託(Aと弊社の間の契約からすると再々委託)しています。
Aとの契約書には「Bへの再委託は認めるが、再々委託は事前の書面の承諾を得てください」という文言があります。
なので、その整合性をとろうと、Bに、再委託の申請書を出してください、と言ったところ、「そんな要請もされたことないので出しません。」と言われてしまいました。
確かに、請負は自由に再委託はできることは理解していますが、拒否する理由もないと思います。要求しているのは大したことではないです。
このままでは弊社がAとの契約違反になってしまいます。(AもBも契約書文言については譲りませんでした。)
この場合間に挟まってしまった弊社はどういう行動をとるべきでしょうか。
Aにも事情を話していますし、Bにも、Aの契約書を見せて、どうしても必要な旨必死にお願いしています。

どなたか、アドバイス賜りたく、よろしくお願いいたします。

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Re: 再委託承諾書の提出を断られた

著者いつかいりさん

2012年10月18日 21:14

A(委託元)=(契約イ)=御社=(契約ロ)=B=複数社

こういった関係で

> (AもBも契約書文言については譲りませんでした。)

意味させているところがわかりませんが、契約書(イ)を見せたところで、B社には何の拘束力もありません。

肝心の契約書(ロ)になんと書いてあったかです。

Re: 再委託承諾書の提出を断られた

著者samさん

2012年10月19日 08:50

> A(委託元)=(契約イ)=御社=(契約ロ)=B=複数社
>
> こういった関係で
>
> > (AもBも契約書文言については譲りませんでした。)
>
> 意味させているところがわかりませんが、契約書(イ)を見せたところで、B社には何の拘束力もありません。
>
> 肝心の契約書(ロ)になんと書いてあったかです。

いつか入り様

コメントありがとうございます。
(イ)には、再々委託には書面が必要と書かれ、(ロ)には再委託については何も記載がありませんでした。パワーバランスの関係でり(イ)(ロ)の両方とも、交渉はしましたが契約書の訂正は受け入れてくれませんでした。
(再々委託について、書面による承諾くらいしてくれるだろうと思い、それよりもリスクの高いと思われる損害賠償等のところで契約交渉をしていました。)
ようやく締結となったところで、Bが「当社はおたく(当社)とAが締結している契約なんて関係ないので申請書は出しません。(ロ)の契約書にも何も書いてないでしょ?」と行ってきました。請負いなので確かに自由に委託はできるのは知っていますが、契約書は絶対訂正不可、契約書に書いてないから申請書は書きません、とう主張に疑問を感じます。難しいことを要求しているわけでもないのに。。。
このままでは当社が(イ)の契約において違反をしてしまうことになるのでどうにかして提出していただきたいのですが、なにか交渉のアドバイスはないでしょうか・・・。

Re: 再委託承諾書の提出を断られた

著者ひろ&すいさん

2012年10月19日 15:57

こんにちは。
B社さんの主張は確かにその通りですね。
現状、B社を拘束できる法的根拠はないのが事実ですね。
(御社もパワーバランス上、譲らざるを得なかった事もお察ししますが・・・)

御社にはB社に「発注しない」という権利が残されていると思いますが、
B社に、「再委託について覚書で取り決めたい。そうでなければ発注出来ない」というのは難しいですか?

Re: 再委託承諾書の提出を断られた

A:再委託するには、やはり委託元より順番に承認を頂くのが常識と思いますが、元請け責任というものがありますから。あまり、下請け→下請け→
いうのは、請負代金も段々安くなりますし、責任の所在がはっきりしない危険があります。

藤田行政書士総合事務所
行政書士 藤田 茂
http://www.fujita-kaishahoumu.com/

Re: 再委託承諾書の提出を断られた

著者samさん

2012年10月22日 17:59

皆様

コメントありがとうございます。
その後進展せず。。。です。
断る理由がない気がするのですが自分の甘さを痛感します。

Re: 再委託承諾書の提出を断られた

著者samさん

2012年10月22日 18:00

皆様

コメントありがとうございます。
その後進展せず。。。です。
断る理由がない気がするのですが自分の甘さを痛感します。

Re: 再委託承諾書の提出を断られた

著者soumunosukeさん

2012年10月25日 10:31

そもそも、A社との契約には「所定の書面をもって、かつ当該再々委託先から直接申請させるものとする」等の特約があるのでしょうか?
本来、A社とB社にはなんら契約関係は存在しないわけですから、再々委託に関しても貴社がA社に申請し、かつ当該再々委託先との関係においても一義的には貴社がその責を負うものとするのが実務上の一般的な取扱であると考えます。そのうえで、B社に対し再委託時の責任所在を定めるべきでしたが今回そのような規定は存在しないようなので、どこまでいっても貴社に不利な状況に変わりはありませんが、一方でA社に対する債務履行は回避(但し、B社との守秘義務関係(再々委託先の情報を元請けに提出することなど)等は別途考慮の必要性があります)できるものと考えますが、いかがでしょうか?

パワーバランスの関係で無茶な要求を呑むことは実務上よくあることです。何もなければそれで良しとすればよい訳です。何かあれば、最後は法廷の場に移してB社に対し(請負ではなく委任契約であると主張した上で)104条、105条あたりを突いて反撃することになろうかと思いますが、、いずれにしても今回のケースでは既にA社に対する債務履行が発生しており放置はまずいわけですから、B社との協議が平行線を辿っているのであれば、まずはA社との交渉を優先して解決を図るべきと考えます。

> 断る理由がない気がするのですが

ちなみに、当方がB社の法務担当者であっても同様な態度にでるでしょう。契約上関係無いことには一切配慮しないのが大原則です。むしろ、相手が大手であっても貴社はB社から見た際の客先にあたるわけですから、毅然と対応すべきではないでしょうか?もちろん発注額等にもよるでしょうが、実務においては相手方が約款を出して変更不可を主張してこようが、毅然と対応すればいくらでも対応してくるはずです。(実際、当方の経験上、超大手と言われる会社に何度も折れさせたことがあります)粘り強くことにあたってください。

ご参考まで。

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