相談の広場
当社はソフトウェア開発を行なっている会社です。
自社製品開発に掛かった費用を『開発費』として繰延資産した場合、どのような「メリット」と「デメリット」が発生するのか教ええください。
『開発費』(繰延資産)は今まで使用したことのない勘定科目の為、よく分っておりません。
償却方法も教えて頂けると助かります。
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開発費は正確な期間利益を算出するために、繰延資産に計上しなければなりません。
製品を開発するには、多くの時間と費用がかかると思います。そして、そうした努力の末、完成した製品は、御社の武器となり、その後、数年に渡って会社に利益をもたらす事になります。
開発費用をその発生した決算期で全額計上してしまうと、開発中は、費用ばかりが計上され、それに対応する利益計上が無く、完成後は逆に、利益ばかり計上され、費用が計上されない。ということになり、適正な損益計算書が作成されません。要するに、企業会計原則の損益計算書原則に反することになってしまいます。
こうした状況を防ぐために行う会計処理が、繰延資産の計上です。開発費のように、その効果が複数年に渡って出る支出は、一旦、資産計上して、その後、数年に分けて均等に費用配分していきます。
開発費の場合は償却期間は5年で定額法で償却していきます。
繰り返しになりますが、繰延資産の計上は、正確な期間損益を算出するために行います。繰延資産に計上しないと、期間利益(決算)にバラツキが出ます。利益にバラツキが出るということは、法人税にも影響がでる。ということになります。すみませんが、「メリット」「デメリット」は、ここから察して下さい。
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