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総務の給湯室

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部署間の管理会計について

著者  さん

最終更新日:2019年06月17日 15:37

いつもお世話になっています。
複数部署の管理会計の方法について、相談させてください。

弊社ではひとつの事業部のなかにA店舗部署とB卸部署があります。
税務会計上はトータルの事業部として扱われており、それぞれの部署単位では管理会計ができていない状態です。
今後のことを考えて管理していきたいのですが、ややこしくてどうするのがベストかわかりません。

箇条書きにしてみます。
-------------------------------
・B卸では、商品を生産して半数を他社へ卸し、半数をA店で販売している
・生産の段階では、他社に卸すかA店で販売するかわからないため
 B卸の仕入れ伝票は、他社卸分とA店販売分の両方がまとまっている
・他社へ卸す分が足りなければA店の在庫を戻したり、
 その逆もあり、在庫移動が頻繁にある
・B卸から他社へ卸す際の卸掛け率は50%、原価率は35%
-------------------------------
①A店舗で売る場合は、掛け率はどう考えるのが妥当か。
 B卸からすれば、社内なので高めの掛け率で考えたい
 A店からすれば、社内なので低めの掛け率で考えたい
 そもそも掛け率をかけて卸したように扱うのでよいのか?
②妥当な掛け率を設定したとして、物理的にどのように処理するのがベストか
 売上伝票、仕入れ伝票を発行して、それぞれ売上と仕入れを計上するような形にするのか?
  (A店:Bから「上代*掛け率」の仕入れをしたとして扱う
B卸:A店から「上代*掛け率」の売上がたったものとして扱う)
--------------------
アドバイスなどご教示願えないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

-----------
①の補足です。掛け率について。

③掛け率75の例
 B卸のPLを考えるとき、
 A店で売った分の売上100-原価35=粗利65
 でも65すべて粗利としてしまうと、A店舗の利益がないので
 たとえば25はA店舗の利益とすることにしてB卸の粗利は40
 仮にB卸ではこう考えるとします。
 そうするとA店舗では、
 B卸しから75%で仕入れとして考える(25%がAの利益)ということになりますよね。
 これではA店舗側が納得できない。
 A店の平均原価率は40%で
 社内で作ったはずなのに原価率が75では高すぎて、
 売れば売るほど平均原価率を押し上げる形になります。
 逆にA店を優先的に考えると↓
④掛け率40の例
 A店での平均原価率は40%なので、掛け率は40%とする
 そうするとBでは、上代100の商品を40でA店におろすことになるので、
 実質売上40-原価35=粗利5
 これではB卸は販管費などがまかなえず大赤字です。 
----------------------









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Re: 部署間の管理会計について

著者 はぐれメタル さん

最終更新日:2019年06月21日 11:15

こんにちは、回答をするにあたって貴社及び事業部の規模・経理の能力・PC関係の構築度など知りたい情報がありますが、不明確な部分は想像にて私見を述べさせて頂きますので一部でも参考になればと思います。

問題は2つ、①A店に対する掛け率をどうするか、②管理会計をどうするか、になるかと思います。

①製品の50%が他社(以下「C店」という)に卸している現在、またその掛け率が50%であるのならばA店舗に対してもその掛け率を用いるべきだと思います。
それは、C店との何らかの交渉の末50%に決定したことを重要視すべきで、これから先それが51%になればA店舗も51%、49%になればA店舗も49%という風に変えていけば良いのではないかと思います。
勿論ですがレッドストックはA店舗の負担とします。

51%、52%とするのはB卸のC店に対する営業能力であり、内部の力関係ではないでしょう。
また在庫の移動が多いということなので、A店舗からすると「売れる商品が持っていかれる」、「売れない商品が多くなり売上が伸びない」などという不満もあるのではないでしょうか。一概に売上が伸びないのは、商品だけのせいでなくA店舗の販売力・製品の企画力などもありますのでそこは分析して下さい。

しかしながら現実的に掛け率で煩雑なのは、全商品が50%なら簡単ですが商品の種類によって多少違うのではないでしょうか?
その場合には、その商品群によって計算することになるかと思います。

②現状から推察すると、B卸からA店舗に対して納品(または移動)伝票を発行した後に経理が会計処理をするという本支店会計のようなもので管理会計をしたいのでは? と思いますが、先ずは表計算による損益管理(現在していると思いますが)を確実にすれば良いのではないかと思います。

表計算も立派な管理会計の一つだと思いますし、自分もExcel(マクロ使用)で製造原価の標準原価計算をしていた時期もありました。

これだと経理の手を煩わす事がないのではないでしょうか。
経理から用いる数字は、A店舗のあらゆる経費・C卸のあらゆる経費と製造費用・A店舗C卸の共通の経費及び本社固定費のA店舗C卸に対する負担額

共通費はA店舗C卸の使用割合など一定の基準で配賦して、A店舗の販管費やC卸の製造経費の一覧(PLの様式)を作成し、C卸からA店舗への移動商品の一覧表やポスレジ(?)からの売上一覧表(Excelであればインポートや関数)そしてA店舗の棚卸作業で立派なPLになるのではないでしょうか?

現体制をあまり変えない方法ですが、在庫のバーコード管理などしっかりした後に次のステップへと昇ったら宜しいのではと思います。

あくまでも管理会計が目標ではなくて、管理が目標として下さい。
長くなりましたが、掛け率等が洋服業界にも似ていましたので一部その思考が入っているかも知れませんが...。




> いつもお世話になっています。
> 複数部署の管理会計の方法について、相談させてください。
>
> 弊社ではひとつの事業部のなかにA店舗部署とB卸部署があります。
> 税務会計上はトータルの事業部として扱われており、それぞれの部署単位では管理会計ができていない状態です。
> 今後のことを考えて管理していきたいのですが、ややこしくてどうするのがベストかわかりません。
>
> 箇条書きにしてみます。
> -------------------------------
> ・B卸では、商品を生産して半数を他社へ卸し、半数をA店で販売している
> ・生産の段階では、他社に卸すかA店で販売するかわからないため
>  B卸の仕入れ伝票は、他社卸分とA店販売分の両方がまとまっている
> ・他社へ卸す分が足りなければA店の在庫を戻したり、
>  その逆もあり、在庫移動が頻繁にある
> ・B卸から他社へ卸す際の卸掛け率は50%、原価率は35%
> -------------------------------
> ①A店舗で売る場合は、掛け率はどう考えるのが妥当か。
>  B卸からすれば、社内なので高めの掛け率で考えたい
>  A店からすれば、社内なので低めの掛け率で考えたい
>  そもそも掛け率をかけて卸したように扱うのでよいのか?
> ②妥当な掛け率を設定したとして、物理的にどのように処理するのがベストか
>  売上伝票、仕入れ伝票を発行して、それぞれ売上と仕入れを計上するような形にするのか?
>   (A店:Bから「上代*掛け率」の仕入れをしたとして扱う
> B卸:A店から「上代*掛け率」の売上がたったものとして扱う)
> --------------------
> アドバイスなどご教示願えないでしょうか。
> よろしくお願いいたします。
>
> -----------
> ①の補足です。掛け率について。
>
> ③掛け率75の例
>  B卸のPLを考えるとき、
>  A店で売った分の売上100-原価35=粗利65
>  でも65すべて粗利としてしまうと、A店舗の利益がないので
>  たとえば25はA店舗の利益とすることにしてB卸の粗利は40
>  仮にB卸ではこう考えるとします。
>  そうするとA店舗では、
>  B卸しから75%で仕入れとして考える(25%がAの利益)ということになりますよね。
>  これではA店舗側が納得できない。
>  A店の平均原価率は40%で
>  社内で作ったはずなのに原価率が75では高すぎて、
>  売れば売るほど平均原価率を押し上げる形になります。
>  逆にA店を優先的に考えると↓
> ④掛け率40の例
>  A店での平均原価率は40%なので、掛け率は40%とする
>  そうするとBでは、上代100の商品を40でA店におろすことになるので、
>  実質売上40-原価35=粗利5
>  これではB卸は販管費などがまかなえず大赤字です。 
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