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コアコンピテンシーって何?

<第6回>コアコンピテンシーって何?
 コアコンピテンシーは、全社全員にとって共通する大切なコンピテンシーです。そ
れを大きく二つのカテゴリーに分類して解説します。列記した一つ一つのコンピテン
シーの項目については、後で事例を挙げて詳しく解説します。

1.コアコンピテンシー候補としての項目
(1)人格に関する分野
 自己の成熟性を評価する項目として、感情理解(自己認識)、冷静さ(自己統制)、
誠実さ(自己統制)、几帳面さ(自己統制)、慎重さ(自己統制)、ストレス耐性
(自己確信)、徹底性(達成意欲)、自己理解(正確な自己評価)、思いやり(自己
統制)、ビジネスマナー(礼儀)、規律性(自己統制)などが人格に関する項目にな
ります。

(2)行動科学分野
 行動力を評価する項目として、行動志向(モチベーション)、自立志向(モチベー
ション)、冒険志向(モチベーション)、柔軟志向(変化への対応)、素直さ(信頼
性)、協調性、革新志向(イノベーター志向)、自己啓発、兆戦意欲(チャレンジ性)、
逆説への対処、適時決断力、目標達成志向などが行動科学に関する項目になります。

 これらは一般に「感情コンピテンシー」といわれるものであり、大きく二つに分か
れます。一つ目は「個人的コンピテンシー」であり、二つ目は「社会的コンピテンシ
ー」です。このことについては前にも解説しました。
 
 「社会的コンピテンシー」は、専門コンピテンシー候補の社会性分野に出てきます
ので次回詳しく解説することにします。「感情コンピテンシー」の「自己認識」、「
自己統制」、「モチベーション」のコンピテンシーレベルの向上がまずもって大切で
あり、次に「社会的コンピテンシー」の「共感性」や「社会的スキル」のコンピテン
シーレベルの向上へとつなげていく必要があります。「個人的コンピテンシー」をレ
ベルアップし、他人の感情、ニーズ、関心ごとを理解できるようになることが極めて
大切です。自己の成熟ができていませんと、自分に共感を示さない相手や従わない相
手を威嚇したり、圧力で服従させたり、相手を非難したりする行動が目立つようにな
るのです。鈴木宗男氏がとった一連の行動パターンを思い浮かべてみて下さい。どこ
の企業にも必ず何人かはいるはずです。
 
 次のステップとして「社会的コンピテンシー」がレベルアップしますと、相手から
ごく自然に望ましい共感や反応を引き出せるようになるのです。当然仕事がうまくい
きやすくなるのです。

 コアコンピテンシーは、個人の性格から来ている面と企業の風土から来ている面が
あるわけですが、この両方を改革しなければ、コアコンピテンシーの改革は進みませ
ん。個人の性格も意識して取り組めば必ず変革できるのです。

 次回に続く
 次回は「専門コンピテンシーって何?」を解説します。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
       彩愛コンサルピア代表 下山明央


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