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超・
成果主義「ハイブリッド型
人事制度」を作る! vol.15
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【世の
成果主義批判を排す!!!】
成果に結びつく
人事制度を構築するため「ハイブリッド型
人事制度」を提唱
しています。
湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/
▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/
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□今回のテーマ :
人事考課者が犯しやすいエラーについて 2
みなさん、こんにちわ。湯浅です。
今回も
人事考課者が犯しやすいエラーについてです。
人事考課を行うに当たって自分にはどのような傾向があるのか、意識するようにして
下さい。まず、意識することです。意識することで知らず知らずのうちに
人事考課のエ
ラーを押さえることができるようになってきます。
人事考課を行う前に
人事考課についての研修を実施することも大切ですが、
人事考課
の後に研修を行うことも重要です。P-D-C-Aの管理サイクルをここでも活用する
ことが望まれます。
C.中心化、極端化(分散化)傾向
評価が「3」や「B」に集中し、優劣があるにも関わらず、その差がはっきり
しないことを
中心化傾向といいます。
人間には一般的に“きわめて優れている”とか“非常に劣っている”というよ
うな極端な考課を避けようとする傾向があるといわれています。
特に
人事考課は当たり障りのないことを願うという気持ちが自然に表れます。
考課者が極端な考課を下すことをためらったり、考課に自信がないときに生じ
やすいエラーです。
また、考課要素の基準が不明確な場合などに起こりやすいエラーです。
vol.12の「段階の選択」で説明したように、評価基準となる「B」や「3」を
まず押さえることです。
そして次に「S」や「5」、「D」や「1」の評価基準を把握しておくことが
大切です。
一方、極端化(分散化)傾向とは、
中心化傾向とは逆に少しの差を大袈裟に考
課に反映させることです。「5」や「1」、「S」や「D」を意識的につけて考
課をバラけさせる傾向を指します。
対処法としては次のことが考えられます。
◎部下とのオープンな人間関係を普段から築いておく。
◎被考課者(部下)の行動事実を把握する。
◎考課要素や考課基準をよく理解し、自信を持って考課する。
D.論理誤差
考課者の頭の中で、論理的に関係があると思われる要素に同じような判定を下
してしまう傾向を言います。
例えば、部下がいい成績を上げたとしましょう。いい成績を上げたのは業務知
識が優れているからだろうと考え、またその業務知識は積極的に勉強しているか
らとも考えたとしましょう。
こう考えて、成績にも知識にも積極性にもいい評価をしてしまうことが論理誤
差というエラーになります。
このエラーは、考課者の考え過ぎや論理的な飛躍、短絡的な考え方によるもの
です。
対処法としては次のことが考えられます。
◎各考課要素の意味・内容を充分理解し、各考課要素ごとに分析考課を行う。
◎
人事考課の運用基準を守り、各考課要素間の関係などについて、自分勝手な
判断を下さないようにする。
◎vol.13で説明した「中間項」の存在を確かめ、ニュートラルな状態で考課す
る。
◎部下の行動事実をしっかり把握し、想像や推測を排除する。
人事考課は考課者一人が一所懸命頑張ったところで考課のレベルが上がるものではありません。
企業・組織としてしっかりした対応が求められます。
次回も
人事考課者が犯しやすいエラーについて最後の説明をします。
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△
人事制度を作りたい方、作り変えたい方! まず、ご相談下さい。
ご相談は無料です。
blackbox@silver.ocn.ne.jp
△ご意見、ご感想、ご質問等をお寄せ下さい。
誌面作りの参考にさせていただきたいと思っています。
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湯浅経営センター
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〒584-0073
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超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る! vol.15
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【世の成果主義批判を排す!!!】
成果に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を提唱
しています。
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http://www.yuasa-keiei-center.com/
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□今回のテーマ : 人事考課者が犯しやすいエラーについて 2
みなさん、こんにちわ。湯浅です。
今回も人事考課者が犯しやすいエラーについてです。
人事考課を行うに当たって自分にはどのような傾向があるのか、意識するようにして
下さい。まず、意識することです。意識することで知らず知らずのうちに人事考課のエ
ラーを押さえることができるようになってきます。
人事考課を行う前に人事考課についての研修を実施することも大切ですが、人事考課
の後に研修を行うことも重要です。P-D-C-Aの管理サイクルをここでも活用する
ことが望まれます。
C.中心化、極端化(分散化)傾向
評価が「3」や「B」に集中し、優劣があるにも関わらず、その差がはっきり
しないことを中心化傾向といいます。
人間には一般的に“きわめて優れている”とか“非常に劣っている”というよ
うな極端な考課を避けようとする傾向があるといわれています。
特に人事考課は当たり障りのないことを願うという気持ちが自然に表れます。
考課者が極端な考課を下すことをためらったり、考課に自信がないときに生じ
やすいエラーです。
また、考課要素の基準が不明確な場合などに起こりやすいエラーです。
vol.12の「段階の選択」で説明したように、評価基準となる「B」や「3」を
まず押さえることです。
そして次に「S」や「5」、「D」や「1」の評価基準を把握しておくことが
大切です。
一方、極端化(分散化)傾向とは、中心化傾向とは逆に少しの差を大袈裟に考
課に反映させることです。「5」や「1」、「S」や「D」を意識的につけて考
課をバラけさせる傾向を指します。
対処法としては次のことが考えられます。
◎部下とのオープンな人間関係を普段から築いておく。
◎被考課者(部下)の行動事実を把握する。
◎考課要素や考課基準をよく理解し、自信を持って考課する。
D.論理誤差
考課者の頭の中で、論理的に関係があると思われる要素に同じような判定を下
してしまう傾向を言います。
例えば、部下がいい成績を上げたとしましょう。いい成績を上げたのは業務知
識が優れているからだろうと考え、またその業務知識は積極的に勉強しているか
らとも考えたとしましょう。
こう考えて、成績にも知識にも積極性にもいい評価をしてしまうことが論理誤
差というエラーになります。
このエラーは、考課者の考え過ぎや論理的な飛躍、短絡的な考え方によるもの
です。
対処法としては次のことが考えられます。
◎各考課要素の意味・内容を充分理解し、各考課要素ごとに分析考課を行う。
◎人事考課の運用基準を守り、各考課要素間の関係などについて、自分勝手な
判断を下さないようにする。
◎vol.13で説明した「中間項」の存在を確かめ、ニュートラルな状態で考課す
る。
◎部下の行動事実をしっかり把握し、想像や推測を排除する。
人事考課は考課者一人が一所懸命頑張ったところで考課のレベルが上がるものではありません。
企業・組織としてしっかりした対応が求められます。
次回も人事考課者が犯しやすいエラーについて最後の説明をします。
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