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自己変革力なるコンピテンシー発揮の威力!

     ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

  <第286回>事例で学ぶ「コンピテンシー」レビュー編!<その13>

    ==■「自己変革力なるコンピテンシー発揮の威力!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れ
となり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
事例で学ぶ「コンピテンシー」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ
・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも
是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】自己変革はなぜ必要なのか!
【2】「自己変革力」なるコンピテンシー定義付けと行動基準!
【3】賢人のことば!
【4】「自己変革力」なるコンピテンシー発揮の威力!
【5】今日のまとめ
【6】編集後記

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行動特性を変えてみてください。きっと昨日までの自分とは違った自分に出会い
ます。そして成果に貢献できます。あなたも会社も大きく成長できるのです。

【1】自己変革はなぜ必要なのか!

1.意識・考え方を変えなければ!

私たちは相手に対して変化を求める。自分のことはさておいて「あの人はちっと
も変わらない」などと言う。

そのくせ、自分はちっとも変化しない。自分の会社もちっとも変化しない。世の
中がドンドン変化していることは身に染みてわかっているにもかかわらずだ。

1920年ごろに活躍したオーストラリアの精神科の医師でアルフレッド・アドラー
という博士がいた。彼に「人間は何歳になったら自己変革できなくなるのか」と
質問した人がいた。彼は「年齢は関係ない。その気になれば死ぬ2~3日前まで
人間は自己変革できる」と答えたそうだ。

□ 常に好奇心を持ち続ける
□ 常に疑うことから始める
□ 心のチャンネルを常にチャンネルP(Positive:積極的)に合わせる
□ 人の意見を否定せず、そんな考えもあるのかと受け止めてみる
□ 問題意識を常に持つ
□ 仕事においても人生においても常に目標を持つ

博士が言う“その気になれば”とは、上記のように「進歩」を常に意識すること
ではないかと思う。

71歳でロンドンオリンピックに出場する乗馬の法華津寛氏は東京オリンピックに
も出場し、今回で3回目の出場となるベテランだ。「少しずつでも進歩している
ことを実感できる間は、馬に乗り続ける」と言っておられる。少しずつでいいか
ら進歩するためには自己変革しなければならないのだ。


2.行動を変えてみる!

意識・考え方を変えることに成功しても行動特性を変えなければ結果を変えるこ
とはできない。実は、これが最も難しい。

「小よく大を制す」と言う。現在、相撲解説をしている舞の海氏は自分の体重の
3倍もある小錦関を何度も負かしている。一瞬の「けたぐり」で勝ったこともあ
った。奇襲戦法と技の切れ味で勝負したのだった。

アスリートの世界では、実力者が無名の選手に負けるのは世の常だ。無名の選手
がまともに勝負しても勝てない。意外な結果をもたらすのは自己変革の賜物だ。
だから勝つ方法を見出すことができるのである。

失敗例もたくさんあるし成功例もたくさんある。そこから学び取って失敗しない
ためにどうするか、成功するためにどうするかを考えて行動することだ。行動特
性を変えれば必ず違った結果が得られる。



【2】「自己変革力」なるコンピテンシー定義付けと行動基準!

「自己変革力」とはどのように定義すればよいのだろうか。自分流に定義を考え
てほしい。

1.「自己変革力」の定義付けの例

例えば「意識・考え方を改める勇気を持ち、これまでとは違った行動特性を取る度
胸を磨くこと」と決めるのもいいだろう。

先人たちはよく「清水の舞台から飛び降りる覚悟で」と言ったものだ。意識・考
え方を改め、さらに行動特性を変えるとなると、それなりの覚悟がいるはずだ。


2.行動基準の例

<行動基準の例>

□ 思い切って視点を広げる(着眼大局)
□ 思い切って意識・考え方を大胆にする
□ 他業種、他人の失敗例・成功例からサクセスストーリーのヒントを得る
□ 常に問題意識を磨き、問題を正しく把握する
□ 行動計画を立てて、実行し、必要があれば軌道修正する
□ 結果を確認し、反省点を見出し、次の計画に生かす

自己改革力を磨くには、上記の行動基準の例をいくつか組み合わせるのがよい。
失敗を恐れていては思い切った考え方や行動はできにくい。失敗は成長の糧と考
えることだ。失敗したらやり方を変えてもう一度挑戦すればいいだけの話だ。

定義付けと行動基準を決めて実行すれば、もう昨日までの自分ではなくなるわけ
だ。



【3】賢人の言葉

スティーブン・コヴィー氏は、「自己変革力」なるコンピテンシーの大切さを説
いていた。

<状況を変えたければ、まず自分を変えなければならない。そして自分を効果的
 に変えるには、まず自分の知覚、ものの見方(パラダイム)そのものを変える
 必要がある。>

ビジネスにおいては毎日のように問題が発生する。重要度、緊急度から勘案して
優先順位を決め、てきぱきと解決していかなければ積み残しと先送りばかりが増
えて、仕事が前に進まなくなる。仕事の出来ない人はみんなこのパターンだ。

解説したように意識・考え方を変え、そして行動特性を変える。そうすれば「ア
イツはできる」と評価される。



【4】「自己変革力」なるコンピテンシー発揮の威力!

相変わらず企業を取り巻く外部環境がめまぐるしく変化している。この変化に取
り残された企業が退場していっている。ビジネスマンも変化に適応できなければ、
取り残されて退場せざるを得なくなる。

トップも幹部も、そして第一線のビジネスマンも「自己変革力」なるコンピテン
シーを磨くことは極めて重要だ。「木を見て森を見ず」では困るのだ。

「着眼大局」で、ものごとを大きく捉えることだ。そうすれば会社としての「ボ
トルネック」が見えてくる。そしてこのボトルネックを細分化し、全社を挙げて
カイゼンに向けて行動を開始することだ。

第一のボトルネックがカイゼンできれば企業は大きく前進する。それに携わった
ビジネスマンは、「達成感」、「満足感」、「充実感」を得ることができるだろ
う。これがモチベーションアップの源泉になる。そうすれば次のボトルネックに
立ち向かう力が湧いてくるだろう。

自分のためだと強く意識して、「自己変革力」なるコンピテンシーを磨いてほし
い。



【5】今日のまとめ

1.状況を変えたければまず自分を変えなければならないこと。そのためには意
  識・考え方を変え、さらには行動特性を変えることが大事であること。

2.アルフレッドアドラー博士は、自己変革は死ぬ2~3日前までは可能である
  と言っておられたこと。

3.他社、他人の失敗例や成功例から学び、サクセスストーリーのヒントを得る
  こと。

4.思い切って視点を広くすること。

5.これまでの行動特性をがらりと変えれば全く違った結果が得られること。



【6】編集後記

かつて豊田佐吉翁は「障子を開けてみよ。外は広いぞ」と幹部たちを目の前にし
て言ったそうだ。トヨタのグローバル化は既にこのころから芽生えていたと思わ
れる。

みんなが前を向いているとき自分だけ後ろを見る。立つ位置、見る視点を変えて
みることは重要だ。

仕事のできる人の行動特性を観察していると意識・考え方からしてまるで違う。も
ちろん行動特性も違う。だから人と違った結果を得るのである。ここがポイント
だ。




次回に続く


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        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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