相談の広場
最終更新日:2018年04月22日 00:40
とても初歩的な話ですが、一括償却資産というのは、3年償却だとよく聞きます。「初年度は、半年分を償却すればいいんだ」、とも聞きます。
①「購入時は、それが上期であろうと下期であろうと、
半年分(つまり6か月分)を償却し、
翌年度と翌々年度は、それぞれ12か月分(合計24か月分)を償却し、
そのまた翌年度は、6か月分、ということ」、
つまり、
②「3年で償却というのは、36ヶ月」という意味。
実際の話としては、
「足かけでみれば、4年で償却である(4年度)」、しかし、
「月数でいえば、36ヶ月なので、『3年で償却』と呼んでいるのだ」
ということでしょうか?
とても、初歩的なことですが、よろしくお願いします。
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いいえ、3年均等償却です。
一括償却資産:対象となるのは取得価額が10万円以上・20万円未満の償却資産
に限ります。
> 「初年度は、半年分を償却すればいいんだ」、とも聞きます。
初年度も取得時期にかかわらず取得価額の3分の1を償却できます。
参考(経理プラス:一括償却資産はどう扱う?償却資産税の取扱いは?)
https://keiriplus.jp/tips/ikkatsu_syokyakushisan_atsukai/
例として取得価額18万円、決算期は12月、取得時期も12月としましょう。
1年目の減価償却費:18万円×3分の1=6万円(月数按分なし)
2年目・3年目の減価償却費:18万円×3分の1=6万円
3年目の期末時には残存簿価はゼロになります(備忘価額1円を残す必要はありません)。4年目に持ち越すことはありません。月数按分しませんので36か月という計算は無意味です。
また3年目を待たずに毀損等による廃棄、売却等があって現物が存在しない状態になっても減価償却は3年間続けなければなりません。
法人税申告の際に別表16-8(一括償却資産の損金算入に関する明細書)の提出が必要です。
http://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hojin/shinkoku/itiran2017/pdf/16_08.pdf
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