総務と会計の間で業務の線引きが曖昧な場合、「誰がやるべきか」という問題はよく起こりやすく、特に給与や旅費のように「お金」に関わる業務は、責任の所在が明確でないとトラブルの元になります。今回の相談内容は以下の通りです。
(現状の流れ)
oアルバイトの給与計算:現場で計算 → 本社で確認 → 総務が給与システムに入力
o出張旅費:会計課が計算・確認・現金支給
•今後の変更点
o出張旅費を給与と一緒に振込む
o会計システムから出力される旅費データを、給与システム用に加工する必要がある
•論点
〇加工を「会計課」がやるべきか、「総務課」がやるべきか
このような問題は、度々起こっていて、問題の本質として、制度と運用の乖離があり、規程を作る側(総務)が、実際の運用を把握していない。
また、責任の押し付け合いで、どちらも「自分の仕事ではない」と感じている。
さらに、会計は現場を知っているが、制度を変える権限がない。総務は制度を変えられるが、現場を知らない、ということも起こっています。
今回の場合のことも含めて、みなさんの会社での判断基準、職務分掌や業務フローなど教えていただけますか。