相談の広場

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総務の給湯室

総務担当者同士の給湯室的空間!「みんなの会社ではどうしてる?」など・・・ご自由に!

相談です。

著者 就職活動中 さん

最終更新日:2007年12月03日 19:35

場違いの書き込み申し訳ありません。
私は今、就職活動中で、総務担当者ではありませんが、
就職にあたり問題が起こり、誰に相談してよいものか悩んでおります。
他サイトで相談をしたところ、親切な方がこちらを紹介してくださいました。
場違いなのは承知しておりますので、不快に感じる方がいらっしゃいましたら然るべき対応をとらせていただきたいので、その旨お伝えいただけますようお願いいたします。

さて、相談というのは、
「企業に採用が決定し、書類から引越しなど含めた手続きが完了した後に採用が取り消しになった場合、引越しをはじめ、入社準備のためにかかった諸費用は、採用取消になった個人が持つのか、それとも会社側が持つのか」
というものです。

私は、10月のはじめに、職安を通し、一社の企業の求人に応募し、10月末の1次面接、11月はじめの2次面接を経て、11月半ばに採用通知を受け取りました。
他県への引越しを伴う転職だったのですが、
会社側の「なるべく早く引越しを済ませ働き始めて欲しい」との要望に応え、超特急で引越しをし、
11月21日に必要書類を提出し、住所変更などその他手続きを済ませ、入社日も12月1日と決定し、11月28日には入社前研修にも参加しました。
しかし、
入社前研修に参加したその日の夜、会社から、
「健康診断書にある診断名が問題であるから、採用は取り消しにして欲しい」との連絡が入りました。
また「引越しをしてもらって申し訳ないが、それらの費用は会社側では一切負担できない」とのことです。

診断名の病気については、11月はじめの2次面接の際に面接官に話をしてありましたし、会社側はそのことを承知で採用を決定したものかと思われましたが、
面接官は、「気に入ったので細かいことは気にせず直感で採用してしまった。早く来て欲しい一心で引越しを急かせてしまった。病気のことはスルーしていたが、書類が上層部まで届き、上層部より問題提起があった。組織とはそういうものだ」と話しています。

病気については、
症状がでていたのはおよそ2年前のことであり、
現在は月に一度の通院をしておりますが、
その目的は、急激な減薬をしないために薬を処方してもらうこととアフターフォローといったものです。
また、私は前職も同様の仕事をしておりましたが、診断された病気に起因する問題が起こったことは一度もなく、この病気のために仕事に支障をきたすことは一切ありえないものと思われます。
また、その可能性のないことは、医師の診断書によっても証明されています。

病気が職務に差しさわりがないにもかかわらず、診断名が原因で採用を取り消すというのは、企業としては何の問題もなくできてしまうことなのでしょうか。

また、こういった場合、引越しなどの諸費用(約20万円)は全て私が負担し、会社側は何の補償もしてくれないものなのでしょうか。

ちなみに、身元保証書、個人データなどの書類は提出しましたが、
雇用契約書については手続きがまだ済んでいない状態です。

職業安定所、労働局にも問い合わせてみたのですが、前例がないとの返事で、対応に戸惑っている様子が見て取れました。
労働局は「労働者」を対象としているので、雇用契約書の手続きが済んでいない私については、労働局で対応できるかも怪しいというお返事をいただきました。

皆様の職場では、このような前例はありませんでしょうか。
このような場合、企業はどういった対応をとるものなのでしょうか。法的にはどうなのでしょうか。
また、こういった場合、私は、どういったところの、どういった職種の方に相談すればよいのでしょうか。

場違いで本当に申し訳ないのですが、些細なことでも結構ですので、どなたかご意見をいただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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Re: 相談です。

著者 たまりん さん

最終更新日:2007年12月06日 10:53

こんにちは、就職活動中さん。

 さて、ご相談の件、不快なお話では全くないですよ。困ったお話ですね。ご心中お察しいたします。
 正直、法律の専門家ではないので、完璧なお答えはしかねますが、アドバイスさせていただきたいと思います。

 まず、ポイントの一つが「採用通知を受け取りました」ということですね。
 つまり、これは“内定”という意味であり、労働の仮契約をしたことになりますから、それを一方的に解約したということなので、裁判で争うのであれば「内定取り消しを無効」と判定される可能性が高いです。
 本件とは(原因)事例が異なりますが、参考に以下のサイトの(3)をご覧ください。

http://www.jil.go.jp/kobetsu/book/5.html

 しかし、現実的な話、仮に「内定取り消しの無効」を勝ち得たとしても、そんな会社に入社する気はありませんよね?。会社側の言い訳も最悪の言い訳ですし、早く忘れた方がいいです。
 ということで、金銭面の保証、せめて今回の引越し費用については請求したいところですね。
 ちなみに、税法上、今回のような就職に掛かる転居費用は、通常必要と思われる金額であれば“非課税”とされており、裏返せば、「会社が負担してもよい金銭」と考えてよいでしょう。

http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/aramashi2007/mokuji/02/01.htm
※“Ⅱ給与所得の範囲”の“(2)旅費”をご覧ください。

 よって、まずは、その当りでその会社と話し合いをされてはいかがでしょうか?


 順序が逆になりましたが、「次に病気が職務に差しさわりがないにもかかわらず、診断名が原因で採用を取り消すというのは、企業としては何の問題もなくできてしまうことなのでしょうか。」というご質問について、今回は、採用者側の意見を一部申しますが、そもそも、ぎりぎりの段階で『内定取り消し』なんて、人事担当者としては最悪の行為であり、先述したとおり、法的に争えば、会社側が負ける可能性は大です。
 当然、何の問題もなくできてしまうことではありません。

 ただ、実情として、就職活動中さんの病名や現状(診断された病気に起因する問題が起こったことは一度もなく、この病気のために仕事に支障をきたすことは一切ありえないもの)の如何にかかわらず、少しでもリスク、例えば就業中に倒れるとかを避けたいのは人事、引いては会社のホンネでしょうね…。
 ただし、それだからといって、病気を隠して就職活動することは避けなければなりません。就職後、最悪の場合は「虚偽申告」で解雇の対象になりえます。
 「病気のために仕事に支障をきたすことは~中略~医師の診断書によっても証明されています。」とのことなので、就労上問題ないのでしょうから、必ず、就職活動中さんを必要とし、病気に対して冷静に受け止める会社はあると思いますし、前を向いて進めばよいのではないのでしょうか?

 
 最後に、本件をご相談されるとすれば、労働局や職安ではなく、『労働基準監督署』です。確かに前者であれば、戸惑うと思いますよ。
 尚、相談されるときには、採用通知も持参した方がよいでしょうね。

以上

Re: 相談です。

著者 トラきち さん

最終更新日:2007年12月06日 13:37

就職活動中さん、こんにちは。

 文章を拝読させていただきましたが、ひどい対応の会社だと思いますね。

 新日本法規から出版されてます「Q&A 会社のトラブル解決の手引き」の中の内定取り消しに関する質問には、以下のような回答が出ています。
 
 一般に採用予定通知を受け取った人には「採用予定者」と「採用決定者」の2種類に分かれます。「採用予定者」とは労働契約が成立しておらず、いわば労働契約締結の予約者であり、「採用決定者」とは労働契約が成立しているが就労が開始されていない解約権留保付労働契約と解されています。

 そして「採用予定」の取り消しは正当な理由が必要であり、正当な理由がない場合は不法行為として損害賠償責任が発生します。「採用決定」の取り消しは、労働契約が既に成立しているので「解雇」となりますが、通常の労働契約に比べて解約理由は広く認められており合理的な理由があればできるとのことです。

 上記を参考に対応いただければと思いますが、たまりんさんが勧めておられる労働基準監督署のほかに、全国各地に労働関係の無料相談所として「総合労働相談コーナー」があるようです。それらの紹介をしているサイトがありましたので、以下にURLを貼っておきますね。また、各弁護士会でも無料相談日を設けているはずなので、そこの利用もいいのではないでしょうか?
 http://labor.tank.jp/toraburu/gaido.html

ありがとうございます

著者 就職活動中 さん

最終更新日:2007年12月06日 23:29

たまりんさん、トラきちさん

貴重なご意見をいただきましてありがとうございます。
お二人の意見を参考に、もう一度会社のほうとかけあってみたいと思います。
相談窓口も教えていただいたので、これから本格的に動いてみます!!
実は、越した先の住居にインターネット環境がなく、へき地であるため近くにネットができるところがないのです。
その後どうなったかを踏まえ、あらためてお返事を投稿させていただきます。
お返事が遅くなってしまうことをお詫びいたします。
ほんとうにありがとうございました。

労働基準監督署に行ってきました

著者 就職活動中 さん

最終更新日:2007年12月11日 10:23

労働基準監督所に行ってきました。
受けつけをしてくださった方が、今まで問い合わせをした機関の中で、一番丁寧に親身になって相談に乗ってくださり、本当にありがたかったです。
私の場合、内定というにも微妙ながら、まだ雇用契約を結んでいないため、労働法が適用されるかが怪しいそうです。
しかし、会社側の出方は明らかに問題があるとのことで、「あっせん」を勧められました。
労働局に出戻りです。
しかし、労働基準監督署の方が今後も相談に乗ってくれるということで、少しずつ前に進めそうな気がします。
皆様のおかげです。
戦うだけ戦ってみようと思います!
ありがとうございました。

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