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代理人との契約について

著者 ロウヤー さん

最終更新日:2014年07月09日 09:11

この度、広告掲出の契約を締結することとなりました。
当社が借主です。

営業担当が持ち帰った先方の契約書を確認すると、
A社(甲)とB社(当社。乙)は、…のとおり合意する。という前文の記載に対し、署名欄には、甲としてC社が記載してあります。

営業担当に確認すると、ずっと対応いただいていたのはC社の担当者だと言うので、C社はA社から何かしらの代理権でも付与されているのかと思い、問い合わせたところ、案の定、A社の所有する物件について管理や賃貸借契約締結など、一切の権利について代理権を付与する旨の委任状を受領しました。

しかしながら、先の契約書の記載に関して、違和感があったので、以下のように修正依頼をしました。

A社代理人C社(甲)とB社(乙)は、…のとおり合意する。※A社の捺印は貰えないと言うので、署名欄はC社のまま。

これに対し、先方C社からは、代理権を付与されていることは、委任状で確認できるので、修正には応じられない旨の回答を得ました。

原案のような契約書の記載のままでは、上司の承認を貰えません。
確かに委任状と合わせて無理矢理解釈しようと思えば確認できなくはないですが、私としても、些か疑問を持ちます。
この考えはおかしいでしょうか?

因みに、代替案として、
C社(甲)とB社(乙)は、…のとおり合意する。という内容で再度修正依頼しようかと思っています。
他に、良い解決案はあるか、アドバイスください。

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Re: 代理人との契約について

著者hitokoto2008さん

2014年07月09日 09:54

代理人がC社であれ、普通は甲(A)、乙(B)、丙(C)の契約書になるはずです。
いくら代理権を与えているとはいえ、A社が契約書の全面に出てこないということは、直接リスクを回避したいという意図が感じられます。

A社は一定の規模の会社、代理権をもったC社は資力の乏しい個人企業だとすると、万が一の賠償請求ができない可能性がありますね。
「B社(貴社)はC社へ損害賠償請求をする。A社は代理人C社との契約を解除する。」
そういう局面はあると思われます。

仲介するブローカーには海千山千の人間がいますから、C社の企業調査も必要かと思いますが。




> この度、広告掲出の契約を締結することとなりました。
> 当社が借主です。
>
> 営業担当が持ち帰った先方の契約書を確認すると、
> A社(甲)とB社(当社。乙)は、…のとおり合意する。という前文の記載に対し、署名欄には、甲としてC社が記載してあります。
>
> 営業担当に確認すると、ずっと対応いただいていたのはC社の担当者だと言うので、C社はA社から何かしらの代理権でも付与されているのかと思い、問い合わせたところ、案の定、A社の所有する物件について管理や賃貸借契約締結など、一切の権利について代理権を付与する旨の委任状を受領しました。
>
> しかしながら、先の契約書の記載に関して、違和感があったので、以下のように修正依頼をしました。
>
> A社代理人C社(甲)とB社(乙)は、…のとおり合意する。※A社の捺印は貰えないと言うので、署名欄はC社のまま。
>
> これに対し、先方C社からは、代理権を付与されていることは、委任状で確認できるので、修正には応じられない旨の回答を得ました。
>
> 原案のような契約書の記載のままでは、上司の承認を貰えません。
> 確かに委任状と合わせて無理矢理解釈しようと思えば確認できなくはないですが、私としても、些か疑問を持ちます。
> この考えはおかしいでしょうか?
>
> 因みに、代替案として、
> C社(甲)とB社(乙)は、…のとおり合意する。という内容で再度修正依頼しようかと思っています。
> 他に、良い解決案はあるか、アドバイスください。

Re: 代理人との契約について

著者ロウヤーさん

2014年07月09日 10:30

さっそくのご回答ありがとうございます。

A社は大企業で、C社はA社のグループ会社です。
HPにて確認すると、C社は、A社所有ビルの総合管理業務を行っています。

A社が捺印をしないという大前提がある中で、以下の案を考えています。


A社(甲)とB社(当社。乙)とは、・・・合意する。
署名欄は、「甲代理人」という肩書でC社が捺印


A社代理人C社(甲)とB社(当社。乙)とは、・・・合意する。
署名欄は、「甲」という肩書でC社が捺印


C社(甲)とB社(当社。乙)とは、・・・合意する。
署名欄は、「甲」という肩書でC社が捺印

②案が上記のとおり拒否されました。
①案と③案、どちらが良いのでしょうか。

Re: 代理人との契約について

著者hitokoto2008さん

2014年07月09日 12:32

A社とC社は親子関係ですか…
A社が大きいということは、契約書の定型ひな形を使っているのかもしれません。
字句の修正は、親会社の担当部署の承認を得ないとできないこととなりますね。

>A社(甲)とB社(当社。乙)は、…のとおり合意する。という前文の記載に対し、署名欄には、甲としてC社が記載してあります。

甲 ○○株式会社 → 甲代理人 ○○株式会社

A社とC社は違う会社ですから、整合性を持たせるには「代理人」の字句が必要でしょう。
代理人」字句の追加ということで、①が良いと思います。
これくらいは呑んでほしいと思いますが、相手次第ということですね。



> さっそくのご回答ありがとうございます。
>
> A社は大企業で、C社はA社のグループ会社です。
> HPにて確認すると、C社は、A社所有ビルの総合管理業務を行っています。
>
> A社が捺印をしないという大前提がある中で、以下の案を考えています。
>
> ①
> A社(甲)とB社(当社。乙)とは、・・・合意する。
> 署名欄は、「甲代理人」という肩書でC社が捺印
>
> ②
> A社代理人C社(甲)とB社(当社。乙)とは、・・・合意する。
> 署名欄は、「甲」という肩書でC社が捺印
>
> ③
> C社(甲)とB社(当社。乙)とは、・・・合意する。
> 署名欄は、「甲」という肩書でC社が捺印
>
> ②案が上記のとおり拒否されました。
> ①案と③案、どちらが良いのでしょうか。
>

Re: 代理人との契約について

著者泉つかさ法務事務所さん (専門家)

2014年07月10日 13:21

横から失礼いたします。

C社が貸主の立場とならないのであれば、
A社代理人の表記を行ったうえで、C社が記名押印を行えば良いと思います。

行政書士は「契約締結代理人」の立場で記名押印することがあります。

冒頭の表記は「A社とB社の契約である」ことで問題ありません。

C社が直接の貸主となり得る委任関係が・・・ないとは言い切れませんが
C社はあくまでもA社の物件管理を行う立場だと思われますので。

ご参考まで。

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