相談の広場
規定集作成などの株式公開準備作業をやった人はSOX法の整備もやっていけるでしょうか。勿論、個人差がありますが、
監査法人いわく少し視点がちがうといいますが、過去にSOX法を担当した人なんかいません。また、どういう人が向くと思いますか。
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> 規定集作成などの株式公開準備作業をやった人はSOX法の整備もやっていけるでしょうか。勿論、個人差がありますが、
> 監査法人いわく少し視点がちがうといいますが、過去にSOX法を担当した人なんかいません。また、どういう人が向くと思いますか。
私見がかなり入りますので、ご容赦下さい。
J-SOX内部統制は、単に財務報告に絡む業務フロー3点セットを作成するというのではなく、基本的に会社法でいう内部統制が根底にしっかりあることが重要であると認識(特に経営者が)すべきことと感じています。
そのため、J-SOXでは、全社・全般統制というのは、前提としてクリアされるべきとされています。
経験値としては、組織のインフラを構築・検討した(ex.セールスオンリーの会社でゼロからの「管理」の面での構築をした人)、システム的な知識を持った人間(J-SOXでのリスク回避のためのシステム化は、重要なタスクとなります)、社内の業務の流れをある程度把握している人、さらに経営陣に説得(人・物・金がかかる業務ですので)できる人間がヘッドとなり、引っ張っていく必要あると思います。
(経営陣が、作業の重要性・作業量・経営者のためということを理解していないと、作業者の苦しみは、想像以上のものとなります。当社では退職した人間もでました。)
「株式公開準備作業」は、今後は、内部統制を問われるでしょうが、今までは、「管理」は正確にされ「コンプライアンス」も当然守られているという前提で、売上、事業計画策定の正確性、役員の利益相反取引等、市場に混乱を与えないようなチェックであると思っています。
その面では、「金融商品取引法」という言葉だけで、経理的な面だけにフォーカスをあてて考えているとJ-SOXは、うまく進まないと考えています。
上記のようなスーパーマンは、なかなかいないため、現状では、コンサルを入れて進めている会社が多いのではないでしょうか。
だらだらとした文章のため、わかりにくいと思いますが、その点は、ご勘弁下さい。
少しでもご参考になればいいのですが。
ごんすけさん ありがとうございます。参考になりますよ。
ちょっと質問させてくださいね。
>作業者の苦しみは、想像以上のものとなります。当社では退職した人間もでました。)
これは方針がころころ変わり振り回されたためでしょうか。
>「株式公開準備作業」は、今後は、内部統制を問われるでしょうが、今までは、「管理」は正確にされ「コンプライアンス」も当然守られているという前提
株式公開の内部統制の目的はステークス・ホルダーに関して
当社は株式公開にふさわしく内部体制を築き上げてきましたので、安心して投資してくださいということですから、準備作業の段階ではコンプライアンスに関しては守られていない
よりもそこまで手がつかない状態でないでしょうか。
だから、株式公開準備作業をした経験ある人はSOX法でも十分対応していけるのでないでしょうか。
> >作業者の苦しみは、想像以上のものとなります。当社では退職した人間もでました。)
>
> これは方針がころころ変わり振り回されたためでしょうか。
内部統制は、全社的に各部署長に指示をして動かさなければいけないため、トップダウンでの宣言によりトップが明確な意思表示を各部責任者に周知しなければなりません。
経営者が、「J-SOXなんて何か簡単に作っておけばいいんだろう」と、内部統制の目的・作業量を把握・理解していないと、「よきにはからえ」で終わってしまいます。
そうなると、各部責任者は、内部統制をすることへの理解などなく、こちら側からも指示ができない以上、お願いベースで全社的に取り纏めていかなければなりません。
結果、各部とも実務優先となり、「面倒なこと」として協力が得られないという状態に陥ります。
これが、経営者の理解が得られないことでの、内部統制を構築する側の一番の苦しみとなります。
> >「株式公開準備作業」は、今後は、内部統制を問われるでしょうが、今までは、「管理」は正確にされ「コンプライアンス」も当然守られているという前提
>
> 株式公開の内部統制の目的はステークス・ホルダーに関して
> 当社は株式公開にふさわしく内部体制を築き上げてきましたので、安心して投資してくださいということですから、準備作業の段階ではコンプライアンスに関しては守られていない
> よりもそこまで手がつかない状態でないでしょうか。
>
> だから、株式公開準備作業をした経験ある人はSOX法でも十分対応していけるのでないでしょうか。
今までのIPOは、「売上」が中心であり、自社業務市場を見た上での、今後の伸び等を把握し、書類化することが中心で、それに対し、今回の内部統制の大きな柱は、会社が抱える「リスク」という側面で、そのリスクを洗い出し、そのリスクヘッジを具体的に可視化しているか がポイントと思っています。
よって、私としては、見る観点が大きく違うように思います。
以上は、私見ですので、反対のご意見の方もいらっしゃると思いますが、現在、内部統制を実務として進めている立場の人間として、正直なところです。
omarukoさん
すみません、わかりにくい書き方でした。
> 株式公開業務・・・株式公開をするにあたって監査上問題ないところまで内部統制が整備された。
IPO業務において、今後は、J-SOX内部統制については、当然、義務付けられると思います。
今までは、そういった面は無かった という意味です。
私は、今までは、株式公開という面では、「監査」という観点は無かったように思います。
もちろん、組織体制とかそういった意味での内部監査室の設置、規程の整備のようなものはあったにせよ、現在言われている「内部統制(会社法・金融商品取引法)」という考えは、これまでは無いと思っています。
> SOX法・・・監査上問題ないが、リスク回避をどうしているか。
私の考えですが
・今まで:株式公開業務・・・会社の売上げ・成長を投資家に見せることができる のが中心の柱
・J-SOX法内部統制・・・・・財務報告に影響を及ぼす「リスク」回避をきちっとされていることが可視化されている のが中心の柱
・今後:株式公開業務・・・会社の売上げ・成長を投資家に見せることができる
+J-SOX法内部統制
+(当然、会社法的な内部統制(コンプラ、業務の効率化)の明確な宣言、形骸化しいないことの可視化なども入ってくるのではないのでしょうか)
わかりにくくて申し訳ありませんが、私の中では、このような感じで理解しています。
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