いつもお世話になっています。
複数部署の管理会計の方法について、相談させてください。
弊社ではひとつの事業部のなかにA店舗部署とB卸部署があります。
税務会計上はトータルの事業部として扱われており、それぞれの部署単位では管理会計ができていない状態です。
今後のことを考えて管理していきたいのですが、ややこしくてどうするのがベストかわかりません。
箇条書きにしてみます。
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・B卸では、商品を生産して半数を他社へ卸し、半数をA店で販売している
・生産の段階では、他社に卸すかA店で販売するかわからないため
B卸の仕入れ伝票は、他社卸分とA店販売分の両方がまとまっている
・他社へ卸す分が足りなければA店の在庫を戻したり、
その逆もあり、在庫移動が頻繁にある
・B卸から他社へ卸す際の卸掛け率は50%、原価率は35%
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①A店舗で売る場合は、掛け率はどう考えるのが妥当か。
B卸からすれば、社内なので高めの掛け率で考えたい
A店からすれば、社内なので低めの掛け率で考えたい
そもそも掛け率をかけて卸したように扱うのでよいのか?
②妥当な掛け率を設定したとして、物理的にどのように処理するのがベストか
売上伝票、仕入れ伝票を発行して、それぞれ売上と仕入れを計上するような形にするのか?
(A店:Bから「上代*掛け率」の仕入れをしたとして扱う
B卸:A店から「上代*掛け率」の売上がたったものとして扱う)
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アドバイスなどご教示願えないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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①の補足です。掛け率について。
③掛け率75の例
B卸のPLを考えるとき、
A店で売った分の売上100-原価35=粗利65
でも65すべて粗利としてしまうと、A店舗の利益がないので
たとえば25はA店舗の利益とすることにしてB卸の粗利は40
仮にB卸ではこう考えるとします。
そうするとA店舗では、
B卸しから75%で仕入れとして考える(25%がAの利益)ということになりますよね。
これではA店舗側が納得できない。
A店の平均原価率は40%で
社内で作ったはずなのに原価率が75では高すぎて、
売れば売るほど平均原価率を押し上げる形になります。
逆にA店を優先的に考えると↓
④掛け率40の例
A店での平均原価率は40%なので、掛け率は40%とする
そうするとBでは、上代100の商品を40でA店におろすことになるので、
実質売上40-原価35=粗利5
これではB卸は販管費などがまかなえず大赤字です。
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