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消費低迷期に勝ち抜くためのリニューアルプラン(15)ほか

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┃知って得する経営塾┃ 第118号 2004年12月6日
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┃発行:榎本会計事務所&イーシーセンター http://www.ecg.co.jp/
info@ecg.co.jp
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┃現場叩き上げ執筆陣による中小企業経営コラム
┃経営者、営業、会計、税務、法律といった様々な視点で掲載中
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[目次]
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ワタシとアナタ(2)-生き残りをかけて-    中小企業診断士 駒井 伸俊
消費低迷期に勝ち抜くためのリニューアルプラン(15)   MBA 長友 孝幸
編集後記 副編集長 秋葉 和彦


[ワタシとアナタ(2)-生き残りをかけて-]   中小企業診断士 駒井伸俊
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前号「ワタシとアナタ(1)」はこちら↓
http://www.ecg.co.jp/mm/000318.php

前号に引き続き、「ガウゼの差異化による生存の法則」です。

「ガウゼの差異化による生存の法則」によれば、お互いに違うものは生き残り、
お互いに同じものは死んでしまう。つまり、お互いに差を作り出すことが生存
のための条件でした。

「ワタシ」は、この世に一人しかいない、「アナタ」と違うからこそ、生き残
れるということでしょうか?

いずれにせよ、ビジネスにおいては、競合との差が生き残りの必須条件です。
経営戦略とはまさに他社との差別化です。

さて、「ガウゼ」はガラス管の実験で、もう1つ面白い現象を見つけ出しまし
た。ガラス管に2種類の微生物を入れているとします。そして、微生物が生き
残るために必要な資源(水、食料、空気など)のうち、1つだけ(例えば、空
気だけ)を2種類の微生物が共存して生きるには足りない量とします。そうす
ると、必ずどちらか微生物が優位な立場に立ち、やがて、1つの資源を独占す
ることのできる1種類の微生物のみが生き残るそうです。

これを企業に置き換えて考えてみましょう。ある市場で、顧客が重要とする1
つの要素(例えば、価格)でトップに立てないならば、いずれ撤退の憂き目を
見ることになる可能性が強いということです。

企業の存続を図っていくためには、まずは、なんとしても、顧客が重要とする
1つの要素でトップに立てるように、経営資源を集中させていく努力を懸命に
しなくてはなりません。

しかし、「トップに立て」というのは簡単ですが、実際には難しいものです。
例えば、顧客の重視するものが低価格であったとしたら、大企業に比べて相対
的に体力のない中小企業は勝ち目がない場合もあります。

どうしたらのいいのでしょうか?「トップに立つ」他には方法はないのでしょ
うか?

1つの方法は、価格ではない要素を重要とする顧客を見つけるしかありません。
つまり、自社が他社よりも優位に立てる新たな要素(例えば、納期)を重要視
するセグメントを市場の中から探し出すのです。

全方位的に市場を見て、全ての顧客を対象とするのではなく、自社が優位に立
てる生存領域を見つけ出すのです。
.
続きは、次回に・・・。

中小企業診断士 駒井伸俊プロフィール
http://www.ecg.co.jp/supporter/komai/index.htm?mm=118


[消費低迷期に勝ち抜くためのリニューアルプラン(15)] MBA 長友 孝幸
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繁盛店をつくるうえで、直接、現場を指揮・管理する支配人の果たす役割は非
常に大きなウエートをしめます。レジャーホテルを円滑に運営するために、支
配人やそれ支えるマネージャーと言われる現場のトップには、多くのスタッフ
や外部の関連業者とのコミュニケーション力が必要となり、それを基礎に繁盛
店を実現しています。

レジャーホテルに限らず、部下や上司と人間的なつながりをもてるかどうかは
仕事内容に大きく影響します。

仕事のコミュニケーションと言うのは、単に「スタッフ同士が仲良くなる」と
言うこととは違います。作業分担が複雑化しているホテル経営においては、現
場で作業するスタッフ数は多く、それぞれ生まれも育ち、経験も違うわけです
から、支配人のコミュニケーションを無しに、スタッフを動かすことは困難に
なります。

では、支配人としてどうすればよいのでしょうか。まず、支配人自身が現場の
細部の仕事を熟知していなければ、コミュニケーションは成立しません。さら
に、従業員が間違ったことをしたときには、感情的に怒るのではなく、注意し
て間違いを理解させることが大切になります。しかし、理解の仕方も従業員
とりひとりが違いますから、それぞれの性格、特性を把握していなければなら
ない訳です。

確かに、スタッフ一人一人のケアーと言う問題は、現場の責任者として大変な
作業となっています。ただ、支配人のスタッフへの心づかいで、ホテルの内部
は極端に変化していきます。

簡単に言えば、基本は挨拶ができるかどうかです。
「今日は忙しいけど、頼みますね」と。

こういった気持ちのこもった挨拶からコミュニケーションははじまり、スタッ
フとの信頼関係が構築されてゆきます。これができるかどうかは、支配人の人
柄ともいえますが、実はそのことが女性スタッフの多いレジャーホテルにとっ
て重要なポイントになっています。

人柄というのは、環境によって作られるものだと考えられます。環境というの
は決して与件のものではなく、そこにいる人間によって変化していきます。

ご存知の通りアメリカのホテルでは、ホテル内で最も大きな権限をもっている
のは支配人です。支配人の交代によって、衰退したホテルが生まれ変わるとい
うことを耳にします。

同様に、レジャーホテルの場合も、規模は小さいとはいえ、その権限は支配人
にありその舵取りは、ホテルの将来に影響を与えます。

そのような重要なポスト私は中国人を支配人として抜擢しました。現在の彼に
はレジャーホテルの支配人として、金銭管理、人材管理、在庫管理、メンテ管
理、企画管理、日本人とのコミュニケーションなど、さまざまなスキルが要求
されます。

まだ不十分なところはたくさんありますが、私が考える「人柄というのは環境
によって作られるものだ」と仮説をおくならば、将来、我社にとっても有益に
なると思います。それには長い年月をかけた、【男同士の夜コミュニケーショ
ン】があったのかもしれません。

MBA 長友 孝幸プロフィール
http://www.ecg.co.jp/supporter/nagatomo/index.htm?mm=118


[編集後記] 副編集長 秋葉 和彦
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いつも当メールマガジンをご愛読いただきまして誠にありがとうございます!

昨日は12月にもかかわらず夏日でした。今年はもう何が起きてもおかしくな
いですね…。

早いものでもう師走、今年もあと20日余りとなってしまいました。
色々と多忙な時期ですが、元気に頑張っていきましょう!

12月というと私は忠臣蔵をイメージするのですが、皆さんはいかがですか?
私の事務所は両国にあり、ここに例の吉良邸があるんですよ。先日友人にこの
話をしたところまったく知らなかったみたいでした。

まだ跡がありますので興味のある方は見にいらしてはいかがでしょうか?
私もじっくり見たことはないので、面白いかどうかは保証しかねますが…。

次回は、今年最終号12月20日(月)に配信の予定です。お楽しみに!!


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