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約束手形 現金化について

著者 こーたん さん

最終更新日:2008年02月28日 12:05

職歴・経理歴1年も経っていない、小さな会社で働いているまったくの初心者です。
わけありで、私しか経理がいなく、
分からない事があっても聞く人がいないという中、
毎日独学で働いております。


さっそく質問なんですが、

取引先から約束手形を頻繁に受け取っているんですが、
現金化の仕方が全く分かりません。

今までは本社の方で現金化をしていたんですが、
早急に私が在籍している支店で現金化をすることになったんです。

それで、是非皆さまの力を借りたいなと思い
投稿させていただきました。


全くの知識がゼロなので、
1から簡単にかつ分かりやすく説明していただけると幸いです。


約手を現金化するには、普通預金・当座預金どちらか?
約手を受け取ったらまず、どうしたらいいのか?
裏書はどうすればいいのか?
最寄の信用金庫でOKか?
必要な書類等はあるのか?

以上よろしくお願いします。

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Re: 約束手形 現金化について

こんにちは。

約束手形は必ず期日までに現金化の手続きを取らないと、回収できなくなる可能性もありますので、ご注意を。

現金化」といっても、現金ではなく、口座へ入れるということでよろしいでしょうか?

でしたら、
こーたんさんの会社さんの取引銀行さんで、『代金取立手形通帳』というのを発行してくれます。
帳面になっていて、そこへ約束手形について記載し、銀行へ持っていくと、期日になったら指定した口座へ約束手形のお金が振り込まれます。
手形の取立てには手数料がかかりますので、手数料後納の手続きを予めとるか、現金で手数料を支払うか、どちらかですね。
(市内で発行された手形:630円、それ以外:840円)


ご参考までに。

Re: 約束手形 現金化について

著者こーたんさん

2008年02月29日 12:23

ご回答どうもありがとうございます。
大変参考になります。


また、何点か質問があります。


>こーたんさんの会社さんの取引銀行さんで、『代金取立手>形通帳』というのを発行してくれます。
>帳面になっていて、そこへ約束手形について記載し、

この、《帳面》というのは、通帳のようなものと考えてよろしいのでしょうか?


あまりにも無知なので、
出来る範囲で調べ、取引先の銀行の方にも
少しだけお話を聞くことができました。

その銀行の方によると、

『その約手の期日【前日】に持ってきて』
『会社の通帳に記載されている支店名と、ここの銀行の支店は別なので、通帳に記載されている方の支店の方に行ってもらう』

ざっくりと言えば、このような回答を頂きました。


しまかさんが教えて頂いた内容によると、
約手を受け取ってすぐの時点で、銀行に持っていっても大丈夫。という風に解釈をしたんですが、
その点を詳しく教えていただきたいなと思います。

よろしくお願いします。

Re: 約束手形 現金化について

そういえば、私は取引店にしか手形の取立に行ったことがないです。
取引店でしか受付してもらえないものなんですねー。
勉強になります。

手形の取立ては、期日の前日でなくても行けますよ。
当社では、防犯対策で半月に一度は銀行へ持っていってます。

Re: 約束手形 現金化について

削除されました

Re: 約束手形 現金化について

著者げんたさん

2008年03月07日 15:10

こうたんさん、こんにちわ。


私の場合、『代金取立手形通帳』は、あるに越した事はないという認識です。


1.手形を受領
2.期日まで保管
3.期日が近づいたら金融機関に持っていって代金回収。


大まかな流れは上記の通りですが、その際、必要な書類・手続きは、
微妙に金融機関によって異なります。

書類は何が必要なのかはお付き合いのある金融機関に確認された方が
いいかと思います。

まぁ一度経験すれば簡単ですので。

さて、約定期日の手形を現金化する場合は上記の流れですが、例えば
90日の約束手形が手元にあった際、その手形は90日経たないと
(正確には前日までに手続き)現金化できないか、と言ったらそんな
事はありません。

期日到来前の手形であっても現金化はできます。
いわゆる「手形の割引」です。

上記で、必要な書類は金融機関に確認を、と申し上げたのはこの部分が
あるのです。
私がお付き合いしていた金融機関(信用金庫系)では、
「割引」の場合は、割引申込書、「期日取立て」の場合には、取立て申込書の
ように分けて書類を用意しているところと、同じ書式の書類を用意している
ところがありました。

ですから、金融機関に連絡し、取立てをお願いしたいのか、割引をお願いしたい
のか伝え、必要な書類を取りに行くのが宜しいかと思います。


ちなみに 1000万の90日手形があった際、

期日どおりに取立てしたなら1000万ですが(手数料は別途必要 630円か840円)

割引をして現金化する場合には、満額の1000万がもらえる訳ではない点に
注意です。割引手数料というのが発生します。
 ※630円とか840円の手数料とは別です。


この割引手数料は、その手形を振出した会社及び受取った会社の信用などに
よりレートが結構変わります。

御社と付き合いのある金融機関の中で、御社がどのようにランクされているか
そして振り出した手形が一流企業のものかによって手数料が変動すると思って
下さい。


手形を期日前に割引く場合は、

(手形額面金額)- (割引手数料) - (取立手数料) = 現金化される金額

となります。

この割引手数料の出し方は、
(手形額面金額) × (日数) × (365日) × (手形割引レート) です。


例えば、上記の例で割引レートが10%だった場合、

割引手数料 = 1000万 × 90日 ÷ 365日 × 10%
      = 246,575


現金化される金額 = 1000万 - 246,575 ‐ 640
         = 9,752,785

となるわけです。


ちなみに普通普通か当座預金かについては御社が両方とも口座を
お持ちでしたらどちらでも入金してくれますし、片方しかお持ちでないなら
そちらの方に入金されます。

最後の注意ですが、割引を実行する場合、金融機関にも"都合"があります。
基本的には、その日のうちに持っていって、その日の内に入金してくれ、とは
いうのは無理です。
少なくとも、実行したい(入金したい)日の3営業日前までには手続きを行う様
言われる事が少なくありません。

最後になりますが、受取った手形をいつまでも会社に保管しておくのは、
極めて危険です。しっかりした防犯対策が施されていれば問題ないですが
火災などでの滅失の危険もあります。

金融機関によっては、我々が会社で受取った手形を一旦銀行の金庫に保管して
くれ、期日が到来する手形を自動的に取り立ててくれるところもありますよ。
また割引く必要がある場合には、預けているどこどこのいくらの手形を割引きたい
と連絡すれば割引いてくれたりします。
もちろん、必要な書類は書かなければいけませんが。

一度、金融機関にしっかりと相談された方がいいかと思います。

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