法人税額計算誤りによる修正方法について

> お手数ですが、以下のケース時の修正方法につき、ご教授のほど、よろしくお願い申し上げます。
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> １．当社では、法人税額・税効果会計は自社にて算定し、決算を実施しています。
> ２．決算確定後、関連書類を顧問税理士へ提出し、申告書作成を委託しています。
> ３．このとき、０８年度決算時、自社で算定した法人税率の誤りにより、決算書上の法人税額が１００万円、過小計上した結果となってしまいました。（すなわち、納付税額は決算書上の未払法人税額＋１００万円となります。）
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> このケースで、「確定申告時の勘定処理」および「翌年度の申告書での修正方法」につき、顧問税理士へ相談したところ、①差額１００万円については、一般管理費にて計上し、申告書上では減算（申告書での減算方法は聞いていません）してはどうかとコンサルいただいています。
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> 当社としては、税込利益の減少に繋がる一般管理費での計上は行いたくありません（当然、このような予算は織り込んでいません）。法人税額の誤りは、０９年度の法人税額での修正にて行える方法はないでしょうか？
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> どなたかアドバイスのほど、よろしくお願い申し上げます。

簡単ではございますがご回答させていただきます。

一般的には、前年の決算書上の法人税等と実際の納付税額との差異は、当期の法人税等に含めて計上します。上場企業などでは、100万円未満の端数は切り上げ・切り捨て等するのは一般的です。税理士さんの言うような販管費に計上というのは、あまり聞かないと思います。上記の一般的なやり方を行う場合でも、税引前利益に対してあまりに金額が大きいと、実効税率等がゆがんで見えたりするので、雑損益（営業外損益）に計上することもありますが、雑損益が小さいとやはりこれも目立つので、少し見栄えが悪いかもしれません。税理士さんは見栄えのことを気にしてアドバイスされたのかも知れません（それにしても法人税等に計上するというのが代替案で出なかったというのは少し不思議ですね。）。いずれにせよ、御社が上場企業かその子会社でなければ、柔軟に対応して問題ないと思います。
”税込利益の減少に繋がる一般管理費での計上”が気になるなら、やはり最も一般的な法人税等への計上が無難ですね（ただし前述のように実効税率がゆがむのでご注意を）

岡野公認会計士事務所　公認会計士・税理士　岡野秀章
http://www.kaikei-home.com/ok-okano/

実行税率がゆがむ件は、多少気になっておりましたが、法人税等への計上が一般的ということであれば安心しました。
的確なアドバイス、ありがとうございます。