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-用途と請求項の記載- 第44号
http://archive.mag2.com/0001132212/index.html
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こんにちは。田村です。
特許事務所で仕事をしていると、
お客様から明細書の原稿をいただき、
それをもとに明細書案を作成する
ということがあります。
そんなとき、このような請求項案を
いただくことがあります。
【請求項1】
A成分、B成分及びC成分を含む○○用接着剤
○○用には、プラスチックや壁紙など、
接着の対象となる素材が入ります。
従来からA成分とB成分を含む接着剤は
存在していたけれども、
C成分を含むことで、接着力に優れた接着剤が
得られたとします。
そのような場合、○○用に限定するのではなく、
【請求項1】
A成分、B成分及びC成分を含む接着剤
といったように、「○○用」の記載を削除する
ように提案することがあります。
発明者の方からすると、
「○○用接着剤」の開発をしていて、
A~C成分を含むものが優れた接着力を有する
ことを発見したので、
請求項では「○○用接着剤」と記載することに
なるのだと思いますが、
もしかすると、A~C成分を含む接着剤を、
「○○用」以外の用途に使用した場合でも、
良い結果が得られるかもしれません。
そのような可能性を考えると、
請求項から「○○用」の記載を削除した方が、
良いという判断になります。
まとめると、
今、開発の対象となっている用途だけでなく、
他の用途にも展開が可能かどうか、
必要以上に用途を限定しすぎていないか、
などを考慮して、請求項を記載することが
ポイントであるように思います。
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弊所発行の小冊子「発明者、
特許担当者のための
化学系
特許明細書の作成のポイント」ですが、
450名以上の方にお申込みをいただきました。
お申込みいただきました皆様、ありがとうございました!
まだ、お申込みをされていない方は、是非お申込ください。
http://www.lhpat.com/leaflet3.html
本小冊子ですが、多くの方から社内の研修用資料として
最適であるとのご評価をいただいております。
本小冊子をご一読いただき、研修用・教育用資料として、
複数冊ご利用されたいとのご要望がありましたら、
社内の研修用・教育用資料にご活用いただくことを前提に、
有料にて小冊子の電子ファイルをご提供させていただきます。
ご興味のある方は、
mail@lhpat.com(@を半角にしたうえで送信下さい)
まで、その旨、ご連絡ください。
詳細についてご案内させていただきます。
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特許庁から
拒絶理由通知が届き、引用文献の内容が非常に
近くて、権利化を断念したというご経験はありませんか。
そのような場合、お試しで弊所に
拒絶理由通知への対応
を依頼してみませんか。
拒絶理由通知へ対応する段階では、特に弊所の手数料は
発生しません。
特許が認められた際に、
成功報酬として、意見書等も含めた
手数料をご請求させていただきます。
ご興味のある方は、
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メールマガジン「役に立つ
特許実務者マニュアル」は
著作権により保護されています。
また、本メールマガジンは、私個人の
特許に対する考え方や
ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容のすべてが
絶対的に正しいとは、考えておりません。
その点について、予めご了承いただいたうえで、お読みください。
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発行元:ライトハウス国際
特許事務所 田村良介
問い合わせ先:mail@lhpat.com
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Copyright (c) 2011 Ryosuke Tamura All rights reserved.
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ということがあります。
そんなとき、このような請求項案を
いただくことがあります。
【請求項1】
A成分、B成分及びC成分を含む○○用接着剤
○○用には、プラスチックや壁紙など、
接着の対象となる素材が入ります。
従来からA成分とB成分を含む接着剤は
存在していたけれども、
C成分を含むことで、接着力に優れた接着剤が
得られたとします。
そのような場合、○○用に限定するのではなく、
【請求項1】
A成分、B成分及びC成分を含む接着剤
といったように、「○○用」の記載を削除する
ように提案することがあります。
発明者の方からすると、
「○○用接着剤」の開発をしていて、
A~C成分を含むものが優れた接着力を有する
ことを発見したので、
請求項では「○○用接着剤」と記載することに
なるのだと思いますが、
もしかすると、A~C成分を含む接着剤を、
「○○用」以外の用途に使用した場合でも、
良い結果が得られるかもしれません。
そのような可能性を考えると、
請求項から「○○用」の記載を削除した方が、
良いという判断になります。
まとめると、
今、開発の対象となっている用途だけでなく、
他の用途にも展開が可能かどうか、
必要以上に用途を限定しすぎていないか、
などを考慮して、請求項を記載することが
ポイントであるように思います。
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化学系特許明細書の作成のポイント」ですが、
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お申込みいただきました皆様、ありがとうございました!
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