◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第272回>中途
採用、企業はこんな人がほしい<その21>!
==■「企業は変幻自在型の人がほしい!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとな
り、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
仕事のできる人とできない人の決定的な違いは「行動特性の差」に現れます。コンピ
テンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読み
いただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理
解が一層深まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
=================================
【1】他人に変化を求めるが自分は変化したくない!
【2】会社を取り巻く環境は否応なく変化する!
【3】変幻自在に生き残ってきた企業!
【4】変幻自在型の人材になるために!
【5】編集後記
=================================
「変幻自在」とはどのようなことなのだろうか。自由自在に、姿がたちまち現れたり、
消えたりする様。つまり変化の速やかなことだ。
マジシャンがワン・ツー・スリーと声を発すればたちまち何かが起こる。しかしこれ
には種や仕掛けがあって見ている人に錯覚を与え、マジックの世界にいざなうわけだ。
ダーウインの進化論は有名だ。地球環境の急激な変化に耐えられない動植物は絶え果
て、変化対応したものだけが生き残るという理論だ。しかし、中には例外もある。日
本近海に住んでいるカブトガニは二億年前から一切進化することなく生きながらえて
いる。
亀の子束子(たわし)の西尾商店は百年企業だ。原材料も製法も昔のまま。根強いフ
アンに支えられ、今も生き残っている。しかしカブトガニや西尾商店のような例は稀
有だ。
「変幻自在型」の社員とはどのような社員なのだろうか。「変化を察知し、自ら考え、
行動する社員」と定義したい。このような社員ははっきり言って少ない。このような
社員が二割いてくれたら会社は前に進む。多くの企業は「変幻自在型」の社員を求め
ているのだ。
【1】他人に変化を求めるが自分は変化したくない!
前述したダーウインの進化論は小学生でも知っている。NHKの日曜日、夜7時半か
らの「ダーウインが来た」を楽しみに見ている人も多いことだろう。動植物は地球環
境の激変に合わせて変化して生き延びてきた。しかし、マンモスや恐竜のように変化
対応できなかったものは死に絶えた。
会社のトップであれば、会社は経営環境の変化に合わせて変化しなければならないこ
とをよく理解している。会社が変化するためには、そこに働く社員が変化しなければ
ならないことも理解している。だからトップは社員に変化を求める。しかし、トップ
はどうかというとなぜか変化しにくい。
同じように、多くの社員は他人には変化を求めるが自分は変化したくないという特徴
を持っている。このような社員が多いから会社の規模には関係なく「大企業病」が蔓
延するのだ。会社が大企業病に掛かることなく進化していくためにはまずトップが自
己変革する。次に社員に変化を求めることだ。
思うように変化してくれないからこそ、「変幻自在型」の社員を外部から獲得する必
要があるのだ。
【2】会社を取り巻く環境は否応なく変化する!
戦後私たちは貧しさに耐えながら一生懸命働いた。やがて高度成長時代を迎え、所得
が増え、一億総中流時代となった。中流層の人々が需要を支え、経済成長を遂げた。
そしてバブル時代を迎えた。怪しい経済成長に疑問を抱いた人たちの予感が的中し、
バブル経済は崩壊した。そして一気に衰退期に向かった。
少子高齢化の波が押し寄せ、コストメリットを求めて製造業を中心に流通業や飲食業
までもが海外シフトに活路を求めた。
消費者ニーズも大きく変化し、過去の延長線上での経営は行き詰った。このような環
境の激変に対応できなかったダイエーやカネボウは破綻した。経営者が変化対応でき
なかったわけだから社員が変化できるはずもなかった。
【3】変幻自在に生き残ってきた企業!
急激に変化する市場は企業の
収益事業をあっという間に衰退に追い込んでいく。コン
ペティター同士がひしめき合ってしのぎを削るグローバル市場ではなおさらだ。
1912年岐阜県で発電会社として創業したイビデンという会社がある。第二次世界大戦
後にはカーボンを、1960年代には肥料や建材を、1970年代にはプリント基板をという
ように事業内容をものの見事にチェンジさせながら成長した。1990年代以降はパソコ
ン向け部品に参入しさらに成長した。
今、スマートフォンの電子部品、ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置を事業の柱に
育てている。
ブラザー工業はミシンの製造を主力事業としていたが、ミシンが嫁入り道具から姿を
消して久しい。ファクシミリや複合機の製造にシフトし、生き残りに成功した。
宅急便のクロネコヤマトは長距離輸送のトラック便に遅れを取ったため、二代目小倉
社長は家庭の小荷物運送に社運を賭けて切り替え、宅配便のトップ企業に育て上げた。
家庭の小荷物の集配は非効率が目に見えており、全
役員が猛反対したが押し切った。
変幻自在に生き残った企業は、まずトップが自己変革し、社員に変化を求めるという
共通点がある。
【4】変幻自在型の人材になるために!
「変幻自在型」とは、定義で示したように「変化を察知し、自ら考え、行動する社員」
になることだ。
変化を察知するためにはアンテナを高くし、世の中の変化を観察しなければならない。
新聞・テレビはもとより、専門誌をチェックすることも大事だ。国内、海外の動き、
トレンドを掴み、その先がどうなるかを察知しなければならない。
自ら考え、行動する社員になるためには、常に顧客の行動観察が大事だ。コモディテ
ィ商品を扱っている会社への転職を望むのなら、繁華街や該当する店舗などで顧客の
行動観察を繰り返し、どうすれば売れるようにできるかを企画し、提案に纏める習慣
を身に付ける。
B to B取引きの会社への転職を望むのなら、顧客企業の動向観察を繰り返して、どう
すれば売れるようにできるかを企画し、提案に纏める習慣を身に付けることだ。
上手に顧客の「行動観察」をする力を磨き、観察結果からいろいろ考えて企画し、提
案を纏める。提案内容をいつでも自ら実行に移す覚悟を持っておくことも忘れてはな
らない。これが「変幻自在型」になる早道である。
【5】編集後記
クロネコヤマトを支えるのは数万人いるセールスドライバーだ。経営理念は「顧客第
一」と「全員経営」だ。「顧客第一」と言ってもマニュアルに基づいて全てを教える
わけではない。「マニュアルはないが、君が一番お客のためになると思ったサービス
をしなさい」と叩き込んでいる。つまり、「考えて行動せよ」と教えているのだ。
セールスドライバーは、顧客の不満を察知して自ら考え、行動するから会社が強いのだ。
次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとな
り、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
仕事のできる人とできない人の決定的な違いは「行動特性の差」に現れます。コンピ
テンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読み
いただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理
解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■
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【1】他人に変化を求めるが自分は変化したくない!
【2】会社を取り巻く環境は否応なく変化する!
【3】変幻自在に生き残ってきた企業!
【4】変幻自在型の人材になるために!
【5】編集後記
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「変幻自在」とはどのようなことなのだろうか。自由自在に、姿がたちまち現れたり、
消えたりする様。つまり変化の速やかなことだ。
マジシャンがワン・ツー・スリーと声を発すればたちまち何かが起こる。しかしこれ
には種や仕掛けがあって見ている人に錯覚を与え、マジックの世界にいざなうわけだ。
ダーウインの進化論は有名だ。地球環境の急激な変化に耐えられない動植物は絶え果
て、変化対応したものだけが生き残るという理論だ。しかし、中には例外もある。日
本近海に住んでいるカブトガニは二億年前から一切進化することなく生きながらえて
いる。
亀の子束子(たわし)の西尾商店は百年企業だ。原材料も製法も昔のまま。根強いフ
アンに支えられ、今も生き残っている。しかしカブトガニや西尾商店のような例は稀
有だ。
「変幻自在型」の社員とはどのような社員なのだろうか。「変化を察知し、自ら考え、
行動する社員」と定義したい。このような社員ははっきり言って少ない。このような
社員が二割いてくれたら会社は前に進む。多くの企業は「変幻自在型」の社員を求め
ているのだ。
【1】他人に変化を求めるが自分は変化したくない!
前述したダーウインの進化論は小学生でも知っている。NHKの日曜日、夜7時半か
らの「ダーウインが来た」を楽しみに見ている人も多いことだろう。動植物は地球環
境の激変に合わせて変化して生き延びてきた。しかし、マンモスや恐竜のように変化
対応できなかったものは死に絶えた。
会社のトップであれば、会社は経営環境の変化に合わせて変化しなければならないこ
とをよく理解している。会社が変化するためには、そこに働く社員が変化しなければ
ならないことも理解している。だからトップは社員に変化を求める。しかし、トップ
はどうかというとなぜか変化しにくい。
同じように、多くの社員は他人には変化を求めるが自分は変化したくないという特徴
を持っている。このような社員が多いから会社の規模には関係なく「大企業病」が蔓
延するのだ。会社が大企業病に掛かることなく進化していくためにはまずトップが自
己変革する。次に社員に変化を求めることだ。
思うように変化してくれないからこそ、「変幻自在型」の社員を外部から獲得する必
要があるのだ。
【2】会社を取り巻く環境は否応なく変化する!
戦後私たちは貧しさに耐えながら一生懸命働いた。やがて高度成長時代を迎え、所得
が増え、一億総中流時代となった。中流層の人々が需要を支え、経済成長を遂げた。
そしてバブル時代を迎えた。怪しい経済成長に疑問を抱いた人たちの予感が的中し、
バブル経済は崩壊した。そして一気に衰退期に向かった。
少子高齢化の波が押し寄せ、コストメリットを求めて製造業を中心に流通業や飲食業
までもが海外シフトに活路を求めた。
消費者ニーズも大きく変化し、過去の延長線上での経営は行き詰った。このような環
境の激変に対応できなかったダイエーやカネボウは破綻した。経営者が変化対応でき
なかったわけだから社員が変化できるはずもなかった。
【3】変幻自在に生き残ってきた企業!
急激に変化する市場は企業の収益事業をあっという間に衰退に追い込んでいく。コン
ペティター同士がひしめき合ってしのぎを削るグローバル市場ではなおさらだ。
1912年岐阜県で発電会社として創業したイビデンという会社がある。第二次世界大戦
後にはカーボンを、1960年代には肥料や建材を、1970年代にはプリント基板をという
ように事業内容をものの見事にチェンジさせながら成長した。1990年代以降はパソコ
ン向け部品に参入しさらに成長した。
今、スマートフォンの電子部品、ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置を事業の柱に
育てている。
ブラザー工業はミシンの製造を主力事業としていたが、ミシンが嫁入り道具から姿を
消して久しい。ファクシミリや複合機の製造にシフトし、生き残りに成功した。
宅急便のクロネコヤマトは長距離輸送のトラック便に遅れを取ったため、二代目小倉
社長は家庭の小荷物運送に社運を賭けて切り替え、宅配便のトップ企業に育て上げた。
家庭の小荷物の集配は非効率が目に見えており、全役員が猛反対したが押し切った。
変幻自在に生き残った企業は、まずトップが自己変革し、社員に変化を求めるという
共通点がある。
【4】変幻自在型の人材になるために!
「変幻自在型」とは、定義で示したように「変化を察知し、自ら考え、行動する社員」
になることだ。
変化を察知するためにはアンテナを高くし、世の中の変化を観察しなければならない。
新聞・テレビはもとより、専門誌をチェックすることも大事だ。国内、海外の動き、
トレンドを掴み、その先がどうなるかを察知しなければならない。
自ら考え、行動する社員になるためには、常に顧客の行動観察が大事だ。コモディテ
ィ商品を扱っている会社への転職を望むのなら、繁華街や該当する店舗などで顧客の
行動観察を繰り返し、どうすれば売れるようにできるかを企画し、提案に纏める習慣
を身に付ける。
B to B取引きの会社への転職を望むのなら、顧客企業の動向観察を繰り返して、どう
すれば売れるようにできるかを企画し、提案に纏める習慣を身に付けることだ。
上手に顧客の「行動観察」をする力を磨き、観察結果からいろいろ考えて企画し、提
案を纏める。提案内容をいつでも自ら実行に移す覚悟を持っておくことも忘れてはな
らない。これが「変幻自在型」になる早道である。
【5】編集後記
クロネコヤマトを支えるのは数万人いるセールスドライバーだ。経営理念は「顧客第
一」と「全員経営」だ。「顧客第一」と言ってもマニュアルに基づいて全てを教える
わけではない。「マニュアルはないが、君が一番お客のためになると思ったサービス
をしなさい」と叩き込んでいる。つまり、「考えて行動せよ」と教えているのだ。
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